2009年 07月 12日

小麦刈り取り開始

16.1/24.8度、日照4.2時間、7月に入って、量は少ないが、2、4、5、9、10、11日と雨が降っている。
今年の小麦の開花期は、6/27日頃、例年より3日ほど早い。開花期の赤カビ防除が出来ず、登熟期の
霧雨または雨で、劣化は免れず、殆ど諦め気味ながら、「まあ、刈り取ってみようか」と、我ながら意気の
挙がらぬこと夥しい。

すでに、全体に黒ずんだ模様。とはいえ、予期に反して、黒カビは意外に少なく、ざっと見たところ赤カビ
の被害はないようだ。今日のところ褪色はなく、比較的良好なあめ色。やや痩せ麦の傾向もあるが、収量
は中の上といった見当。要するに”まあまあ”といったところ。
昨夜は、やや強い雨。今朝は晴天、やや風強く乾燥には好都合。11時から刈り取り開始、16時までに
6袋強(約1.8トン)を刈り取ったことろで、Vベルト切れる。今日の刈り取りは御仕舞い。

今年は「水田・畑作経営安定対策」(品目横断経営安定対策から名称変更になった)実施から、三年目に
なるが、昨年辺りから小麦作りは「全く阿呆臭く」なってきた。小麦は、一等二等のそれぞれがA、B、C、D
の四段階にランク付けされ、全体で8段階に分かれている。
経営安定対策が実施される三年前に「検査基準」が厳しく改訂され、それまでは赤カビの混入率は1%まで
は許容されていたが、0.04%と、一挙に25倍に厳しくされ、実質的に一粒でも混入すれば規格外とされた。
事実、僕の場合は、その前年には300袋以上あった合格数が、検査基準の改訂年はゼロ、その翌年は
30袋程度、翌々年は70袋程度と回復してきた。ところが品目横断経営安定対策が導入されるとともに、
「過去実績」に基づく固定支払い部分が三分の二程度を占めるように制度設計され、過去実績の基準値を
この最悪の三ヵ年の平均値に固定されたために、まずこれで左の頬っぺたを強かに殴打された。
次に「毎年の生産量と品質に基づく支払い」の30キロあたりの価格は
1等のAが1055円、Bが805円、Cが730円、Dが701円
2等のAが475円、Bが225円、Cが150円、Dが121円

ところが、去年の「規格外」小麦の飼料用価格が30キロ当たり750円。1等のA、B以外は食料用より
飼料用に販売したほうが有利に販売できる。これで右の頬っぺたも強かに殴打された。
要するに、畑作経営安定対策は「麦つくりは阿呆臭い」と強かに思い知らせる政策になった。
普代村では、僕を含めて三人が小麦の作付けをやり、経営安定対策に三人が加入していたが、僕を除く
二人は、去年は作付けせず、麦つくりをやめてしまった。
僕自身は、畑つくりと輪作の必要上から麦つくりを続けているが、「合格品」を作ろうという意欲は失われて
しまった。
これが全部とは云わないまでも、「畑作経営安定対策」の一帰結であることは間違いない。

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遠景と近景とを撮ったつもりだけれど、似たり寄ったりですな?!

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追加。
茎の黒かびが、意外に少ないのに注目!!
刈り跡の茎の色が、層状に違っているのは何故か??
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by agsanissi | 2009-07-12 21:24 | 小麦


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