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2009年 08月 05日

モロヘイヤ

6/16にモロヘイヤのタネを播いた。原産地がどこなのか?エジプト・中近東付近とすれば、温かいに越した
ことはなかろうとハウス内に播いてみた。当初は水が不足したのか、気温が低かったのか、出芽率も悪いし、
遅々として伸びない。
昨日、やっと30-40センチに育ったものが何茎か揃ったので、初めて食べてみた。
サッと軽く、塩茹でにして、刻んで、ミニトマト、ワカメ、玉ねぎと一緒にして、天ツユとカツオ節を少々、酢の物
風にして食べてみた。これも良いが、食感から云うと、納豆との組み合わせが断然良いかなと、今朝は生で
刻んで、納豆と混ぜてみたが、ちょうどメカブを混ぜたような感触で、その滑らかさが美味さを引き出す!

栄養成分などを調べてみる。
「クスリになる..」と謳った二冊の本には載ってない。
「クスリになる食べ物事典」(参照)には、にんじんは「ベータカロチンの王様」と紹介してある。
・「ガンにはベータカロチン!」が浸透し、ベータカロチンを含む人参が食卓のスーパースター的存在に
なった。
・ビタミンCを含む食品と組み合わせると、ベータカロチンの変質を抑制する。生の人参にはアスコルピ
ナーゼという酵素が含まれていて、ビタミンCを破壊するので、加熱するか、生食では酢で和えると、
酵素の働きが抑制されて効果的。

また「ガン予防」に効果的と、にんじんの他にはカボチャ、小松菜、ブロッコリーを紹介。
・カボチャの黄色い果肉はベータカロチンの色。
・ベータカロチンは、ガン細胞の発生を防いだり、免疫機構を高めてガン細胞が発生しときに戦って
くれるマクロファージなどの活性を強める。
・カボチャのビタミンCは、加熱による損失が少なく、ベータカロチンとビタミンCを一緒にとるには効果的。


一方、小松菜は、ほうれん草にはない栄養素が含まれ
・100グラムで、ガンに有効なベータカロチンとビタミンCは一日の摂取量を取れる。
・カルシウムも多く、100グラム中に一日の摂取量の半分を含む。
ブロッコリーは
・人参がベータカロチンをたっぷり含み、一芸に秀でた天才型とすれば
・ベータカロチンの他、ビタミンCや食物繊維も備えた優等生型
・100グラム中にベータカロチンと食物繊維は一日の摂取量の1/5、ビタミンCは一日分を含む
・但し小松菜とブロッコリーのビタミンCは熱に弱い。


「クスリになる食べ物」(参照)には、
・人参の英語のキャロットの語源は「カロテン」
・100グラム中のカロテン含有量は、青ジソ、パセリには首位の座を譲りますが、カロテンを効果的に
摂るには、人参が最適。


こう書かれるとベータカロチン、ビタミンC、カルシウムを摂るには、にんじん、小松菜、ブロッコリーなどが
最適なのかと思ってしまうけれど、
AllAboutサイトの「夏バテにおすすめ! モロヘイヤで栄養補給」という記事(参照)には
モロヘイヤは、古代からインドやエジプトを中心とした中近東でも広く栽培・利用されてきました。
「モロヘイヤ」というのは、アラビア語の「王様の野菜」という意味。どんな薬を飲んでも治らない
重病の王様がモロヘイヤのスープを飲んで治ったとか、王族以外には食用が禁じられていた
などの古代エジプトの話に由来しているようです。

と書いてあり、
「モロヘイヤに多く含まれている栄養素」としてβ-カロテン、ビタミンB2、ビタミンC、カルシウムの含有量
について小松菜、ほうれん草との比較が載っている。
『ウィキペディア(Wikipedia)』には、シマツナソという別名で載っている。


「健康食品百科」(参照)には、
ジュートと呼ばれるシナノキ科の一年草です。はじめは綱に使う繊維採取用に栽培されていましたが、
その栄養価の高さから健康野菜として見直され、食用として沖縄などで栽培されるようになりました。..
栄養価が高いので栄養補助食品として有用

とある。

「野菜・茶業試験場ニュースNo.64 2001」(参照)をみると、
「健康増進に有効な抗酸化活性の高い野菜とその成分」としてモロヘイヤを紹介している。
「研究背景」を
生活習慣病が増加し、健康指向が高まる中で、野菜 のもつ疾病予防・健康増進の機能(生理的機能性)
が注目されてきた。野菜に含まれる機能性成分のうち、抗酸化成分は活性酸素による生体成分の酸化
傷害を抑えることにより種々の疾病や老化を防止する可能性がある。そこで、野菜の抗酸化活性を評価し、
活性成分を明らかにした。

と説明した上で、
野菜の抗酸化作用について
アオシソとモロヘイヤが最も高い抗酸化活性を示し、次いでパセリ、コマツナ、シュンギクの順に活性が
高いことが明らかになった
(比較図は同サイトを参照)。
としている。

参考に、以上の比較表を作ってみると(五訂「食品成分表」による、100g中の成分、単位は省略)
          β-カロテン、ビタミンB2、ビタミンC、カルシウム、鉄分、食物繊維
モロヘイヤ   10000    0.18    65     260    1.0   5.9
にんじん     8600    0.04    0.27    30     0.2   3.0
カボチャ     4000    0.08     32     14     0.5   4.1 
コマツナ     3100    0.13     39    170     2.8   1.9
ブロッコリー    770    0.09     54     33     0.7   3.7
ほうれん草   5400     0.11     19     69     0.9   3.6 
*モロヘイヤは茎葉、生。にんじんは皮むき、ゆで。カボチャは果実、ゆで。コマツナは葉、生。
ブロッコリーは花序、ゆで。ほうれん草は葉、ゆで。

こうしてみると、栄養機能食品という意味では、鉄分でコマツナに譲るほかは、少なくとも比較対照成分では、
最も優れものといえそうだ。尤も、通常の一食当たりの重量比で考えた場合の各栄養成分の摂りやすさは
(にんじん、カボチャの100グラムは簡単に摂れるけれど、モロヘイヤの100グラムはかなりのボリュームに
なる)、また別問題。
この点は、抗酸化作用についても同様で、アオシソやパセリに比べれば、モロヘイヤのほうが遥かに取り
安い。
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by agsanissi | 2009-08-05 16:29 | 野菜/自家菜園


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