2009年 09月 12日

積算気温

気象庁のWEBサイト「過去の気象データ検索」(参照)で、
地点選択をし、次に年を選択する。仮に「2009年」を選択し、「2009年の月ごとの値を表示」を選択すると
09年の雨量、気温、日照時間などの月ごとのデータが表示される。そのページの上部「主な要素」の中の
「詳細(気温)」選択すると、各月の平均・最高・最低、積算、階級別日数が表示される。
例えば、「普代」の2009年の月ごとの気温データの詳細は、このように(参照)表示される。
同じ頁から、「前年」を選択すると、次々、遡ってその年の積算気温が表示される。

この方法で2000年から2009年までの4月-6月の三ヶ月の積算気温合計を計算すると、
以下の通り(4月、5月、6月、三ヶ月の合計の順番)。
2000年、77/374/500/951
2001年、116/303/472/891
2002年、168/315/462/945
2003年、134/327/477/938
2004年、80/383/521/984
2005年、113/201/473/787
2006年、71/349/464/884
2007年、26/377/524/927
2008年、70/309/454/833
2009年、97/396/486/979

小麦の播種面積が違っているから、単純な比較は出来ないが、いままでに収量及び等級が最良の年は
2000年及び2004年。次が2009年。等級割合では、全量一等になったのは2000年以降では今年が
初めて。それ以前とは検査基準も変わったし、選別方法も変えたので、単純に比較は出来ない。
一方、最悪の年は2005年で、新たに赤カビの検査基準が25倍に引き上げられ(等級内の合格基準が
混入率1%から0.4%になる)、この年は一袋も合格しなかったし、収量も最低だった。更に悪いことに
「経営所得安定対策」で、この年を含む三ヵ年平均(2005-07年)の所得が基準とされて、小麦収入の
約7割が規定されような制度設計が実施された。お陰で小麦収入は十分の一以下に激減してしまった。

政策設計の件は別として、積算気温が収量・等級に決定的に影響する要素だとはいえそうだ。
気温の上昇・下降の変化のパターンも微妙に影響するだろうが、何よりもまず積算気温、追肥や防除の
対策は、ある水準以下に落ちるのを「防ぐ」という防御的意味合いは強いが、より積極的に収量や等級を
向上させる手段として限定的役割しか果たせないのかもしれない。
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by agsanissi | 2009-09-12 04:33 | 小麦


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