2009年 09月 19日

システム作り?

このテーマを書くにあたって、どのカテゴリーに分類するか迷った。農業経営に関わるテーマを扱ったことは
あるが、自分の農業経営を「経営体」という側面から扱ったことはないし、どういう経営組織を目指すのか、
大した関心を払ったこともない。そんなわけで、該当するカテゴリーがない。継続的な取り組みになり、今後、
ある程度形が見えてきたら、そのときは新たなカテゴリーを設けるかも知れないが、取り敢えずは「覚書」に
分類しておく。
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いわて未来づくり機構」というのがある。尤も、僕はつい数日前まで知らなかった。
去年の4/24に設立総会が開かれ、ホームページも開設されているが(参照)、会員名簿と計画の概念図が
示されているだけで、実際にどんな活動をやっているのか、そもそも「機構」と称するだけの実態があるのか
どうか、単発的な会議の総称なのか、それとも何らかの運動体または組織なのか、ホームページからは読み
取れない。
一次産品の高機能化産業基盤の集積と強化岩手ブランドの国内外展開地域力を支える人材育成
医療と福祉体制の整備・充実などを各々目標に掲げる五つの作業部会を設け、岩手県の地域活性化を
図る狙いのようだ。とはいえ、実際の活動内容は知らない。
09/08/24に第一作業部会で《意欲ある生産者の固まり》を創る取組み試案が作られた。
その概要は、
・岩手県の製造業出荷額に占める食料品の割合は20.1%で、全国平均の約2倍ある。
・全製造業に占める食料品製造業の割合は22.6%(業者数の割合かな?)、従業員数に占める割合も
21.6%で、共にシェアトップだ。
・一方、岩手県の農業は著しく畜産に偏り、米・野菜のシェアが低く、東北全体の農産物構成から見ても
偏頗な構造である。
・(その結果、)給食事業の例では、県産食材の利用率が米を除き低い。すなわち米では、県産品の利用率
は95.2%だが、野菜では31.2%に止まっている。そのため学校給食用のカレーライスの食材、特に玉ねぎ、
ジャガイモが県産品で賄えないという問題が生じている。
・他方、生産者は生鮮向け市場に出荷できない”規格外”野菜を加工業務市場に廻すというように、ワンランク
低い扱いをする傾向が強く、そのため加工業務市場は安定的に食材を確保できないという課題を抱えている。
・生産者側の販売市場の確保と食産業の食材の安定的確保の要求を、共に満たしていくには、農業生産者と
食産業が相互に連携・補完し合う新しいシステムを構築する必要がある。


先日、同機構の農業部会は「岩手の農業再生」をテーマに取り組んでおり、加工用野菜の出荷について、
「現場の人」の意見を聞きたいとのことで、村農林商工課から「会議」への参加要請を受けた。
普代の開発農地で「加工用原料野菜の生産をやってもらえないか」という要請の会議かと思っていたが、
いざ参加してみれば、一般的な、原料野菜の生産要請の「会議」というよりも、むしろ僕個人(要するに県内
最大のジャガイモ生産者ということで)に対する「新しいシステム」への参加要請が狙いのようだ。
僕自身は、生鮮市場の野菜規格は不合理で間尺に合わないもので、多くの「規格外」を生み出す温床だと
見なしている。その上、様々な中間コストが発生し、合理的な生産・流通・加工システムを作っていくうえでは
既存のシステムは隘路にさえなっている。
そんなわけで、現状ではシステムのアウトラインが見えているだけで、実際の内容は皆目分からないが、
取敢えずは全面的に賛同し、積極的に参加する意向を示しておいた。
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by agsanissi | 2009-09-19 05:46 | 覚書


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