2010年 12月 06日
この夏の猛暑が、ジャガイモの生育適温を超えていたのは明らかだが、 実際にそれで僕のジャガイモ生産の収量に実質的影響があったのかどうかというと、それがはっきりしない。 猛暑の直接的影響と思われるのは、 ・テントウムシダマシの発生のピークが、多い年でも通常は二期だが、三期から四期あった。 ・芋の肥大が二極分化して、L玉とS玉が多く、M玉がやや少ない。 ・キタアカリの肥大が、目立って悪い。 ・早生系に猛暑の影響が強く出たのかと(当初は考えたが)、ワセシロは逆に巨大芋が多かった。 猛暑とは、直接には関係ないが、(新たな試みとして) ・男爵芋の一部は、無肥料で播種して、地上部の様子を見ながら追肥(液肥)で生育を図った。 ・これが地上部は、最後まで貧弱だったが、芋そのもの生育は非常に良かった。茎あたりの芋数は、やや少ないが M、L玉が多く、株あたり収量は多い印象だ。⇒来年は、当初「無肥料区」を拡大して、本格的実験をしてみる。 というわけで、キタアカリに目立った変化が現れた以外は、青芋も腐れ芋も極めて少なく、全体としては良い年だった。 一方、去年一昨年と二年続きで北海道のジャガイモが不作で、大規模加工業者の県内産ジャガイモへの需要が高まって、 契約生産の引き合いが増えている(と言って、今は、岩手県にはジャガイモの大規模生産者は二人しかいなけれど)。 加工業者との契約に伴い、加工時期に合わせて出荷すればよいので、芋の掘りとり時期が延長され、生産可能面積が 拡大した。
by agsanissi
| 2010-12-06 05:31
| ジャガイモ
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