2010年 12月 20日
アメダスでは日中気温は12度まで上がる。強風波浪注意報が出ていたが、この時期は連日のように強風注意報が 出ているから、3~4メートルの風はどちらかと言えば穏やかに感ずる。 標高210メートル付近にある西7の畑を吹き渡る風は、 真冬というより秋の空を思わせるような長閑さ。 尤も、作物が消えて、雑草の枯れ枝だけが取り残された 荒涼たる様の畑は、やはり冬枯れそのもの。 プラウで鋤起こされ、むき出しにされた土には、僕の目 には見えない小動物や虫の卵、時にはネズミや穴兎が 顔を出し、そんな僥倖にありつこうと、プラウ跡の溝付近 にはカラスが帯状に群れ集まってくる。 プラウというのは、要するに鋤のことで(と言っても、農作業が 縁遠くなってしまった人には「鋤」そのものが??かな)、畑の 土を上下反転させる道具、または機械だ。 Google画像検索で「農機具 鋤」とサーチすると、いろいろな タイプの鋤が見られる。 湾曲した羽を土中に挿し込み、引っ張ることで、深さ30センチ から、大きな羽では1メートルの深さで土を上下反転させる。 写真のプラウは、油圧装置で反転させ、トラクターの往復運動 に伴って、同一方向へと土を次々と反転させていく。 以前、「耕す生活」(参照)で「プラウ耕の可否」というのを書いた ことがあるけれど、まあ、要するに「畑の条件に合わせて」という 事で、一概に良し悪しは論じられないというのが結論だ。 但し、翌年、ジャガイモを植える予定の畑だけは、雑草対策を兼ねて、前年の冬にプラウ耕を欠かさずやっている。 春の残雪や畑の湿気状態などによっても前後するけれど、毎年決まって、その年の最初の畑仕事がジャガイモ播種で 3月下旬から4月中旬にやっている。プラウ耕の跡の畑は、冬の間に凍結と融解を繰り返して良い具合に熟れている けれど、そうでない畑(プラウ耕をかけなかった畑)に、この時期いきなりプラウをかけたり、ロータリーをかけたりすれば とんでもない土塊だらけの畑にしてしまって、何度ロータリーをかけても処置なしという状態になってしまうことがある。 というわけで、今年最後の追い込みをかけて、西7、東14&23にプラウをかける予定だ(総計570a)。 今日は西7が終わり、東14の一部まで終わった。どうやら22日は朝から雨の可能性があり、明日がリミット。
by agsanissi
| 2010-12-20 21:18
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