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2011年 01月 12日

「加工ジャガイモのつくり方」を読んで/補

◆健全な生育
・自然に逆らわない生育、または収穫しようとするときに「黄変の進んだ生育」にするための減肥技術、22、24.p
・黄変する過程は茎葉に含まれる炭水化物や窒素などの養分が、出来るだけ芋の中に移行する生理を表し、...自然のライフサイクルを完了させる
農産に徹するべきだ。61.p
・(自然の生育に逆らって)最近の生育はどの品種も最大生育期というものがなく、いつまでも草丈が伸びて新葉を増加し続け、収穫期を迎えても
緑葉が多い生育型である。....倒伏し、光合成能力が低下し、芋はいつ掘っても未熟状態で、皮向けその他の障害を受けやすく...、39.p
・多肥栽培に伴う生理障害として人為的な二次生長、最盛期にデンプン価の上昇が停止することで現れる。高温によって肥料が急速に効き、肥大
しやすい頂部がよく太るために起こる。本来は「いも内デンプン分布」は同心円的だが、頂部が極端に低くなる。食塩の比重液に入れると頂部を
上に浮いてしまう。(気象条件に伴う真の二次生長と類似の現象が、多肥栽培に伴って発生する)47.p
・多肥で中心空洞が起こりやすいのは、顕微鏡で見ると維管束部が盛んに細胞分裂して外方に引っ張る力と、中心部の細胞が大きくなる速度に
アンバランスがあり、同時に中心部への養水分や酸素の供給が不十分になることが分かる。自然の生育に待つことがいかに重要か...、47-48.p
・肥大期の追肥、効かなければよいが、効けば3日目あたりから葉の緑が濃くなり、それから一週間もするとデンプン価が低下してしまう。茎葉を
繁茂させるために貯蔵養分を吐き出している
のではないか。48.p
◆生育診断に基づく施肥技術
・実際の施肥量は、地力、肥力、残効、塩基置換容量などから違ってくるから、作物の生育診断から判断すべきだ、46.p
・生育診断法の知識があれば、土壌診断は不要か、または従属的なものと言える。58.p
・出芽後約5週間で40センチの茎長に第一花房を咲かせるから、毎日約1.2センチの生長率である。これを使えば出芽揃いの時に、そのほ場の
平均出芽期を決定できる。この出芽期を基準に、出芽後3週間で肥大開始、肥大開始後反当約70キロ/日の収量増加と推定する。第一花房の
位置が60センチなら約二倍肥、80センチなら三倍肥以上である。
・晩生種の場合の倒伏指数、出芽後70日の最大期に正常なものは草丈80センチで立っているが、草丈1メートルで30度以上傾いて見えるのは
1.5倍肥、草丈が1.2メートルほどあり、隣の畝にまで倒れて茎がくの字に曲がっているのは約二倍肥、茎が1.4メートル前後で頂部がとなりの畝に
あるのは約ニ.五倍肥...、58-59.p
◆堆肥と肥料
・量は、堆肥の質にもよるが、反当1.5トンが目安、
・バーク堆肥は、なかなか腐熟が進まない、その結果、黒あざ病の温床になっている場合がよくある。
・肥料なしの堆肥だけの栽培では初期生育が見劣りする。
・肥料はカリ成分が塩化カリのものは使ってはいけない。塩素害でデンプン形成が妨げられるから。また土壌pHを上げるような肥料も避けるべきだ。
49-53.p

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【日々雑纂】
・図書館の新着書コーナーで「統計データはおもしろい!」という本を、パラパラめくってたら「1グラム1円理論」というのが目に入った。
僕は、前から自動車から大根まで、ユンボであれトラクターであれ、パソコンから鶏肉まで、1グラム1円が安いか、高いかの別れ目だと
言ってきた。ちょっと欲しい物は1グラム1円以下なら即座に買う。10円~100円となると、どうしても必要かどうか、他のもので代用でき
ないかどうか、かなり吟味して、買うときもあれば買わない時もある。この基準で考えると、パソコンなどはかなりの高級品の部類に入る。
一方、中古のユンボなど100~200万なら文句なしに安い。「似たようなことを考える奴がいるもんだ」と一遍に気に入って借りてきた。
尤も、この本には「2008年の穀物高騰を境に攻防ラインは1.5円程度に上昇しました」と書いてある。101.p
世の中、デフレとは言うものの、静かにインフレのマグマが動き出したのか。
・「心臓病は食生活で治す」の内容は、単純で、明快で、分かりやすい!「我々の主要な焦点は、総コレステロール値を150(mg/dl)
以下に、そしてLDL値を80かそれ以下に減らすことです。プラントベースの栄養摂取によってこの目標を達成すれば、その当然の結果
として、血管の病気を阻止し、体自体が持つ回復に向かわせる強力な能力を取り戻せるのです」66.p本書の要点は、これに尽きる。
・そのため「プラントベース」の栄養摂取の厳格な実行を薦める。脂肪摂取量をカロリー摂取量の10%以下に減らすこと、「ほんの少しだけ
の禁断の食べ物(脂肪、乳製品、油、動物性タンパク質など)は、あなたを傷つける可能性があり、また、傷つけることがよくある」101.p
・(肉類、魚、卵など)「顔と母親のある全ての食物」や植物油を含む全ての油類、乳製品、ナッツ類は避けるべき食べ物に分類される。
・エセルスティン博士の主張は、単純明快で説得力もある。しかし、どうも納得いかない点が幾つかある。
1.欧米風のライフスタイルや食習慣を批判の対象にしているけれど、狩猟・牧畜・漁労民の食習慣とコレステロール値の関係はどうなのか?
2.心臓病のリスクをゼロにするために、他の疾患のリスクを高める可能性はないのか?(日本脂質学会はコレステロール値が高いと
総死亡率は低下するとの見解を、最近、公表した)
3.2とも関わるが腎臓病、糖尿病など他の病気との合併症がある場合を考慮しなくて良いのか?(脂肪摂取量を10%以下にすると、例えば
炭水化物摂取の依存割合が高くなりすぎるリスクはないのか?
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by agsanissi | 2011-01-12 10:07 | ジャガイモ


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