2011年 01月 17日
・先日(11/01/13)、肥満と死亡率の相関関係の統計記事に触れた。「内科医のノート」(参照)に「BMIと死亡率」の論文(NEJM12月2日号) の紹介記事が載っている。以下は、その転載、 肥満があると心疾患、脳卒中による死亡率が上昇するが、肥満 (high BMI) と死亡率 (all-cause mortality)との関連はまだ明らかではなかった。 喫煙状況(smoking status) の評価とか、やせた人(low BMI) とpreexisting disease との関係が興味深かった。 白人 (non-Hispanic whites)、146万人。 身長、体重はワンポイントで記録、5年以上のフォローアップ。 喫煙者、がん、心臓病を除外するとBMI20.0―24.9で死亡率が一番低かった。 BMIが低いと(BMI13-18.4) で死亡率が増加しているが、これはpreexisting disease があったというartifact の可能性を指摘。 理由として、低BMIと死亡率は、current smoker より20年以内にやめたformer smoker で強く関連していることをあげていた。病気により禁煙した という要因があるということ。 ”This result is probably a reflection of cessation of smoking because of illness." ・「肥満と死亡率」で検索してみた。医食同源ダイジェスト(参照)で「2003年の生活習慣についての大規模調査の概要」が紹介されている。 【やせた人はご用心! 肥満と死亡率の関係】として 男性ではBMIが23~25の人がもっとも死亡率が低いことがわかりました。太っている人は死亡率が高くなり、BMIが30を越えると2倍程度に 上がります。逆に、やせていても死亡率は高くなり、BMIが19を下回ると2倍になります。BMIが19というのは、身長170センチで体重55キロ グラムくらいの体格です。....とある。 ・ところで、この手の大規模調査の結果に対する、実際的判断がいかに難しいか(自分に都合よく解釈して、あれこれ利用されるが)は、 美しい仮説と醜い事実:BMIと死亡率の関連(参照)という論文を読むとよく分る。 ・ついでに博士論文「肥満者の減量が血清脂質プロファイルに及ぼす影響」はちょっと面白そう。あとで熟読のこと。⇒参照 ・今日、配信された「WWJ地球環境メールマガジンEpsilon」に「アグリカルチャーからパーマカルチャーへ」と題して、『地球白書2010-2011』の 一部が紹介されている。10~20年といったスパンではなく、今すぐにも行動を起こさなければならない課題だろうな。⇒参照
by agsanissi
| 2011-01-17 09:57
| 日々雑纂
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