2011年 02月 06日
・「有酸素運動と負荷運動の併用が最適」、昨日の記事に関連して。『石井直方の筋肉まるわかり大事典』(参照)に「私たちの研究では、 筋トレ⇒エアロビックという順番で運動した場合、脂肪の代謝が格段に上がる一方、エアロビック⇒筋トレの順番で行うと、どんなに成長 ホルモンや交感神経の分泌を強く促す筋トレであっても、全然ホルモの分泌が起こらなくなり、脂肪も分解されないという結果が出ました」 374-375.p(その理由がなんなのか、「インスリンが分泌されると、脂肪の分解を抑制し、身体の脂肪がエネルギーとして使われなくなる」 ⇒11/01/28、「糖質補給の方法とインスリンショックの回避」参照、ためなのかどうか、それはともかく順番をひっくり返すだけで効果が まるきり違うとういのが面白い。)、いずれにせよ、脂肪酸の分解には糖が必要なのだから、食後の血糖上昇を効果的に防ぐには筋トレ⇒ エアロビックという順番の運動が効果的だということになる。早速、取り入れて効果を試してみた。 ・朝飯に青豆80、納豆オムレツにマヨネーズ2、カボチャ20、白菜スープ・ウィンナー26、チーズ15、落花生30。昼飯に食パン40、キャベツの 玉子とじ・ひき肉25・油揚げ少々・オイル5、ジャガイモサラダ100、他にコーヒー用クリームが9。以上の概算値が890-900Cal、糖質62(内 食物繊維15)、タンパク質52、脂肪49ということになる。糖質への依存率は27%強、通常ならパンとジャガイモを一緒に食べることはないが (この二種だけで約39の糖質で、糖質全体の63%、残りは青豆と納豆だが、これは食物繊維分が非常に多い)、実験的に糖質を増やした。 ・さて、運動効果。朝昼とも食後30分から10分程度エキスパンダー、ダンベル、チューブ、ステッパーを使った上半身の筋トレや腕立て伏せ その後ちょっと休憩してからウォーキング。運動量は全部合わせて91分365Cal、心拍数は平均96、最大115。単位消費カロリーと心拍数 からみて、インターバル・ウォーキングより、心持ち軽めの運動ということになる。食後2時間の血糖値は朝は106、昼は109。 朝は、大体こんなもんだけれど、昼はこの食事内容だと、運動なしで150-180位、20~30分歩いて20-40くらい下がって120-140位だから 10分程度の負荷運動を加えて40-70程度下がった見当になる。もう少し、いろいろ実験を重ねてみないとだけれど、かなり効果的な感触。 ・モスクワ攻防戦、原書は2007年に出版されるが、翻訳は『カチンの森』とともに去年相次いで出版される。ともにソ連時代の未公開資料を 元に「初めてその全容を明らかにした」と謳ってはいるが、全く予想外の新事実が浮かび上がったわけではない。もとより戦争は、物量と人的 資源の消耗戦で、どちらがより多くその「消耗に耐えられるか」という狂った戦いだ。人的損耗を塵芥の如くに、全く意に介さぬスターリンと ヒトラーとの戦いは、当然、想像を絶する凄惨で酷烈な様相を呈する。 ・このような戦争の局面は、既に『攻防900日-包囲されたレニングラード』『スターリングラード運命の攻囲戦』などのノンフィクションに描かれ ており、新たに『モスクワ攻防戦』を加えて、独ソ戦の帰趨を決する最も重要な三大戦局の全容がほぼ明らかにされたことになる。 ・本書第一章の冒頭は「魂で結ばれた兄弟」で始まる。スターリンとヒトラー、「二人の人生は、些細で偶発的なものから、意味深長なものまで 不気味な共通点が色々ある」34.pという。この指摘は、現在では、多分、大きな違和感や反論を招かぬかも知れないが、半世紀以上前なら まるでキリストと悪魔を「瓜二つの兄弟」と名指したかの如く、轟々たる非難の嵐に晒されただろう。 ・僕は、この手の個人的挿話にはさほど関心はない。しかし伝記を読んでも、歴史を調べても、この時代、僕にはとうてい理解できぬ謎が幾つ かある。そのひとつは30年代半ばから40年代半ばにかけての10数年間、ユーラシア大陸からドイツ・ヨーロッパにかけて、まるで「殺戮の嵐」 が駆け巡ったかのように階級的・人種的理由によって、言い換えれば出生と社会的地位または思想・信条・宗教によって区分され、全く機械的 に処分されていったこと。単に二人の狂った独裁者の個人的資質を云々することでは、とうてい理解出来ない。むしろ、時代が、あるいは社会 的環境が、このような個性を歴史の主役に押し上げたと考えたほうが、はるかに理解しやすい。ではその「時代」あるいは「社会的環境」とは なんなのか??
by agsanissi
| 2011-02-06 16:38
| 日々雑纂
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