農のある風景/作業日誌/ようこそ!!荒木農場へ

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2011年 02月 09日

日々雑纂

・埼玉では、夜半、微かに雪模様ならん。6時前には道路の雪は消えて、微かに屋根の雪がその名残を留めるに過ぎない。7時半、文化公園への散歩
に出かけた折には、時折、毛糸の帽子に雫が落ちる感触があるも、ただ気配のみ。このまま快方に向かうと思いきや9時前から雪。9時頃には低気圧
の中心が千葉沖、35度付近を通過。今季初めての本格的雪になる。但し、午後までには晴れるか。気温は2度(8時)から0.8度(9時)に下がる。
10時過ぎ、早くも日差しが現れる。

・「農業情報研究所」のサイト(参照)に「 韓国大統領、食料危機に関する官民合同タスクフォースを提案」との記事が掲載されている。
「韓国の李明博大統領が7日、食料の安定供給を確保する方法を研究する政府・民間合同タスクフォースを創設する必要があると語った。大統領報道
官は、「気候変動によって世界全体が食料危機に苦しむ機会が増えている。農業・漁業産品(の供給)に関する政府挙げての戦略を立ち上げ、(関連
した)研究を行うべきだ」と 言う。彼によると、大統領は、この問題を扱うための政府官僚と民間専門家で構成される国家的組織を作ることを提案したと
いうことだ。」⇒元記事はここを参照
・サイトの主宰者は「韓国は工業製品輸出拡大のために、農業を犠牲に数多の自由貿易協定を結んできた。2007-08年の穀物等国際価格の急騰
で国内食料品価格が急騰すると
、現代重工業等大企業の”新植民地 主義”的海外進出(海外で取得した農地での自国食料・飼料の生産)を奨励・
援助することで食料安全保障を確保する戦略に乗り出した。しかし、そんな戦略も実を結んでいない。国際価格高騰と(自由化が加速した) 国内生産
体制の弱体化・天候不順・口蹄疫禍による生産・供給減少の挟み撃ち、韓国の食料インフレ率は、今やOECD主要国のなかでダントツのトップに
躍り出た。いまさら何をしようというのだろうか。アメリカやEUとの自由貿易協定はもうやめた 、とでも?
」と論評している。
・大まかに言うと、新興工業国と欧米・日本とは、インフレとデフレのニ極構造になっているようだ。過去の日本の高度成長時代の経験を顧みると、ごく
大雑把に言って国家主導のキャッチアップ型の経済政策が有効な国々はインフレに悩まされ、他方、国家債務の超重荷で金融財政政策の有効性が
限局されるか・廃れてしまった爛熟国ではデフレに悩んでいる。過去には、第一次大戦・第二次大戦・朝鮮戦争・ベトナム戦争などの自国又は他国の
平時に比べればほとんど無尽蔵の「物量の消耗戦」による突然の有効需要創出が国家債務を吹き飛ばしてしまったが、今やそれもままならぬ。
・なぜ、日本では食糧品など国際価格の急騰が国内価格にストレートに反映しないのか?厳密にこの問題を調べたことはないが、一般論としては
デフレ経済、円高、消費需要の一般的低迷、関税システムなど経済的・制度的緩衝作用が働くからだろうが、この中で関税システムがどの程度の
ウエイトを占めているのか、僕には分らない。
TPP、友人からTPPについて意見を聞かれた。「僕はほとんど関心を持ってないから、詳しいことは知らないよ」と応えて驚かれたことがある。何にでも
あれこれ口を挟むから、さぞ一家言あると期待したのだろうけど、お生憎。前々から言うとおり、政治は天気模様と一緒だと思っているから空模様は
観察するし、どう対処するかも考えるけれど、あれこれ推測したところで分かりもしないことを(そもそもTPPの協議に参加できるのか、参加すれば
日本の農業が壊滅的打撃を受けるのか、そもそも日本の産業システム全体にどんな長期的影響をもたらすのか)思い悩ぬことほど阿呆なことはない。
・一般論としては、僕は自由貿易論者だし、全体の利益は個別の利益に優先すべきだと考えているから、反対はしない。そもそも、農水省の農業政策
などあってなきが如しもので、保護関税政策を通じて国内農業を保護するという政策自体は、明らかに破綻しているし、保護関税などあろうがなかろうが
耕地の荒廃・農業労働力の衰退によって、確実に産業としての基盤は揺らいでいるのだから、また国際的にも「関税による農業保護」の政策は通用
しなくなっているのだから、今さら何を寝ぼけた話をしているの、というのが僕の感想だ。
・そもそも反対論も、賛成論も、(それぞれの立場の思惑で)始めに結論ありきで、TPPが締結されればどうなるという試算を掲げ、尤もらしく論じ合って
いるが、そんな数字は一顧だにする価値はない。

意識と無意識、脳科学者の池谷裕二さんは確か、人間は意識的世界よりも、はるかに広大な無意識的世界に支配されている、というより意識的世界
そのものが
、その背後に潜む無意識的世界に支配されている、と論じていたように思う(参照、『単純な脳、複雑な「私」』)。この指摘は衝撃的だった!
・週刊エコノミスト(11/02/15日号)の「闘論席」に池谷裕二さんの「女の涙は武器」にまつわる最近の米国の研究データの話が載っている。
ボランティアの女性に悲しい映画を見て泣いてもらい、涙を採取する。その涙を男性24人に嗅がせたところ涙か塩水か区別できなかった。ところが涙の
匂いを嗅いだグループでは、女性の写真を見たときの性的興奮が減退し、MRIで脳の活動を調べても同じ結果、アダルト映画を見たときの脳の反応も
同じ。「男女は無意識のうちに、想像もできないほど多彩な駆け引きをしているのだろう」と池谷氏は書いている。生物学的進化の上では、どういう意味
があるのかな??嫌いな男の前で泣いて、自分を防御する防衛本能なのかな?

・週刊東洋経済(11/02/05日号)に「まだ間に合う!糖尿病」が特集されている。サブタイトルに40代以上の3人に1人を襲う「国民病」と付いている。
僕は読んでないが、糖質制限食に批判的内容が載っているそうだ。日本の「糖質制限食」の主唱者:「ドクター江部の糖尿病徒然日記」に7、8日に
反論を書いておられる(参照)。
・まず、「糖質制限食」に対する批判だが、大方、尽くされた論点で改めて注目すべき説得力はないが、論点整理のため引用しておく。
イ.京都大学人間環境学研究科の津田謙輔教授は「血糖値をあげる糖質を制限する短期的な効果はあるかも知れないが、血糖値にだけ目を奪われ
ており、長く続ける食事の方法としてはふさわしくないのではないか」という考えを示す。
ロ.満腹感が得にくい糖質制限食を長く続けるのは難しい。
ハ.糖質を制限する分、脂肪やタンパク質を多くとることになるが、「タンパク質」をとリ過ぎると、腎臓への負担になる。更に極度の糖質制限は食物繊維
の制限にもなる。
ニ.低炭水化物・高タンパク質にすると動脈硬化が進みやすいという動物実験。(イの実質的内容は、ハ&ニに集約される。ロは主観的問題)
これに対するドクター江部の反論は、関心のある方には、直接、サイトの記事を読んでもらうとして、明快で間然するところがない。ここでは、ニ.の動物
実験に対する反論だけを引用しておく(実質的に意味のある糖質制限食への「批判」はニ.だけだから)。
510万年間、草原の草の種子(穀物)を食べ続けてきたネズミに、高タンパク・高脂肪食を与えれば、代謝が破綻するのは当たり前です。
これは単純に、マウスの代謝に合わない(主食でない)高タンパク・高脂肪食を与えて病気を作るという実験です。全ての代謝が狂って病気だらけになる
のもいわずもがなです。
僕は、即座に狂牛病を思い浮かべた
・前に「日々雑纂」で取り上げたことのある『心臓病は食生活で治す』(1/13)、『The China Study』(1/16、1/20)、『バーンスタイン医師の糖尿病の
解決』(1/18)などでの、相矛盾する見解についての、現状での僕の評価はいずれまとめて書くつもり。
・それにしても、なぜ「糖質制限食」に対する無視と批判は(いままでは、ほとんど無視。最近になって批判)、かくも強いのか?
・一定の地位と立場を確立すると、進取の気風は自ずと失われる。萬古不易の法則か?!

運動負荷で虚血状態、「宮内庁は9日、天皇陛下が定期健診で、一定以上の運動負荷がかかると心臓の血液の流れが悪くなる「心虚血状態」に
なると判明したため、11日に東大病院に入院し、再検査を受けられると発表した。
」とのニュース、おや、多分、僕と一緒の症状だな!尤も、僕は検査を
断ったけれど....。診断結果に注目。尤も、相手が相手だけに、畏れ多く、慎重になりすぎて「誤診」の可能性、スターリンの医師団を見よ!!
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by agsanissi | 2011-02-09 09:33 | 日々雑纂


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