2011年 09月 04日

キタアカリと男爵

・キタアカリと男爵芋の品種特性(地下部・調理加工・栽培上の注意等)を「ジャガイモ博物館」の品種解説(参照)から引用しておくと

◆キタアカリ
・塊茎の形は偏球形で、皮色は白黄色、目の部分に赤紫色の着色があります。表皮は「男爵薯」より粗で、目の深さ、目数はともに中です。
・塊茎の大きさは「男爵薯」並かやや小さい。収穫後仮貯蔵中に肌の粗が強くなる傾向
・澱粉価は15~17%で、最終には「男爵薯」より1%程度高いが、肥大の初・中期ではやや低い。
・株当りいも数が多くなるいも数型の品種で、上いも(20g以上いも)一個重の増加は「男爵薯」よりやや遅く、大きさは「男爵薯」より
小さめですが、中以上いも(60g以上いも)の収量は「男爵薯」より若干多い。
・施肥量に対する反応は「男爵薯」並で、1.5倍肥にした場合の収量は、中・小いも重の割合が減少し、大いも以上の割合が増加
しました。
・水煮塊茎の肉質はやや粉質です。煮くずれの程度は、澱粉を多く含む細胞層が表皮に近い部分に多く、しかも澱粉の膨潤により
細胞が球形となり、細胞同士の接着力が弱くなりやすいため「男爵薯」よりやや多い中です。舌ざわりはやや滑、水煮黒変は
ありません。食味は「男爵薯」並です。
・2,3月になると、糖から生成水を生ずるためか、急に粘質を増し軟化するため、業務用には使い難い
・浴光催芽では、芽の伸びが早いので、短めにとどめ、芽をかかないようにする。
・施肥量、栽植密度など栽培管理は「男爵薯」に準ずるが、密植は中以下のいも重割合が増加し、必ずしも経済収量の増加にならないので、
10a当り、3,500~4,000株がいい。
・排水不良地では、生育後期の大雨などによって、塊茎腐敗の多発を招くおそれがあります。

◆男爵
中心空洞は「トヨシロ」同様発生が多く、大いもに生じやすい。
・塊茎の形成肥大に対する日長反応は鈍く、高温長日下でも肥大をつづけ、各地の風土に適応します。
・目が深いため、浴光催芽の日数をやや長めにできますが、高温に経過すると黒色心腐の発生は「農林1号」を超えるほど多い。
・半身(バーテシリウム)萎ちょう病に弱い。乾燥がつづく年は疫病を回避できることがありますが、通常疫病の発生が早く、塊茎腐敗は
「メークイン」同様に多い品種です。
・生育期間が短いため、追肥の必要はありません。
・栽植密度は、早生でふく枝(stolon、ストウロン、ストロン)が短く、茎長が低いため、若干密植としたほうが増収する傾向にあり、
通常4,500株/10aとします。
・ふく枝の離れはよく、茎葉の枯凋後、しばらく放置してから収穫すると、いもの表面に黒痣(あざ)病の菌核の着生を増やすため、
枯れてから長く畑に置かないほうがいい。
・貯蔵移動中に爪傷が発生してくるので、選別時などの取扱はていねいに行う必要があります。

参考:じゃがいも品種詳説

・ふろ吹き芋
「粉吹き芋」というのは分かるけれど、「ふろ吹き」芋とは何のことだと「日本国語大辞典」17巻を見ると、
「輪切りにした大根やカブなどをゆでて熱いうちにたれ味噌をつけて食べる料理」とある。これからすると
芋の粉吹き状態を、「ふろ吹き」というのは、ちょっとおかしい。茹でて熱いうちに食べるという様式だけを
借りたなら、粉吹き芋でなくとも「ふろ吹き芋」といえなくもない。とはいえ、特定の地域だけかどうかは
分からないが、粉吹き芋を「ふろ吹き」状態ということはある。

c0048643_6275342.jpgそれはともかく、昨日水煮にして
やや水っぽい印象があったので
今日は蒸してみた。
やはり15分、そのまま空炒りした
状態が右のとおり。
咽るほどに粉っぽい。
芯のあるものは、やはりない。
デンプン価は15の後半以上かな。

男爵芋は、水煮をすると「芯がある」
と間違って思い込んでいる人が、
時にいるけれど、それはデンプン価
が12~13%以下とやや低いせいだ。
育て方の問題で品種特性ではない






【今日の空模様】特徴:   、最低・最高気温:    度、日照:     時間、


2010年7月は何をやってた??

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【日々雑纂】
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by agsanissi | 2011-09-04 05:17 | ジャガイモ


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