農のある風景/作業日誌/ようこそ!!荒木農場へ

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2011年 11月 10日

日々雑纂

◆氷点下
・今朝は初めて氷点下に下がった。5:49に△0.5、辛うじてといったところ。道道、日陰に霜の跡を見る。
・但し、10/3に早々と3度まで下がり、ちょっと驚かせた。その後は概ね、朝の冷え込みは例年より緩いようだ。
・最初に氷点下を記録した日を見ると、2010年は4日、以下、09-3、08-2、07-5、06-17、05-1、04-22、03-10/27、02-4、
01-4、00-10/19となる。氷点下に下がる時期を基準とすれば、今年の秋は温かということになるか。
・和野山の紅葉の盛りは例年11/3-4頃だが、今年はやや遅く8-9日頃が盛りのようだ。散り際が美しいとも言えるし、光の加減
によって千変万化の色彩を示す。昨日の帰り際16時20分頃、最期の光にほのかに浮かぶ紅葉は、ほぼ真上に見える14夜と相
まって、息を呑むほど美しかった。
・こうしてみると、氷点下になる時期と、紅葉の盛りは相前後するのだろうか。

◆ジャガイモ
5日に掘り取ったジャガイモ。5日の夜から7日にかけて約30ミリの雨、その間はシートを被せてしのいだ。
8,9日と点検して、まるで遺跡発掘のように(土と折り重なっているため、泥まみれになっている)一つ一つ取り出し、シートの上に
広げて(8日の写真に見るように)乾かした。もち論、この状態で氷点下にさらされても(一時的なら、△5度程度までは)なんとも
ない。澱粉が糖分に変わり、やや甘みが増すが感覚的に捉えられる量かどうかはわからない。コロッケ・サラダの原料として如何
なものか。但し、コロッケなどはいったん製品にした後、冷凍したり、または蒸して冷凍保管して後、解凍してコロッケにしている
ようだから、畑での微妙な違いが製品に反映される可能性は殆ど識別不可のレベルか。

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国民的議論、TPP交渉参加をめぐって賛否両論がかまびすしい。僕は、ただ成り行きを観察するだけで、賛成も反対もしない。
ただ賛成論の参加しなければ「世界から取り残される」という意見も、反対論のなかの「国民的議論が尽くされていない」という意見も、
ともに中身のない形式的議論で頂けない。この場合、「国民的議論を尽くす」とは、どういう状態を想定しているのか。またTPPに
「参加すれば農業が壊滅的打撃を受ける」という議論も、単なるお笑い種でしかない。自前の産業としての農業は壊滅以前に、既に
自滅しているに等しい。

コーヒーと糖尿病、 「食と生命のサイエンス・フォーラム~コーヒーと糖尿病についての最新知見~」が、11月2日に東京大学
農学部弥生講堂で開催されたそうだ。「コーヒーが2型糖尿病発症リスクを低減 最新のエビデンスを検証」と題して「糖尿病ネット
ワーク」資料室(11/07、参照)に掲載されている。主な内容は、
コーヒーと糖尿病発症との関連について疫学的研究(2002、Lancet)、約1万7000人のオランダ人男女を平均約7年間追跡し、
1日に7杯以上コーヒーを摂取する人では、2型糖尿病の発症に対する相対危険度が1日2杯以下の人の約2分の1になるという
結論が示された。
抗酸化作用のあるポリフェノールの摂取源としてのコーヒーの役割、お茶の水女子大学院の近藤和雄教授は、「動脈硬化の発症
にLDLコレステロールの酸化変性が大きく関わる。予防するために、食生活の改善に加え、抗酸化能を有する食品因子を効果的に
取り入れることが重要となる」と述べた。
・動脈硬化の初期段階の特徴として、血管内皮機能の障害が挙げられる。血管内皮機能の指標として、血液依存性血管拡張反応
(FMD)を用い、コーヒー摂取の影響を検討したところ、FMD(%)の有意な上昇が認められ、動脈硬化の抑制が示唆された。
・岐阜大学大学院医学系研究科の永田知里教授(疫学・予防医学)は、35歳以上約3万人を対象に生活習慣調査を行った「高山
スタディ」で得られた研究成果を示した。
・2002年にスタディ開始時70歳未満の参加者を対象に追跡調査を行った。解析対象者は1万3,540人に上り、追跡期間中に
443名が糖尿病を発症した。ベースライン時にコーヒーを全くあるいはほとんど飲まない男性に比べ、コーヒーを飲む男性は糖尿病
発症のリスクが有意に低く、女性ではコーヒーの摂取量が多いほど糖尿病発症のリスクが低かった。男女ともコーヒーを毎日飲む者
では、糖尿病発症のリスクは約30%低下していた。
コーヒーが脂肪組織や肝機能を改善する可能性、国立シンガポール大学医学部のロブ M. ヴァン ダム准教授によると、「さまざま
な横断的研究により、習慣的なコーヒー摂取は、インスリン分泌よりも、むしろインスリン感受性を高める可能性が示唆された」「血漿
アディポネクチンとフェチュイン濃度に対するコーヒーの有益な効果がみられており、脂肪組織や肝機能の改善が、コーヒー長期摂取
の代謝改善効果に寄与しているものと考えられる」云々。
・コーヒーには数百におよぶ成分が含まれており、そのなかには2型糖尿病など生活習慣病の予防に有用なものも含まれている。
・一方、カフェイン入リコーヒーの摂取が血糖値を高め、インスリン感受性を低下させる急性的な影響もあることも知られており、
ヴァン ダム准教授によれば、「コーヒー摂取と糖代謝改善との関連にコーヒーのどの成分が関わっているか、まだ分かっていない」
・AGEと糖尿病合併症、以上のような研究成果を見ると、コーヒー摂取は良いこと尽くめの様に見えるが、次のような指摘もある。
・【糖尿病専門医にまかせなさい】の牧田善二氏は、糖尿病合併症を引き起こす主犯はAGE(終末糖化産物)で、合併症を防ぐため
には、AGEの元になるブドウ糖摂取を控えること、AGEをたくさん含む食品を極力取らないこととして、コーラ、コーヒー、醤油、加熱
調理した食品などをあげている。(AGEについては、「ドクター江部の糖尿病徒然日記」の「高血糖の記憶とAGE」を参照
・さて、コーヒーは飲むべきか、飲まざるべきか?

寂滅為楽、【シルヴェスト・ボナールの罪】の一節に、こんな叙述がある。「私の同僚たちは、未だに少々物は書くが本はもう一切
読まない
。みんな
    空々寂々我不関
    これ賢徳の随一ぞ
といったパルニーと所見をおなじゅうしている。
寂滅為楽こそは、これら無意識の仏教徒が精進する境地である。これ以上賢の賢なる道があれば、千里の道も遠しとせずと吹聴
しても良い」云々。原文で、どう表現しているのか興味深いところだが、ともあれ僕など寂滅為楽の境地に程遠い!
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by agsanissi | 2011-11-10 07:18 | 日々雑纂


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