農のある風景/作業日誌/ようこそ!!荒木農場へ

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2011年 11月 17日

大詰め

・この数日が気温の陰の極のようだ。今朝は、アメダスで2時36分に△0.2度、通常は日の出直前5-6時台に最低気温は記録することが
多いが、今朝はその時間4度台まで上がる。僕の部屋の温度は4時半に9.1度で、この数日では一番下がった。
・気温もさることながら、風が強い。吹きさらしの畑での野外作業では、これが一番つらい。
・まだ畑に残っている収穫物は、ジャガイモ(ワセシロ)22列約7㌧、黒大豆4Ha、人参少々。来週中には全部終わる予定にしているが、さて
どうだろう。その後は畑の後処理(チョッパー&プラウ、またはハロー)、更に小麦播種。種イモの選別保管処理をして、今年の作業は全て
完了予定。

◆黒大豆刈り取り
・今日の午後から、東6の黒大豆の刈り取り開始。
・鴨糞を散布したところ、しないところ;その生育ぶりの際立った対照に唖然。窒素が効きすぎればダイズが駄目なのはわかっているが、
鶏糞に比べて鴨糞の窒素分は(水鳥だから)何分の一かと聞いていたので大丈夫と判断したが、甘かったね!雑草ばかり繁茂して
肝心のダイズは申し訳程度。
・小麦・人参には絶大な効果があるが、ダイズは翌々年以降にすべき。ジャガイモの場合は前作に散布を前提にしているが、東6のこの
部分、来年はジャガイモを予定しているが結果は如何に?

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◆ジャガイモの収量
・東14のジャガイモの収量は、概ね350~400キロ/列。平均して700株植わっているから、腐れ・その他を考慮しても、一株当り500~
600グラムとなる。現在の地力・施肥・生育期間では700~800グラムが限界か、と考えている。これだと反4千株播種するとして3㌧強が
限界。岩手県の平均反収は2.2㌧と聞いているが、これはクズ芋も全て含めてだと思うが、500~600グラム/株。僕の場合は、クズ芋
を除いた製品可能量のみ。やや平均値を超えているか。北海道では生食用の場合反収5㌧と聞いている。
・故吉田先生に、光合成能からみた最大可能収量の理論値はどのくらいかお聞きしたところ9㌧との答え。実際の畑では、いろいろな制約
条件があるから、それは不可能としても、岩手でも5~6㌧は必ずしも不可能ではない。その場合、株当り1.2キロ。
・現状では、最も条件のよい場合で800程度。現在の実質生育期間は6月初旬から7月末まで約2ヶ月、理論的には、これを80~90日に
延長できる可能性はあるが、実際には冷夏の年(8-10年ほど前)に一回あっただけで、現状では60日前後の生育期間にとどまっている。
・可能性として考えられるのは、肥大の促進、生育期間の延長(播種時期の前倒し)、総茎数・茎当り着芋数、このうち実際的手段は何か?


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自動制御システム、人間の身体は、ある種の自動制御システムで外界の変化に対して(あるいは変化にもかかわらず)ある程度の
恒常性を保っている。典型的には体温、血圧、心拍数など。その変動幅に違いはあるにしても、ある振幅の範囲内で変化しており、それ
を大きく超えて変化すれば、何らかの病的状態。
・食物から摂取された炭水化物やタンパク質はブドウ糖に分解され、血液によって全身に運ばれ、細胞に取り入れられて、エネルギー源
として働く。絶食して血液中のブドウ糖が不足しても困るし、逆に細胞に取り込まれず血液中に滞留しても不都合が起こる。血液中の
ブドウ糖の割合(血糖値)は、食事内容や量、食前食後で変化するけれど、通常はかなり狭い範囲に制御されている。
・実際の幅、というか非糖尿病者の適正値はどの程度か?医者・研究者によって違いがあるが、【糖尿病の解決】のバーンスタイン博士は
「正常値は血糖値85~95mg/dlに相当すべきである」(第三版、日本語版。今年11月に発行されたばかりの英語版第四版ではなぜか
75~86mg/dlと約10mg/dl厳しくしている)と書いている。
・取り入れた食物量や消費或いは発散したエネルギー量が変わっても、あるいは一二回の食事を抜いても血液中のブドウ糖の割合が
ほぼ一定に保たれているのは、インスリンとグルカゴンというホルモンの働きのお陰。特にインスリンの働きが停止するか(細胞はブドウ糖
を利用できず、放置すれば死亡する)、恒常的に低下した状態を糖尿病という。
・だから糖尿病の治療(または管理)は、損傷して壊れた自動制御システムを「人為的に」回復してやるほかはない。インスリンの働きが
「停止」した1型糖尿病では、インスリンを外部から注入して血糖値を制御する必要があるし、インスリンの働きの低下した2型糖尿病では
エネルギー摂取と放出のバランスを考慮しながら制御する必要がある。このバランスには、法則性はあるにしても個人によって・体調その
他によっても、自ずから相違がある。
・僕が【バーンスタイン博士の糖尿病の解決】に、いっぺんで惹かれた理由は「本書の主な狙いは、どうやって血糖値を予測し、またどう
やってその予測が正確であると保証できるかについて、あなたが学ぶ必要のある情報を提供することである
」と書いている点だ(僕は、
何々を飲めば・食べれば、「血糖値はみるみる下がる」云々の世迷いごとは一切信用しない)。
・糖尿病を管理できるのは、医者でもないし、まして薬でもない。医者にかかっていても、薬を飲んでいても、糖尿病が悪化し、薬が効か
なくなり、合併症に至る例は山ほどある。何れも血糖値の管理が不十分なためだ。だから何を食べ、どんな活動・運動をすれば、自分の
血糖値がどのくらいになるか、正確に予測できることが、糖尿病管理の不可欠の条件で、それを日々管理できるのは自分しかない。
・僕は、三年前に糖尿病だと診断されて以来、いろいろな食事パターンと運動との組み合わせで血糖値が数時間ごとにどのように変化
するか、数百回測って、いまでは大体の血糖値を予測できるようになった。
・ところが、時に全く予測外の数値が出ることがある。その都度、本書を読み返して、その理由を考えている。思い当たることもあるし、
疑問のまま残ることもある。いずれにせよ、その都度、新たな発見をしている。
・バーンスタイン博士も「多くの生物学的ならびに機械的システムは少量の入力に対しては予想とおりの反応を示すが、大量の入力に
対しては、混沌とした、また相当の予想外の反応をする」と書いておられる。
・今年11月、【Dr. Bernstein's Diabetes Solution: The Complete Guide to Achieving Normal Blood Sugars】第四版
が出たので、早速取り寄せて読んでいる。改めてわかったこと、そう云ってはやや失礼かもしれないが、翻訳が正確で良いこと。但し、
幾つかの数値が改定されたのか、他の理由があるのか違っている。明らかな間違い(小さいことだけれど)もある。とはいえ全体として
良訳だ(日本には、良訳は数少ない!!)
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by agsanissi | 2011-11-17 09:40 | 作業メモ


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