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農のある風景/作業日誌/ようこそ!!荒木農場へ

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2011年 11月 27日

日々雑纂

・全天、雲に覆われる、処々雲の切れ間がある。北海道及び青森の日本海側は朝から雨。
・雨雲は北東に流れ、普代にはかからぬ模様。強風・乾燥(今朝の室内で45%)の注意報が出ており、
12~14時頃風が強まる見込み。
・8時の気温は2.1度、昨日は△1.4度、歩いていると今朝はやや汗ばむ気温。

・12時から芋掘り(ワセシロ、8列、最終)の予定
・12~14時、黒崎から4人+普代から2人参加、製品2.3㌧+タネ用300、持ち帰り300、約3㌧弱
・芋は比較的乾いており、掘り取った時の状況は昨日よりは改善される。この時間帯の気温は16~18度
・ちなみに最低最高気温&日照時間は、△1.9/18.1度、5.1時間。強風注意報が出ているが、比較的穏やか

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歯の構成割合と摂取食物の割合、【葉山瑛一コラム】というブログがある。日本語で「マクガバン・レポート」を検索していたところ
目についた。同ブログの参考資料「マクガバン・レポート」(参照)の一節に、こんなことが書いてある。
・では私達人間はどんなものを食べればよいのか?
その答えが私達の「歯」にあらわされているといいます。
臼歯  穀物や豆などをすりつぶすための歯  20本
門歯  野菜や海草をかみ切るための歯     8本
犬歯   肉や魚などを食べるための歯      4本 、計32本です。
この割合は、日本人であろうがアメリカ人であろうが、そしてヨーロッパ人であろうと変わりません。
人類共通のものです。
・これらの点から人類は本来、穀物食を中心にしてきた動物だろうと考えたのです。
従って、現代に生きる私たちも、この歯の割合で、食物を食べ分けるのが体に合った一番望ましい食べ方であるということです。
つまり、
主食 炭水化物(穀類・豆類・芋類) 62.5%
副食1  野菜・海草類など、   25%
副食2   肉・魚など  12.5%
の割合で食べるということになります。
」云々(以上、引用;下線は僕)⇒歯の構成割合から、摂取すべき食物の栄養構成(これは
重量構成か、容積構成か、それともカロリー構成か、または全然別の基準による構成割合か?)を推論する話は、初めて目にした。
さて、これをどう考えたら良いか?

・まず、簡単にわかることは、「従って」とは、必ずしも論理的に結びつかないこと。
・人類は、10の6乗のレベルで、一日の大半を食物を得るための労働に費やし・かつ日常的な飢餓状態にされされる生活を送って
きた。農業革命のよって”安定的な”食料生産の可能性が開けたのは、たかだか10の4乗レベルでしかない。実際に”飽食”時代を
経験するのは10の1乗から2乗レベルで、しかも地球上の数分の一の「先進」諸国の人間でしかない。このように激変した労働及び
食環境の中で、10の6乗レベルで形成された歯の構成から「従って」と摂取すべき栄養構成を即断するわけにはいくまい。
・11/22に「先史時代の勝者の遺伝的体質」で引用したように「食物が手に入るときに脂肪を最も効率的に蓄えることの出来る身体」
は現代では、逆にアダ(糖尿病)となっているが、余分なエネルギーを「脂肪」として効率的に蓄えるもとになるのは、実は「脂肪」その
ものというより、過剰に摂取された炭水化物のほうだ。
・考えられる別の可能性、野生の炭水化物から栄養源を取り出すには、肉・魚・野菜などに比べて何倍・何十倍もの努力が必要で、
噛み砕いたり・擦り潰したりしなければならず、煮たり・焼いたりする以前、更には石臼のような道具が出来る以前は、当然、歯が
その役割を果たさなければならなかった(それ故、臼歯の割合が多い。言い換えると噛み砕いたり・磨り潰したりしなければならない
量に比べて、摂取できるカロリーの割合が低い)。現代の精製され・加工され・難消化物質を取り除かれてしまった・消化しやすい
炭水化物を同じ割合で摂取すれば、たちまち過剰摂取に陥るのではないか。

by agsanissi | 2011-11-27 09:14 | 日々雑纂


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