2011年 11月 29日

和野山点描

・和野山の開発農地の南の外れに漁協の網干場がある(Google地図で見る)。道路を中に南北に二つある。
休漁期には、使わない網を丸めてブルーシートで覆って保管してある。
・南側の広い干場は、今は太田名部漁港周辺のガレキ置き場に変わっている。
・普代村のガレキは、他の沿岸市町村に比べれば、ほんの微々たるもの。それでさえ仮置き場への移転費用だけで三千万円余とは驚き。
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・この写真を撮りながら、ふと思ったけれど、僕が普代に来てから18年、約二世代分にもなる。僕にとってはアッという間だったけれど
普代も色々と変わった。和野山の農業者だけでも、僕が来た当時7人いたが現在は4人(ないし5人)、この間に辞めた人が3人、来ては
辞めて去っていった人が5人(ないし5家族)。外部から来て定着して今でも農業をやっている人が僕を含めて二人(ないし二家族)。
・当初は、開発農地の60町歩全部が利用され、大根の主産地の一角を占めていたが、今では家庭菜園規模が残るだけで、大根生産者
は一人もいない。そもそも大規模土地利用型の開発農地として始まったが、僕以外はハウス栽培に変わって利用地は縮小され、空いた
農地の全部は岩泉の農業公社に貸し出されて、毎年デントコーンが作付けされている。
・変わらないようでいて、思えばずいぶん変わったなとの感慨を深くすると共に、それを知る生き証人も一人減り、二人減り....。
・この作業日誌自体も、最初は「HTML文法」を使って、あれこれのプロバイダーを利用して公開していたが、やがて掲示板からブログに
変わり、ブログもあれこれ利用していたが、やっとExcite&Googleに安定した。この間にPCも何台か代変わりし、トラブルも加わって、
今までの記録が全部消えてしまったり、アクセスできなくなってしまったり、それはそれで良いけれど、「日常性の中の意外性」という
言葉がふと浮かんで...
・どうってことのない日常的記録も留めておこうか、などと考えた。

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・昨日今日と全天下層雲に覆われる。時々雨混じりの天気で畑は湿気を帯びている。昼過ぎには前線が通過し、一時雨の降る可能性も。
・明日も同様。木・金と晴れて、土曜日は再び雨の予報。ジャガイモの掘り取りが完了してホッとしている。これで雪でも振り出せば、と
思うと安堵感を実感してもらえるかしら。
・ダイズが、未だ2.5町歩ほど残っている。コンバインが、突然、エンジンがかからなくなってしまった。原因はバッテリーではないようだ、
セルかしら?
残った仕事は、ダイズの刈り取りを除けば、小麦播種畑の後始末ダイズ選別種芋の点検&保管


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【日々雑纂】
「農業クラウド」の共同実証実験、「クラウドWatch」の最新ニュースに「富士通とイオンアグリ創造」が、共同でイオン直営農場に
富士通のクラウドコンピューティングを活用したICTシステムを導入して共同実証実験を開始するとの記事が載っている(参照)。
・「クラウドコンピューティングを活用」というから、最初は「野菜工場」かと思ったが、イオンアグリ創造が運営する5県7カ所(茨城県、
栃木県、千葉県、埼玉県、大分県)の直営農場で、経営・生産・品質の「見える化」を図り、農産物の生産から加工・物流・販売に至る
までの全行程を「農業クラウド」で一貫して管理する、というもの。
・経営の見える化については、農産物の収穫量や出荷情報、作業実績を、従業員がPCや携帯電話で記録することで、圃場(ほじょう)
ごとの生産コストや利益を算出・管理する。
・生産の見える化については、従業員が携帯電話のカメラを利用して圃場の様子を写真で登録。リアルタイムに確認可能にするととも
に、携帯電話のGPS機能により、写真を撮った場所を自動的に記録。また、圃場に設置したセンサーで、気温・降水量・土壌温度など
の気象データを一定間隔で収集する。
・品質の見える化については、農産物の生産段階における管理基準として世界標準とされる「グローバルGAP(Good Agricultural
Practice)」への適合を管理する。

野菜工場のように、栽培過程そのものを「クラウドコンピューティングを活用」して管理するのかと思ったが、要するに百姓の感覚器官と
頭脳を、センサーとコンピューターに置き換えるだけだ。その可能性と限界に注目!

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by agsanissi | 2011-11-29 09:31 | 和野山点描


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