2011年 12月 16日
・午前中は曇、時々小雪が舞う。午後になってわずかに陽射しがあるが、最高気温は1.7度、15時過ぎには氷点下に下がる。 ・東6&23にプラウをかける。 ◆ジャガイモ畑準備/天地返し ・以前、僕の主要農作物の生産履歴や肥培管理状況を公開する【耕作者の部屋】というサイトを運用していた。現在、これがアクセス できなくなってしまった。関心のある消費者がいつでも参照出来るよう、改めて生産履歴や肥培管理状況を公開する準備作業として 一連の生産工程を記録しておく。 ・ジャガイモ生産は、前年の畑の準備や種芋の確保・選別・保管作業から始まる。 ・東6の天地返し(プラウ処理)、 ・三連の鋤で、約30センチの深さで畑の土の天地返しをする。 昔は、牛や馬で鋤を引かせるこんな光景も見られたし、今でも 所によってはやられている。 ・天地返しの効用は イ.作物残渣をすき込む ロ.固くしまった土を掘り起こして空気を入れる ハ.冬の間、霜に当てる(土塊が崩壊する、虫の卵が死ぬetc) ニ.春の雪解けが早い ・ジャガイモの予定地には、必ず前年のうちにプラウをかけて おく。粘土質土壌のため、、水分条件によっては、春に耕起を したのでは、ゴロゴロの土塊になって播種には全く適さない。 この点、前年にプラウをかけて、霜に当てておけば春の雪解け 後、直ぐにロータリをかけても播種に最適の土壌条件になる。 ・東6は(Google地図で見る)、3年前にジャガイモを播種。 その後、小麦・ダイズときて、来年ジャガイモの予定。 ・ジャガイモの作付けは4年に1度を原則としてきたが、この 数年、作付体系や作付面積を変更して、この原則がやや崩れ ている。 ・航空写真は2年前のもので土盛りのように見えるのは鴨糞。 鴨糞や鶏糞は、ジャガイモの肥培管理上の撹乱要因になるので、前作または前々作の前に投入している。 ・この畑の面積は、約2.3Ha、30センチの深さで天地返しをすると、230×100×0.3=6900㎥、仮に10トンダンプカーに15㎥積めるとすれば 460台分の土を4時間足らずで返したことになる。 ◆東23は(Google地図で見る)、6年前にジャガイモを播種。その後、そば、ダイズ、人参、そば、カボチャ&ダイズときて、来年は北側1/3程度 にジャガイモの予定。今年の大豆の作付けは西側半分、東側半分はカボチャで、カボチャの畝間に雑草対策と肥料効果を狙ってダイズを植えた。 (11/07/21、参照)、鴨糞を人参の前作とカボチャの前作に投入する。 ・この畑は、東西の中間付近に昔の沢跡があり、北側は道路を隔てて深い谷で、今でも水が流れている。 ・酷くぬかるむ場所が三カ所あり、そこを避ければ相対的に良い畑で、ジャガイモの反収も比較的良い。
by agsanissi
| 2011-12-16 17:57
| ジャガイモ
|
アバウト
カレンダー
検索
カテゴリ
全体 ジャガイモ ダイズ 小麦 ソバ/ナタネ 人参・カボチャ 野菜/自家菜園 機械類 気象/季節メモ 作業メモ 糖尿病 考える&学ぶ 参考記事 覚書 ミミズの寝言 料理 日々雑纂 余談 和野山点描 覚書B 【付録】
以前の記事
2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 03月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 more... ライフログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||