2011年 12月 18日

実際の輪作体系

・最低最高気温は△6.8/4.5度、今年一番の冷え込み。開放したままのハウス内は△9度まで下がる。芭蕉菜やブロッコリーは、まだ
活き活きとしている。ブロッコリーは茎が凍っているように見えたので全部取った。軽く茹でて、塩をパラパラと振って食べる。仄かな甘み
がでて美味い。ちょっと時期遅れで播いた白菜が、機を逸してしまったが、この寒さのなか萎れもせずに健闘している。
・芭蕉菜、ブロッコリー、白菜の強さには驚くばかり。

和野山の開発農地は、地図で見る通り(Google地図で見る)、中心部を貫く道路を隔てて、大きく東西(実際には南北だが)に分かれて
いる。東は1~30、西は1~13まで、3反歩から2.6町歩まで大小43区画の畑がある。全体は粘土質の赤土の大地で、面積は約60町歩。
今でこそ、ほぼどこでも借りられるが、僕が入植した当時は(18年前)2町歩弱の畑しか空いていなかった(その三ヶ月後には約20町歩も
空いたけれど....)。ぼちぼち縮小したり、やめたりして、借りていた畑を返し始めたわけだけれど、当然、条件の悪い畑から返していく。
・水はけの良し悪し、耕土が浅く岩盤がある、形状が変形していて悪い、昔の沢跡がある、小石が多い等、様々な条件があって、一様に
ジャガイモ栽培が出来るわけではない。
・またジャガイモ収穫機は牽引用のトラクターを入れて13㍍あるので、最低でも5~6㍍の枕地を最初と最後に二箇所取らなければ旋回で
きない。当然作業効率を考えれば、縦長の長方形(長ければ長いほど良い)の畑がベストだ。例えば300㍍の長さを掘り取るのに約10分、
旋回と畝合わせ(収穫する畝に掘り取り刃をまっすぐに合わせる)に2~3分。畝の長さが100㍍なら掘り取りに3~4分、しかし旋回と畝合
わせの時間は変わらない。
・昨日書いたような前提条件のもとで、こういう事情をあれこれ考慮して実際の輪作体系を組み立てていくわけだから、「四年に一度の作付
けを原則とする」とはいえ、実際には中々困難だ。そんな中でも「これだけは固守する」という原則はある。連作は絶対にしない。野菜作の
後作にはしない。いままでに実際に輪作の相手作物にしてきたものは、小麦、ダイズ、そば、ナタネ、ヒマワリ、部分的にカボチャ、ニンジン
など。ジャガイモ-小麦-そば-ヒマワリ(またはニンジン・かぼちゃ、またはナタネ)-ダイズなどの組み合わせを基本に、その都度いろいろ
なバリエーションでしのいできた。最近はヒマワリは外れ、またニンジンは規模を1/5~1/6程度に縮小し、輪作体系からは外した。小麦や
そばも収穫期の天候の不安定さから規模を縮小している。全体に「縮小均衡」を目指す方向転換をはかり始めた矢先、ジャガイモの新たな
契約栽培の話が相次いで出てきた。
新たな輪作体系の模索、面積拡大は控えめにして反収増加と製品歩留まりの引き上げで需要増加に対応する工夫、これが来年度
以降の新たな課題(今年は面積を三割程度拡大して、製品出荷量は二倍強になったからまずまずか)。大まかな輪作方針は小麦(ある程度、
緑肥と割り切る)、ダイズ(スズカリは自家販売に限定、黒・青を大幅に拡張)、ヒマワリ、ナタネ。このうち実際に収益性のあるのはダイズだけ。
ジャガイモとダイズを中心にして、他は畑作りと割り切るのが現実的か。
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by agsanissi | 2011-12-18 19:03 | ジャガイモ


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