農のある風景/作業日誌/ようこそ!!荒木農場へ

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2012年 02月 24日

日々雑纂

・低気圧は東海上に抜け、冬型気圧配置に、気象衛星で見ると雲は全般に薄く、厚い・大きな雪雲はない。寒気も後退し、上空5千㍍の△30度の
寒気団も北海道と青森の一部にかかるだけ。昨日の夕方4時頃から快晴、風がやや強く、午前中の雨と午後からの風に空気は一洗、オリオン座
が一際映える。風は一段と強い。但し気温は7-8度と高い。4時過ぎにやや下がってきた。
・今朝、武田泰淳の【司馬遷-史記の世界-】と福田良治【英雄詩伝】を相次いで拾い読みする。ここに登場する人物と現在の日本の政治舞台に
活躍する人物を同じレベルで、というか同一のレベルの歴史的舞台で考えると何が見えてくるだろうか?あるいは古代ローマや古代中国の歴史
に引き移してみると、どのような時期に遭遇しているのか?と、ふと途方もない事を考えてみた。というより、そういうことを考える素材としてギボン
やモムゼン、司馬遷をジックリ読み込んでみようと考えた。
⇒この本の1960/12の序文で武田泰淳は、こんなことを書いている。
一本筋に、縦に連なる歴史を、大切にすることが、日本人の習慣であった。この習慣は、日本人の道義心をたいへん狭い、きゅうくつ
なものとした。...しかし、戦後のわれわれは、もう少し空間的に、思案をひろげて、ねばり強くせねばならなくなった。人間世界を全体的
にとらえ、すべてを知りつくして後、決断する必要に迫られることになった。...貧血した国内史にしがみつくことなしに、筋骨たくましい
世界史へ大胆に結びついて行かなければならない

結果として考えてみれば、鎖国・開国・大陸進出・敗戦・戦後体制及び55年体制の崩壊など、多かれ少なかれ世界史の大きな変容の
うねりの中の小波動と見られないこともない。”萬世一系”などの神話を自らつくり出した「明治元勲」の世代は、遅まきながら世界史的な
視野を持ち神話を利用する術を心得ていたが、次の世代は受け継いだ神話の呪縛に自ら絡め取られ、世界史的・空間的視野を失い
「国体護持」の名のもとに”一億総玉砕”などの暴論を口走るまでに理性を失ってしまった。
・果たして、戦後のわれわれは、「人間世界を全体的にとらえ」空間的に思索をひろげて考えられる習慣をみにつけただろうか?そんな事
を考えてみる素材として、迂遠なようでも、古典的文献をジックリ読み込んでみるのも良いだろうか
(12/02/25追記)

・僕は、1975-85年以降の日本の政治・社会を、1919-28年頃に比定して考えている。現在は、ほぼ30年代の政治的アナロジーで考えると
何かが見えてくるかと見なしている。しかしこのサイクルでは、なにせ期間が短すぎる。明治維新から、たかだか150-160年程度。人口衰退期
という一文明の浮沈に関わる重大な歴史的変容期
を考えるには、虫眼鏡のみならず望遠鏡が不可欠だ。その素材としてギボン、モムゼン、司馬
遷、ちょっと最近のものでブローデルとウォーラーステインを選んだわけだ。虫眼鏡として【西園寺公と政局】はまず第一候補、後は?升味さんの
【日本政党史論】第5~7巻に掲載されている参考資料の中から選定。

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2011年2月は何をやってた??
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by agsanissi | 2012-02-24 05:46 | ミミズの寝言


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