2013年 07月 28日

今年はどんな年になるのかな?

盛岡地方気象台は、「岩手県農業気象速報」を公表している。
7月中旬の「農業気象速報」によると、この期間の特徴を
この期間は、前線や低気圧、オホーツク海高気圧の影響で曇りや雨の日が多かった。
12 日、15 日、18 日は日降水量が100mm を超えた所があり、浸水害や土砂災害等が
発生した。15 日に宮古市区界で日最大 1 時間降水量 86.5mm を観測し、通年の極値
を更新した。また、7 月 3 日頃から、降水量が多く日照時間の少ない状態が続いていること
から、19 日に盛岡地方気象台は「長雨と日照不足に関する岩手県気象情報 第 1 号」を
発表した。旬平均気温は低かった。旬降水量はかなり多かった。旬日照時間は少ないから
平年並だった
」とまとめている。

普代は、雨は少ないけれど、濃霧と低温、日照の少ない日々が続いている。

この天候で、最も大きな影響を受けるのが「稲作」で、この40年近くの北部沿岸市町村の
米の収量推移を見ると、その影響がモロに現れている。(「東北農研水稲冷害早期警戒
システム」のサイト
から)
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これで見ると、1976、1980、1988、1993、2003年に大きな影響を受けている。

僕は、1994年の春に普代に入植したから93年以前ことは知らないけれど、
入植する前の年、93年のお盆の時期に来た時の寒々として畑の光景は今でも
焼き付いている。

93、03年と今年の各7月の気温と雨量と日照を比較してみると、
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今年は、5月から7月半ばまで、やや日照り気味。7月半ばからは濃霧の日
が多く、気温はやや低下気味(尤も、普代のアメダス観測地点は標高8㍍で、
一方、和野山や黒崎は標高200㍍付近で、霧が入りやすく、アメダスよりは
気温は1~2度低く、日照時間はより短いのかな)。

日照不足と低温がジャガイモの生育に、どんな影響があったかというと、
例年、7月後半に最盛期を過ぎて、8月上旬~中旬には収穫期に入るのに
03年には、8月中旬になっても茎葉が枯れず、8月末にやっと収穫期を
迎えた。生育期間が伸びて肥大が進み、その分、収量は大幅に増加した。
一方、7月中旬に完熟期を迎えた小麦は、黒かびが蔓延し約300俵の半分
は、泣く泣く廃棄した(現在は販売用の小麦は止めた)。

というわけで、多少の日照不足や低温は、ジャガイモの生育にはプラスに
なっても(収穫期が遅れるが)、マイナスの可能性は(疫病防除さえ心掛け
れば)小さいようだ。

21日に、茎葉が「今月一杯持てばベター、8月10日まで延長出来ればベスト」
と書いたけれど、どうやら今月いっぱいはクリヤー。
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by agsanissi | 2013-07-28 09:35 | 気象/季節メモ


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