2005年 07月 31日

規模と作業体系

そのうち「耕す生活」に書こうと思っているけれど、...

ソバの作業体系のことをいろいろ書いているのは、
規模拡大を図れば即「効率的かつ安定的な農業経営」が実現できる
かの「経営政策大綱」のノー天気なプランを批判する準備のためだ。

規模の拡大とともに、作業体系も機械体系も、ある段階から比例的以上に
ガラッと質的に変わり、作業体系も機械体系もバランスが失われれば、
経営は効率的になるどころか、逆に過大投資になって効率性は失われ
経営は不安定に陥る可能性がある。
このバランスを規定するものは、規模と機械体系の関係ばかりではなく
その他の様々な条件、輪作体系や気象などの作業条件、農作物の
取引条件や検査規格などの外的条件などによっても規定される。

こういう条件を考慮しながら経営方針を決めていくのが常識の
ようなもんだが、「経営政策大綱」が描いている「望ましい農業構造」は、
まるで規模拡大を図れば即「効率的かつ安定的な農業経営」が実現
するようなアホな構想を描いている。

こんな常識的なことを、わざわざ書いているのは
昔、ある泊り込み研修会で同宿になった酪農家の話が強烈な印象として
残っているからだ。「機械を入れれば労働が楽になる」という話を真に受けて
経営合理化計画に乗って規模拡大をして機械化したところ、仕事は楽に
なったけんど、借金に困ってよー...。
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by agsanissi | 2005-07-31 21:57 | 参考記事


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