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農のある風景/作業日誌/ようこそ!!荒木農場へ

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2005年 10月 07日

ソバの収量

6ヶ所の畑に、
7/9、7/16-18、7/28、8/3の4期に分けてソバを播いた。7/28と8/3は、もっと早く播く
予定だったが、雨で遅れた。
7/28の播種分のソバは、ほぼ刈り取りを終わった。
畑による収量差はほとんどなく、収量差はほぼ播種時期で決まった。
おおまかに7/9分は110kg/反、
7/16-18分は120kg、
7/28分は30kg程度。
8/3分はこれから。

9/5の「ソバは湿気に弱い」に書いたように、7/28の畑は播種直後に強い雨に打たれて
スカスカになってしまった。

江戸時代の農書、宮崎安貞の「農業全書」巻の2にこんな面白い話が載っている。
ソバを播くときは、決して雨にあわないようにしなければならない。播種の際、雨にあったり、
湿った土地に播いた場合、どれほど多くの肥料を用いても生育が悪く、ソバはやせて収量が
少ないものである。「ソバを播くとき、道端で水汲みの人に会っても、実りがよくない」と、
民間で言い習わされているように、ソバは、ことのほか湿気を嫌う作物である。
ついでに、ソバとナタネの混播きを勧めている。
野焼き後の開墾畑に播くには、ナタネの種子を混ぜ、混播きにしたらよい。ソバはあくが
強い作物なので、雑草の根はこれに接触して枯れ、土も軟らかくなるので、春になって
茎葉がよく生長し、収穫が多いものである。また跡地も膨軟になり、荒地も土がよくこなれ
るもので、混播きにすればいろいろと利益が多いものである。

by agsanissi | 2005-10-07 23:21 | ソバ/ナタネ


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