2005年 10月 22日

ひっくり返る

歩き始めて、改めて道を歩いている人がいないのには驚く。
時間帯によっては、登下校の子供たちと行き交ったり、犬を散歩させる人と会わぬこともないが、
それ以外には、まず歩いている姿を見かけることはほとんどない。
人は歩くことを止めてしまったのか、と錯覚するほどだ。
これが都会であれば、駅前とか、商店街とか、アーケードとか、まだ歩く機会も少なくないだろうが、
そんなものとは無縁のド田舎では、あえて歩こうと思わなければ歩く機会はほとんど何もない。
いざ歩くとなると、何処へ行くにも、なかなか半端な歩き方では間に合わない。

僕たちは、ごく自然に、大した苦労もなしに歩いているけれど、歴史的に考えれば「人類の進化は
二本足歩行とともに始まった」というくらい大変な出来事で、全身の筋肉を使って微妙なバランスを
保たなければ歩けない。そのバランスが崩れつつあるという話を聞いたことがある。
昔、もう40年近く前になるが、体育生理学の教授が人類の足のウラの重心の位置が歴史的に見ると
徐々に後退しており、この割合で後退すればあと64年で人類は立てなくなるか、後ろにひっくり返る
と話していた。

地球環境をはじめ、前途にはいろいろ問題が山積しているが、足元からひっくり返りかねないという
この話、真面目に注目する人が少ないだけに、妙に印象的だ。
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by agsanissi | 2005-10-22 18:19 | 作業メモ


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