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2006年 01月 29日

壁と道路


塩野七生さんの「ローマ人の物語」第10巻は、ローマのインフラストラクチャー、道路、橋、水道
などを、はたまた医療、教育までも扱っていた。中でも印象的なのは道路。

異邦人と接するに際して、ほぼ同じ時期に、中国人は長城を造り、ローマ人は道路を創った、と
云う意味のことが書いてあった。この違いが何に由来するのか分からないが、両民族の考え方の
本質的な差を代表しているように思う。
日本人は、異邦人との間に天然の海を持っていたが、海は時に壁にもなり、時に道路にもなった
歴史を振り返ってみると、道の時代と壁の時代を繰り返してきたようだ。いまは道の時代だが、
はたして壁の時代は来るのか? 海をひと跨ぎできる時代になっても、人は心の中に壁を作った
り、道を開いたりしているのではないかとは思う。

イタリア人がローマ人の後裔にふさわしいかどうかは分からぬが、中国人は、後裔にふさわしく
国内外の異邦人に、いまだに壁を作っているように感じられる。
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by agsanissi | 2006-01-29 05:38 | ミミズの寝言


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