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2006年 03月 29日

「凍結」選

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浴光育芽を開始してからハウス内の最低気温は-8度まで下がった。
最近は、下がっても-4度前後で、最も寒い時期はどうやら峠を越えたようだ。
しかし凍結害を受ける芋は、徐々に増えている。といっても全体で20kgは超え
ることはないと見ている。

米や小麦の種子を比重選別するために「塩水選」をやる。
ジャガイモは、意図的に氷点下の低温にさらしているわけではないが、結果的
には「凍結」選になっているのではないかと考えている。
傾向としては、病害のあるほど、小さいほど、デンプン価の低い・充実の悪い
「みず芋」ほど低温に弱い。しかしS玉とM玉を比較すると、S玉のほうが「凍結」
害を受ける割合が多いとは、決していえないところが面白いところだ。

崩れてしまうものを除けば、凍結害を受けた芋の外観は黒く斑に変色し、芽も
黒く変色していることが多い。皮を剥いてみると変色状態が良く分かる。
割ってみると、表皮部分が黒く変色しているだけではなく、この芋はそのやや
内側に外周に沿って茶色く変色している。
これは維管束の褐変で、ストロン部から病菌が侵入したか、あるいは除草剤の
散布による害を受けたか、いずれ最初から褐変していたものである。
維管束褐変を受けていたから凍結をしたのかどうか分からないし、また凍結害を
受けたものが維管束褐変を受けるわけではないが、何らかの病害を受けたもの
が、凍結に弱いことは、経験的に明らかである。
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by agsanissi | 2006-03-29 22:18 | ジャガイモ


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