2006年 04月 06日

ソウカ病

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4月に入って天候不順続きで、2日以降毎日雨や雪が降っている。
今日も晴の予報ながら、時に陽射しはあるものの、真冬のような
冷たい風とともに吹雪きとなる目まぐるしく変わる天気だった。
ジャガイモの芽の動きも遅れている。

ニキビ痕とも噴火痕ともみえるカサブタ状の病班のあるジャガイモを持って
「これは何だろう」と相談に見える方が、結構いる。自家栽培で連作を続けて
いる方は、多かれ少なかれ、これに侵されている。
ソウカ病といい、放線菌という土壌病菌によるもので、土壌伝染もすれば、
塊茎によっても伝染する。
病班を取り除けば、食べるには差し支えはないが、種芋として使うのは控え
るべきだ。病班は軽いものから重症のものまで様々あり、盛り上がるもの、
陥没するもの、また軽症で初期症状のものは網目状の浅い亀裂だけの場合
もある。
ソウカ病だけに侵されている場合も多いが、写真の例のように病班部から
他の病菌が入り、いろいろな病状を併発する可能性も高い。
一般的には、塊茎の形成期に地温が20度以上と高く、少雨で乾燥すると
多発生する。またpH5.2以上で発生するが、特に6.5以上になると多発生
する。

類似の病気に「粉状ソウカ病」があるが、こちらは糸状菌の仲間による土壌
伝染性のもの。表皮が破れて黄褐色の粉状物が露出することから、この名
がある。

ソウカ病菌は大根、人参、カブなどの根菜類に寄生し、粉状ソウカ病菌は
ナス科植物の根に寄生する。いずれも塊茎異常で、地上部には病状は
現れない。
対策は、いろいろ対処療法も提案されているが、病班のある種芋を使わない
こと、連作しないこと、土壌pHをやや酸性に保つことなどが基本か。

参考:ジャガイモ博物館の「塊茎の異常を診断」に病状写真がある。
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by agsanissi | 2006-04-06 21:13 | ジャガイモ


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