2006年 05月 26日

適正播種量

5.7/18.5度、日照8.2時間、陽射しはあるものの、朝から全天に霞をかけたような
上層の薄雲に覆われる。

今朝、昨日播種した黒ダイズの跡の覆土の具合を点検するために畝間を歩きながら、
ふと後ろを振り向いたところ、カラスが同じように下を見ながらついて歩いていた。今朝
一番で続きを播くかどうか迷ったが、日曜から月曜にかけて「強い雨」の可能性もあり、
続きの豆まきはその後のこととした。代わりにテストもかねて枝豆用に茶豆、黒豆など
を播種。ほかに屑ダイズ、小麦、ライ麦、ナタネ、ヒマワリ、ヒエなどの種子をバケツに
入れてかき混ぜ、家庭菜園の一画にばら撒く。他にコーン、カボチャ、マクワ瓜、唐瓜、
種取り用のヒマワリなどを追加播種。

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昨日、適正播種量の話を書いた。
「適正」の考え方には、いろいろあると思う。ダイズの作物生理からみた「適正」が本来の
意味だが、経営的には「適正」の意味はやや違った捉え方が必要だと考えている。

例えば、この辺の普通のダイズ作付けは、苗をつくり、それを移植している。仮に五反歩
の作付けをするには延べ十数人の労働力が必要になる。生産費に占める労働費用を
抑えるには、株当り収量を出来るだけ上げる必要がある。

一方、僕のように機械播種の場合、播種にかかる労働費用は相対的に低いので、問題は
むしろ種子価格にある。丹波黒のように粒何円のような場合は、当然、株当り収量を最大
にしたいと考えるが、種子価格が相対的に安くなれば、むしろ総播種量に対する収量を
最大にしたいと考える。

一株を単位に最大収量を考えるには、お互いの株が競合しない程度の株間を開けて、
葉面積指数が最大になる株数を考えれば良い。これ以上株間を開ければ空き面積が
出来て畑も肥料も無駄になるが、これよりも近づければ株同士で競合し、互いに日陰を
つくり、落葉、落莢、倒伏などが起きる限界的な株間がある。多分、その株間は30センチ
前後だろう。仮に畝間を62センチとして、株間30センチとすれば約5400株/反となる。
しかし、これ以上株間を近づけて、株当り最大収量は落ちるにしても総株数との掛け算で
は、全体として収量は増加するという限界点は、30センチ以下の株間にあるはずだ。
言い換えれば、株数を一割増やしても、株あたりの豆数は必ずしも一割減とはならない
だろうということだ。逆に、競合によって、生育が促進される可能性もないではない。
更に、発芽率、機械播種に伴うばらつき・欠株などを考慮すれば、5-6千株/反では、
いかにも少ない。
というわけで、昨日書いたように1.6万、1.2万、8千株/反の播種量をテストしてみようと
考えた。畝間62センチを前提にすると、計算上は、株間はそれぞれ10、13、20センチ
となる。多分、8千から1.2万株/反あたりに、機械播種の場合の最適播種量があるので
はないか。
尤も、机上で考えたことと実際とはまるっきり違うということは、良くあることだ。
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by agsanissi | 2006-05-26 21:55 | ダイズ


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