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農のある風景/作業日誌/ようこそ!!荒木農場へ

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2006年 06月 20日

人参播種

11.7/18.3度、日照0.8時間、明け方はほぼ快晴、これは良いなと思いきや
まもなく上空に薄雲がかかり、8時前には早くも厚い雲に覆われる。霧は南側の
標高400の山頂付近に留まり、畑までは降りてこない。

ジャガイモの疫病防除。西11と東23、東8の一部にリドミルMZの600倍液を
散布する。
今日明日にも雨があるとすれば、作業の優先順位はジャガイモの培土、ダイズ
のカルチ、人参播種。人参は少なくも今月一杯に播けば良い。しかしジャガイモ
の例で分かるように播けるときに播いておかなければ、いつ播けるか分からない。
全所要時間を4-5時間と見て、少なくとも半分は終わらせておきたい。
一方、ジャガイモの培土は数日は可能と見ていたが、茎葉がすでに畝間の9割
方覆ってしまっている部分もあり、実際にトラクターで乗り入れ可能と見られるの
は三分の一あるかどうか。所要時間は30-40分。畑の湿気から見ると明日以降、
既に3回カルチを実施しており、充分とは云えないが、現状でやった場合とやら
ない場合の被害は五分五分とみて延期。

人参播種_c0048643_224566.jpgこんなことを、あれこれ考えつつ、午後は
人参播種。
播種機は、前から駆動輪、種子ホッパー、
薬剤などのホッパー、鎮圧ローラーという
構成。
駆動輪が回転している限りは、コート種子
などの点まき播種は申し分ない。
種子ホッパーも、人参のコート種子なら

2万粒は入るから、5連では10万粒。2-3反歩ぶんは入るから、まずは充分。
しかし駆動輪がいかにもチャチで、舐めるようにきれいな畑でなければ安定して
回転しない。泥除けや支柱との僅かな隙間に残根、ワラ、数センチの土塊など
が引っかかっただけで、直ぐに止まってしまう。泥除けに泥が詰まってとまる程
阿呆な話はない。
独立懸架式というのは必要に応じて、2台、3台と追加できるし、必要数だけ購入
すれば良いという点では悪くないが、5連もつなぐといろいろ不都合が出てくる。
畝間は20センチで、人参としては決して狭くはないが、これだと播種機と播種機
の間が狭すぎて、泥や残根が後ろに抜けず間に溜まることがある。
ロータリーの後部に中心部で接合しているが、この接合部のつくりがチャチで、
いかにも壊れやすい。要するに農業機械というより玩具くさい。
そんなこんなで後ろを見ながら前に進むという阿呆な運転をしなければならない。
作業能率は反歩30-40分から1時間程度だろうか。

by agsanissi | 2006-06-20 23:23 | ソバ/ナタネ


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