2006年 07月 18日

ジャガイモの生育比較/4

17.5/23.4度、日照2時間、陽射しのあった時間に一時的に23度まで上がった、
概ね20度以下、午後になって小雨と霧で17-8度まで下がる。

例によって三つのジャガイモ畑を比較してみよう。今回は各畑の8日と18日分の比較。
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草丈の最大期は過ぎた。黄変期にはまだ早い。更に1週間から10日は生育を続けたい
ところだが、すでに倒伏して退潮傾向が明らかだ。テントウムシダマシの食害に加えて
疫病の可能性もあるが、仔細には見ていない。

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退潮傾向は出ているが、最初の畑の退潮に比べると比較的良い。左手前の最も旺盛
な生育部分はすでに倒伏している。手前のやや黄変して見えるのはテントウムシダマシ
の食害で、黄変ではない。茎葉はやや茂りすぎだが、当初、予想したよりは状況は遥か
に良い。全体として生育が揃っているのは浴光育芽の成果だろう。依然として葉色が
濃いのは窒素が依然として効いているせいだが、これはデンプン価の蓄積を妨げること
になる。ジャガイモやカボチャのような生り物は、生育後期には肥料分を切ることが大事
だ。

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全体として、やや黄色味を帯びて来ているだけで、非常に順調な生育状況だ。
ちなみにどの畑も除草剤や殺虫剤は使っていない。

この生育比較を通して、生育を揃えることが大事だということを何度も書いている。
家庭菜園などのジャガイモ作りで、大きな芋がゴッロとあるかと思うと、小芋ばかりゴロ
ゴロという不揃いの芋が出来るのは良くある例だが、これは生育が揃わないためだ。
この比較で云うと最初の畑の芋作りが、このレベルだ。仮に他の条件が同じだとしても
出芽日に10日以上の差があれば生育日数にそれだけ差があるのだから、差が出来る
のは当然だ。例えば同じ家庭に育ったのに大学生の長男と小学生の五男に、こんなに
生育差があるのかと不思議がる人はいない。ところが芋だと不思議がる人がいるから
面白い。他に個体差や個体の中の芽毎の差がある。このような差を出来るだけ少なく
するためには浴光育芽が不可欠の条件だ。
小芋・クズ芋を減らしたければ、浴光育芽をシッカリやって出芽・生育をそろえること、
出来るだけ播種期を早め生育期間を充分にとること(60-80日)、雑草対策や初期成育
を図るためにマルチを張ってある場合は、気温が上昇してくれば剥がすこと、等が考えら
れる。
男爵芋は、他の条件が変わらなければ株当り1日に16グラムの割合で肥大する。
10日では160グラム、株に10個の芋が付いていれば一個当り16グラムの差が出来る
ことになる。単純明快な算術的肥大をする。
出芽日による生育差を調べるには、全体を三つくらいのグループに分けて、最初に出芽
した株、中間的な株、最も後れた株の出芽日、花蕾の出来た時期、枯れ始めた時期を
記入しておき、株毎に掘り出して芋数、芋の総重量と大きさを生育日数と比較してみれば
よい。芋の形成と肥大は出芽日から3週目頃から始まる。

     ◆◆ 畑を耕し、自分を耕し、世間を耕す、【耕す生活 ◆◆
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by agsanissi | 2006-07-18 23:20 | ジャガイモ


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