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2006年 08月 23日

ジャガイモ掘り/収量比較

21.5/31.7度、日照8.2時間。朝方は雲が広がり、やや涼しげだったが、
10時過ぎから雲がスッカリなくなり、地面から蒸すような熱気が立ち上る。

午前中1130には、東23の24列を掘り終わる。19袋、これで東23完了。
まだ東8の掘り取りが残っているが、西11と東23の掘り取りの終わった
ところで、収量差の簡単な比較をしてみる。

西11の播種実面積は1.5、当初予測袋数は120、実袋数は91。
東23はそれぞれ1.2、100、98。
東23は概ね予測どおりの生育と収量だが、西11は当初予測の7割6分
程度の収量に落ちた。この原因が何か?
(尤も、袋数による比較は、収穫機上で粗選別をした後の粗製品による
比較だから厳密な比較にはならないが、経営的には意味がある。また当初
予測値自体は、西11は過去の最良時の1割増し、東23は3割増しほどだ
から、トータルの収量では過去9年間の最良時よりやや良い程度か)

西11の種芋の2/3は自家製の小芋、東23の種芋の全量は購入M玉を
播種しており、また最も悪い部分は4/15播種だから、表面的には自家製
小芋の早植えが収量減の第一原因のように見える。

東23の芋は、全体に揃いが良く、大きさも量もほぼ100%の出来具合で
列や場所によって、多少のバラツキがあるが、全体としては無視してよい
程度。また播種日による生育差は感じられない。
従って東23の芋の出来具合を大ざっぱに「1」と見ての比較。
西11の124列を38、38、48列に分けると播種時期は4/15、19、26で、
その芋の生育状態を収穫機上に上がってくる芋の大きさや量から判断する
と三番目の48列を1とすると、二番目の38列は0.9、最初の38列は0.7
程度。三番目の48列は東23と同じ種芋を使っているが、その生育状況は
東23に比較して0.9程度と見ている。
これを西11の三区分に当てはめると、各0.63、0.81、0.9となる。
西11のトータルの生育量は、大ざっぱに東23の0.78程度。これは当初の
見込み数の0.76にほぼ対応している。

以上の結果から、次のように考えている。
西11と東23の一般的な生育差は培土時の土壌条件の差。これは多少は
畑の履歴とも関係するが、多くは播種・中耕カルチ・培土前後の降雨条件に
左右される。西11は、一時、カチカチの盤になり、その影響が最後まで払拭
出来なかった。
西11の購入芋と自家芋では1対0.9の差があるが、これは浴光育芽中の
自家小芋の芽の生育が遅れ
ていた点と関係すると考えている。加えて自家
小芋分は、播種直後の強雨で種芋と肥料分が流出しており、そのマイナス
因が影響している(購入芋と自家芋の関係は、東8を掘ってみれば、明瞭に
なる)。
通常は、出芽状況も初期成育も自家小芋のほうが良いと観測しているが、
今年に限って出芽状況も初期成育も劣っていた。また最大生育期の茎葉の
生育状況も西11の4/15播種分は最も劣っていて、9割ほどと見ている。
これは早植えが原因ではなく、播種直後に強雨に叩かれ、種芋や肥料分が
流出・流亡した
こと、土壌条件の最悪状態の時に培土を強行した(茎葉の生
育具合から時間的余裕がなかった)ため、土塊を塗り固めたような培土にな
ってしまったこと、などが原因と見ている。
浴光育芽期間に、自家小芋の芽の生育が遅れたのは、低温や日照不足に
よるマイナス因は、小芋ほどダメージが大きいためと見ている。但し、種芋と
重量倍率でみた生育差対費用価格で考えた場合の生育差は、まったく
違った見方が出来る。
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by agsanissi | 2006-08-23 03:07 | ジャガイモ


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