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2006年 09月 07日

野菜の生産出荷統計/その2

17.4/22度、日照0.1時間、昨夜から時々雨、21時までの24時間雨量は16ミリ、
今のところ雨の中心は太平洋側の県南から宮城県にかけて。東北地方の日本海側には
8日朝にかけて「大雨に関する気象情報」が出されている。

ジャガイモの生産・出荷統計に、もう少しこだわってみよう。
岩手県の平成17年産の春植えばれいしょの作付面積、反当り収量、生産量、出荷量は
547ha、2020キロ、1.1万トン、918トンとなっている。
これらの数値のうち信頼性があるのは、県内の青果市場の聞き取り調査などで確定でき
る出荷量の918トンだけだ。
生産量と出荷量を比較すると、県内生産の約8%が市場出荷され、92%が自家消費用
または自家販売用だ。仮に出荷用生産量に平均的反収を適用すれば、出荷用作付面積
は45haとなる。平均的作付面積を1反とすれば450人、2反とすれば225人、いずれに
せよ聞き取り調査をするに不可能な人数ではない。
実際には、先日の統計調査員にジャガイモ生産者が何人いるのか、平均的な作付面積
はどのくらいか聞いたけれど、県内はもち論、久慈管内の生産者数も分らないそうだ。
一方、自家用ジャガイモ生産となれば、普代村でもわずかな空地があればジャガイモが
植えてある。仮に一戸当りの生産量を100キロ(平均反収を適用すれば1/2アール)と
すれば生産者数は10万戸に達する(ちなみに「農林業センサス」によると、岩手県の販売
農家戸数は約6.7万戸、参照)。実際は、10万戸よりはるかに多いだろうか。
僅か数百名の出荷用生産者の実情も分らなくて、自家消費・自家販売用を含めた全体の
作付面積や生産量をどうやって推定できるのか?

この統計調査(参照)の最後尾に【調査の仕様】が掲載されており、その「 調査方法」の
項に「調査員による集出荷団体等に対する面接調査、センター職員による作況基準筆
調査及び作況基準筆調査結果に基づく巡回・見積りによる」とある。
また「春植えばれいしょ」の「調査客体数」(北海道を除くと)によると、約2200の市町村を
対象に119筆を調査している。県単位では40-50の市町村を対象に1-2筆の基準調査を
もとに全体を推計したことになっている。
しかしこのような方法で岩手県全体のジャガイモ生産の作付面積や生産量を推計するの
は雲を掴むような話でしかない。要するに、最初から実情を正確につかめるような体制には
なっていない。まずは出荷用生産者の実情をしっかり掴むことから出発しなければ、全体像
を掴むことは不可能ではないのか??
尤も、北海道と他二三の産地の実情を掴んでおけば、ジャガイモ生産の大勢は充分に掴
むことが出来るが...。
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by agsanissi | 2006-09-07 22:29 | 参考記事


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