2007年 06月 28日

開花期/ウィークポイント?

25日に「開花期に入りつつあることを考慮」して、ジャガイモの疫病防除をやったと書いた。
開花期は、疫病に対する耐性が弱いのか?
それは分からない。また作物の各生育ステージで生体防禦システムがどのように働くのか
明らかにした文献も見たことはない。一般的に「軟弱に育てれば病害に弱い」と同義反復の
ようなことを真面目腐って指摘している場合が多い。
しかし開花期は、栄養生長から生殖生長に転換する時期で養水分の吸収状態や生体内の
栄養バランス、酵素の働きが大きく変化する時期で、この変化に応じて生体防禦システムに
影響があるだろうとは想像できる。要するに、開花のために余分なエネルギーを必要として、
外的ストレスに対する耐性が弱っているかもしれない。

試みに、googleで「開花期+防除」と複合検索をかけてみると64500件ヒットする。
小麦の赤カビ防除に関する事例が最も多いが、他に稲、果樹、大豆の事例が挙げられて
いる。麦への赤カビ菌の感染、稲・ダイズの低温障害など開花期に集中しており、作物の
生育ステージの中では、出芽期(出芽出来るかどうか?)とともに開花期は、質的転換期
であり、それ故、ウィークポイントでもあると見るべきか。
尤も、ジャガイモは塊茎の肥大化したもので、花蕾が付き始める頃に肥大が始まるが、
開花そのものと芋の肥大には直接関係はない。開花が多い場合も少ない場合も、また殆ど
開花しない場合もあるが、芋の収量には影響がない。また余分なエネルギーを取られない
ということなのか、花を摘むと芋の付きが良いという民間「説話」もあるそうだが、関係ない
という実証研究はかなり昔に行われている。

こんなことを、つらつら考えながら開花期と疫病蔓延の好適気象条件が重なれば、防除に
如くはないと25日に薬剤散布した。但し低気圧通過と濃霧注意報で雨+低温が続くと予測
した26、27日は、26日は兎も角も、27日は大外れ。
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by agsanissi | 2007-06-28 05:32 | ジャガイモ


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