2007年 06月 30日

食の安全・安心

c0048643_15332076.jpg15.1/17度、日照ゼロ、昨日からの総雨量78ミリ、
アメダスでは10時前には雨が止んだことになって
いる。山では、午後になっても、道路がシットリ濡れ
るか濡れない程度の霧(雨)が舞っている。
でも、五分も立っていると「雨だな」と実感する。
小麦の登熟が予想以上に早いようだ。刈取りまで
二週と見たが、10日程度か。尤も、来週前半は
雨勝ちの傾向だ。明日駄目押しに木酢液を散布
するか?


「謙虚たれ」と説く者に謙虚な人間はいないと云った人がいる。
それと似たような感情なのか、農水省が、声高に「食の安全・安心」を謳うのを、何か胡散臭い
と感じてしまう。ミートホープや加ト吉の問題が発覚すると「業者間取引の品質表示」義務など
一段と煩い規制が義務化されるのだろうけど、それで「食の安全・安心」は一歩でも前進する
のだろうか?
毎日新聞は、昨年4月、ミートホープの元幹部社員が牛ミンチ偽装などの不正行為を農水省
北海道農政事務所に内部告発したのに、応対した職員は「これではどこの製品なのか分から
ない」と受け取りを拒否、門前払いを受けたという記事を掲載している(参照)。
この記事だけをみれば、農政事務所は一体仕事をやってるのか?社会保険庁と変わらない
じゃないかと思える。しかしネット上の出鱈目で無責任な告発や学校・教育委員会に理不尽
で手前勝手な訴えや告発が急増しているというのを聞くと、農政事務所にも一々対応しきれ
ない事情が山積している可能性はないのか、とも感ずる。そもそもマスコミなんぞ、大衆受け
しそうな記事を扇情的に騒ぎ立てるだけ、事の本質を探る地味な仕事は最初から放擲して
しまって久しい。
一旦、明るみに出ると、これでもかこれでもかと不正がポロポロ出てくるのは、関係者の間で
周知の事実が、何かの平衡が破れて一挙に噴き出たに過ぎないのではと思われてくる。
側から見れば、なんて無茶苦茶なことをやっていると思われるが、会社社会では五十歩百歩
の例を経験した人はなんぼでもいるのじゃないか。自分が、その内部社会・仲間社会の一員
になれば「内部告発」がどんなに勇気のいることか(最初は「仲間を裏切るのでは」という狭い
義侠心が疼く、次いで)、自分の社会的地位はもち論、生命さえかけなければ、否!生命を
賭けても出来ないことは農水大臣が身をもって証明した。
その意味では、特定仲間社会の一員としては加害者であり、特定仲間社会の外部の人間と
しては被害者だ。そしてみんなが何がしかの仲間社会の一員としては同時に被害者であり、
加害者の可能性は、誰にもある。

こんな事件が次々発覚するのは、「太った豚」に書いたように企業を初め社会的エリートに
エリートとしての義務と責任、要するに倫理観が喪失しているのではないかと感ずる。でも
彼等はある意味では国民的気分の鏡だ。増幅して映し出しているか、歪んで映し出している
か、それは兎も角も、外から見れば一見して明らかなほど国民的気分の鏡だ、と僕は考え
ている。
一連の事件を取り上げて、「食の安全・安心」は脅かされている、農水省はいったい仕事を
やっているのか、こんなことで国民の健康・安全を守る仕事を任せられるか等と騒ぎ立てる
のは、止めにしておくが良い。結果としてそれは、彼らの官尊民卑の心を肥やし、煩雑で・
小煩い規制の網を一段と複雑にするだけだから。
[PR]

by agsanissi | 2007-06-30 18:25 | ミミズの寝言


<< ダイズ      ソウカ病 >>