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2007年 10月 24日

「食料の未来を描く戦略会議」

1.4/16.0度、日照8.4時間、今日も快晴、野田の平地では霜が降りたとか。

10/9、農水大臣主催の第二回の「食料の未来を描く戦略会議」が開かれた。「食料の未来」
を描くための戦略という命名は、何を戦略目標にするのかいま一つ曖昧だが、その趣旨説明
によれば(参照)、
・食料をめぐる世界情勢に変化の兆しが見られる。それ故
・国民に対する食料の安定供給の確保を図るための方向性について議論し、
・食料問題に関する認識を国民全体で共有すること
が、目標だそうだ。

どのような「変化の兆し」が表れているかは、
第二回会議の配布資料「今、世界の食料に何が起きているのか」(参照)が語っている。
その要点は、
・国際的な穀物需給が逼迫し、30余年ぶりに世界の全穀物の在庫量は安全水準を下回り、
穀物価格は上昇している
・供給面では、異常気象や砂漠化による生産条件の悪化(単位面積あたり収量増の鈍化)、
家畜伝染病の発生による供給制限
・需要面では、人口増加や所得上昇による需要の質と量の変化(特に、中国の経済成長に
伴う需要の急増)、バイオ燃料作物需要との競合
要するに、長期的に食糧需給は逼迫し、食料輸入は不安定化する。
一方、我国の食料供給の現状は、
第一回会議(7/17)の配布資料「今、我が国の食料事情はどうなっているか」(参照)で、
その概要を示している。
要点は、
・所得上昇に伴い、食生活の内容は大きく変化した。米の消費が減少し、畜産物・油脂類の
消費が増加した
・供給面では、農業生産者と耕地面積の減少、生産者の高齢化と耕作放棄地の拡大に
よって国内生産力は低下した
・食料輸入が増加し、自給率は大幅に低下し、先進国の中で最低水準に陥る
・百%食料を自給するには、現在の耕地面積の3.5倍の農地が必要

以上のような現状を踏まえて、「安定供給の確保を図るための方向性」について、どのような
戦略が掲げられるのか、まだ会議は始まったばかりで実質的討議には入っていない。まずは
今後のお手並み拝見。
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by agsanissi | 2007-10-24 20:30 | 参考記事


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