2007年 10月 30日

守屋氏の証人喚問

大事の前の小事なのか、小事の前の大事なのか、この時点での降って湧いたような守屋氏の
不祥事は「身から出た錆」とはいえ、与党にとってはテロ防止・イラク支援特別措置法案の人質
に取られたようなもの。与党自身としても、この人質、ここは切って捨てねばなるまい。
しかしこの不祥事、小池前防衛大臣が守屋氏の辞職を迫った際には、半ば公然の事実。
今更、取引業者とのゴルフ遊興の回数をあげつらって倫理規定違反を激しく追及したところで
守屋氏個人の「不徳」を暴き立てるだけで、かかる人材をトップに戴く組織としての資質は、どの
ように理解すればよいのか?

内情を知らぬ者の眼から、のほほんと聞いていれば中々厳しい証人喚問のようにも窺えるが
防衛庁の内情を知り尽くした、守屋氏と同期入庁の太田述正氏から見ると、全く的外れの茶番
というのが真相
のようだ。
太田氏、このところそのブログ(参照)で、防衛施設庁談合事件について16回、防衛省事務次
官人事問題について21回、防衛省不祥事に思うを9回、書いておられる。
その全体を読んでの感想は、軍事組織としての本質的役割を憲法上で制約され、半ば否定さ
れた組織は、半ば無用の不労所得の集団に過ぎず、従って巨大な利権に巣食う無為徒食の
組織に堕さざるを得ないという意見のようだ。

そのような視点から、昨日の証人喚問を見ると
◆守屋喚問は、私が予想したように、自民党と民主党の裏取引が行われた模様であり、守屋
倫理規程違反だけで決着させるというシナリオの下でのうわべだけの質疑で終わりました。
自民党議員が、山田洋行への天下りの話と小沢さんが政治資金をもらった話をしたけれど、
民主党議員は、この自民党の小沢疑惑ちらつかせ戦術のせいで萎縮しきった感じであり、
(東氏の件もこれあり?)天下りの話について完全パスしていましたね。
また、遺憾なことに、社民党も共産党も、小沢さんが「友党」たる民主党の党首であるためか、
小沢さんの疑惑を追及しようとはしませんでした。
私の率直な印象としては、(公明党など言及するのもアホらしいので止めときますが、)この4党
は全部つるんでいるな
、というものです。
◆いずれにせよ、最大の問題は天下りなのです。
◆何度も繰り返して恐縮ですが、守屋のゴルフ等接待という形で山田洋行が防衛省にキック
バックした金額に比べ、荒っぽい計算ではあるものの、実にその100倍もの金額を山田洋行
は、天下った防衛省OBの給与の形で防衛省にキックバックしています。
◆何度も申し上げているように、接待費用などたかがしれているからであり、山田洋行に天下り
している防衛省OBの給与経費にこそ焦点があてられるべきだからです。
つまり防衛省は、あくまでも天下りの見返りとして山田洋行に「発注や契約などで便宜を図」っているのであり、山田洋行の守屋等に対する接待など、防衛省にとっても守屋にとってもゴミのような話だということです。


参考:守屋氏の証人喚問の実況中継は、
衆議院TV(参照)のサイトから、会議名「テロ防止・イラク支援特別委員会」を選択して、
検索をクリックして、10/29の委員会を選べば、見ることが出来ます。
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by agsanissi | 2007-10-30 21:47 | 参考記事


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