2007年 11月 13日

生気象

「生気象」という言葉があるそうだ。
LBWの「みんなの天気予報」というサイト(参照)の「生気象コラム」ではじめて知った。
「生気象」をgoogleで検索してみると、25000件ヒットする。それほど一般に普及した
概念ではないようだ。

「日本生気象学会」(参照)のサイトを見ると、
「生気象学」は Biometeorology(バイオメテオロロジー)を日本語訳したものであります。
生命とその環境を取り扱う大変グローバルな学問分野といえます。 
歴史的には、1955年の国際生気象学会第1回大会において「大気の物理的、化学的環境
条件が生体に及ぼす直接、間接の影響を研究する学問が生気象学である。」と定義されて
おります。

と書いてある。
作物の生育には、土壌環境のみならず、大気の物理的、化学的環境条件が影響するから
当然、生気象学の対象になる。農業気象学には作物の栽培環境の狭い範囲の「微気象」と
いう捉え方が昔からあるから、実質的には生気象を扱っていたことになる。とはいえ植物生
気象学という立場で見直してみると、どういう新しい世界が見えてくるのか興味深い。

「みんなの天気予報」の「生気象コラム」に「気温差5度以上は危険サイン」が載っている。
暑さ寒さに馴れきらないうちに5度ほどの急激な気温の上下が頻発すると、脳卒中や心臓
発作が発症しやすくなります。ですから、最高気温が前日に比べて5度以上の低下または
上昇がある場合
、「脳卒中注意報」「脳梗塞注意報」「心臓発作注意報」が出たものととらえ
る必要があります。

などと書いてある。
最近の日々気温変化のグラフを見ると5度以上の気温差はざらにある。霧が入ってくれば
たちまち10度以上も気温が下がる。6-8月には10度以上の気温差も珍しくない。30度から
20度への低下と10度から5度への低下は、生体機能に対する負荷は(人間のみならず、
作物にとって)、後者よりも前者のほうが大きいのだろうか?前日比の最高気温差に比べて
一日の最低最高の気温差の負荷は相対的に小さいのだろうか?冷暖房が完備してくると、
室温と外気温との差も大きな負荷要因になるはずだが、日較差それとも時間差との関数?

冬になれば、当然、外気温と室内気温の差は大きくなるが、僕のところは5度以上になること
は滅多にないし、今日のように低気圧の影響下にあるときは、却って外のほうが温かかったり
するのは、むしろ幸いというべきか。
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by agsanissi | 2007-11-13 07:03 | 気象/季節メモ


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