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2008年 02月 18日

アジアに広がる食料品価格の高騰/1

【豚肉価格の上昇にみる労働力過剰時代のおわり:先進国にさしかかる中国】と題する
アジア経済研究所のレポート(08/02/14、参照)がある。
金融当局は、この数年市場からの過剰流動性の解除に躍起になっている。こうした金融
当局の動きに加え、計画委員会が直接価格抑制への態度をみせたことは、政府が短期的
な暴騰を非常に恐れていることがわかる。この政府の動きが、インフレ心理を冷やすことが
できるのか、より加速させるのか、見ものである。このように、インフレ問題はオリンピックを
前にして、非常に緊急性を帯びてきた。

と書いている。

表題から推測できるように、過剰流動性のような単なる金融的・貨幣的現象ではなく、中国
経済の構造的変動に伴うインフレだから、簡単には収束できないというのが筆者の見解だ。
インフレを、どう分析するかは別としても、「今起こりつつある大きな変化」の分析は面白い。

中国経済の構造変動は別としても、食料品価格の高騰は酷いようだ。
WEBサイトから、ランダムに記事を拾ってみると、

○中国:食糧価格暴騰、動乱の導火線に(07/12/16、参照)、大紀元日本
・人民元高により、中国における消費者物価指数が顕著に上昇している。特に、食糧や油の
価格が暴騰しており、都市住民の生活への圧力が顕著に高まっている。また、奇妙なことに、
これにより、農民の収入が増加しているわけでは決してない。香港の評論の指摘によると、
1年がもうすぐ終わろうとしている現在、一部地区において、競い買い、買いだめの動きが現れ
ている。食糧価格の暴騰は、中国社会の動乱を導く危険性があるとメディアは指摘している。
○チャイナ・レポート/(08/02/08、pdf、参照
・ インフレは07 年に入って加速しました。消費者物価指数(CPI)は4%台を突破した後、
11 月には10 年来の高水準となる前年同月比6.9%の上昇率を記録し、12 月も同6.5%
でした。特に、基本食材の価格急騰が顕著で、肉類(豚肉、牛肉、羊肉とその製品)は38.8%、
穀物は6.6%、卵は11%と価格が急騰しました。07 年通年のCPI 上昇率は政府による当初
目標の3.3%を大きく上回る4.8%でしたが、基本生活用品の上昇幅が大きいため、市民が
体感した物価上昇圧力は統計数字以上のものがありました。
・ 上海市内の大手スーパーに足を運ぶと、豚肉はこの1 年ほどで500 グラム8 元(約120
円)程度から15 元(約225 円)へと、88%もの値上がりをみせています。世界的にビジネス
を展開しているマクドナルドの代表的な商品であるビッグマックの価格は07 年初めの11 元
から11.5 元(約172 円)へと4.5%値上がりしました。コカコーラも例外ではなく、ボトル入り
(600ml)コカコーラの小売価格も2.5 元(約37.5 円)から2.8 元(約42 円)へと12%高く
なりました。
・ 食品価格の高騰を中心としたインフレはこのままで更に進めば、市民生活、特に低所得者
の生活に深刻な影響を及ぼし、社会不安にも繋がる恐れがあります。国務院全体会議(内閣府
閣僚会議に相当する)において温家宝首相は、「当面の最重要目標は商品市場の供給と価格
の安定を確保すること」とその重要性を強調しました。
○中国で食料品高騰、民心の動揺懸念、朝鮮日報(07/11/15、参照
・中国では食用油の小売価格が過去1年で40%も上昇していた。
・中国国家統計局が13日に発表した10月の消費者物価指数(CPI)が前年同期に比べ6.5%
上昇し、社会消費品小売総額も同18.1%の急激な伸びを示したことで、インフレの危険信号
はますます鮮明になった。CPI上昇率は1996年12月以降、11年ぶりの高水準となった。
・基礎食料品は平均17.6%も値上がりし、特に豚肉(55%)、家きん類(38%)、野菜(30%)
などの高騰が目立った。このため、一部では食料品価格の高騰が民心の動揺を招き、天安門
事件のような大規模な騒乱に発展することを懸念する見方も出ており、中国政府は神経をとが
らせている。

c0048643_1192484.jpgどこから転載したか
忘れてしまったが、
視覚的に見るには
このグラフが良い。
典拠は、ウッカリ
失念したので悪し
からず。





しかし、このような食料品価格の高騰は中国だけではないようだ。
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by agsanissi | 2008-02-18 10:41 | 参考記事


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