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カテゴリ:小麦( 82 )


2010年 07月 19日

小麦刈り取り

17日15時から小麦刈り取り開始。
17、18日でほぼ八割方終了。ざっと全体を見渡していたときには、比較的良さげに見えていたが、
いざ畑に入って刈り取ってみれば、穂長は半分程度、穂は頭を垂れるどころか、ふんぞり返って上向き加減。
穂数でなんとかカヴァーしてはいるものの、収量は半分程度か?

17日は、まず朝から人参播種、約1.5万粒をまく。ロータリーで畝筋を付け、播種幅に見合った幅で肥料を
まき、その後から25センチ×3列幅(50センチ)に、五列縦帯。
前回は28センチ×4列(84センチ幅)でまいたが、この場合は、やや播種斑ができる。
畑の条件が、雑草の根や草の葉・藁屑ひとつなく、舐めたようにキレイに整地されていれば、22センチ×5列、
28センチ×4列も良いが、残コン、残カンがある場合は、25センチ×3列が良いようだ
約2時間で完了。

9時過ぎから、さて、麦刈り開始とコンバインを引き出してみれば、刈り取り部が回転しない。
去年の10月、大豆を刈り取った後、ざっと掃除をしてそのまま倉庫に格納。その時に異常はなかった。
「おかしいな」と、いろいろ点検したところ、なんと刈り取り部のVベルトがない!!
このベルトは、填めるのも困難なら、外すのも大変。
カヴァーを外し、ギアを外し、チェーンを外し、他のベルトを外し...と数時間はかかる。そんな手間をかけて
外す筈はないのだから、やった犯人も、「切り取って捨てた」のも、一目瞭然!!
都会の通り魔殺人に遭遇したようなもんで、なんの腹いせなのか、腹がたつより、呆れ果てた愚劣な仕業。

いざ、始めようという段になって、いろいろトラブルに出くわすことは珍しくないが、こんな人為的障害は初めて。
それはともかく、一刻を争う、復旧作業。
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本来なら、オレンジのベルトの部分に、Vベルトがかかっている。エンジンの回転を、刈り取り刃の駆動輪に
伝える心臓部のようなところで、外すのも取り付けるのも、最も困難なところが、右の写真のようにベルトが
なくなっている。
LB81というベルトで、知り合いの機械屋に電話して、八方探したけれど、この手の長いベルトの在庫はない
との返事。

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「その日の刈り取りは延期か」と、殆ど諦めかけたところに
「少々高いけれど、長さ自在、切り離し可能」のVベルトが
あるよと教えてくれた機械屋があった。

実際に使ってみれば、まさに「革命的なベルト」!!
この手の取付困難な場所には持って来いのVベルトで、
作業効率は数時間を5分程度に短縮可能。
切れた場合は、部分補修も可能で、耐久性はこれから
のテストだが、Vベルト以上だとの話。
価格は、ザッと3~4倍だが本当の優れもの。





これで補修作業は間に合わせ、17日は10時開始予定のところ、5時間遅れで15時に作業開始。
実際の刈り取り・張り込み作業(一般的には刈り取りよりも、刈り取った麦の運搬&乾燥機への張り込み作業
の方が難儀する)は、こんな風にやっている。
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300キロ入の大袋で刈り取ってきた小麦をバックホーで下ろして、クレーンで吊って、横搬送機(古手の乾燥
機を改造したもの)で乾燥機に張り込む。
乾燥機
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by agsanissi | 2010-07-19 05:16 | 小麦
2010年 04月 12日

再生

今日はまた冬の寒さに戻ってしまったが、10日は日中19.8度、その後は北風に変わり気温は下がるが、
11日に入るや再び南風に変わり、気温は夜中の1時に16.1度、その後は下がる一方で、今朝の4時には
5度を下回る。
ところが、10、11日の温かさに誘われ、今日は畑に向かう谷間の木々も目に見えて芽吹き始め、フキノトウ
だけは既に花開いているが、遅れていた猫柳もニ週遅れで活気づき、桜は、遠目にほんのり桃色に染まって
見える。

麦も、にわかに息を吹き返したように元気に立ち上がった。これから一ヶ月(ちょっと遅れるかな?)
僕が小麦の Sturm und Drang(疾風怒涛期)と命名する時期がやってくる。
これから僅か1ヶ月足らずで、小麦は70~80センチにも成長し、穂をつけ、花をつける。
開花期は、例年、6月1日だが、諸事変な今年はどうだろうか?


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去年の12月21日、幼年期

















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今年の3月22日、冬枯れの時期、寒さに耐える
















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そして4月10日、蘇る。
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by agsanissi | 2010-04-12 22:02 | 小麦
2009年 12月 22日

小麦の様子

年末の様子を、一昨年と比べてみた。去年の記録は残ってない。似たようなもんだろうか。
上二枚は07/12/19(西1)、下二枚は09/12/21(東6)

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by agsanissi | 2009-12-22 05:49 | 小麦
2009年 09月 30日

小麦とナタネ

9月に入って、10度を下回った日が6日あった。今日は7度目の朝になった。

17日(ナタネのばら撒き)と19日(小麦のドリルシーダー播き)に播いたナタネと小麦、25日出芽確認
これは28日の雨上がりの後の状態。

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by agsanissi | 2009-09-30 09:57 | 小麦
2009年 09月 25日

小麦ばら撒き

西7(150a)と西1(50a)に小麦を播いた。
西7は、一昨年小麦を播いた後、今年はダイズの予定だったが、播種できずに、小麦の刈り跡のまま
今年二反歩ほど人参を播いたが、今年春にプラウをかけたきり、大部分(150a)は放置したままに
なっていた。西1は、黒ダイズの脇。

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現在はこんな状態になっている。
この状態のまま、ブロードキャスタで
小麦をばら撒いた。効率の悪さなどを
考慮して、反当約20キロまいた。
厳密な意味で不耕起といえるのか
どうなのか、まあ、それはどうでも良い。






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いずれ無肥料・不耕起のばら撒き。
後処理は、ストローチョッパーを
意識的に土を飛ばすように、やや深めに
かけただけ。

深い考えがあっての無肥料・不耕起では
ない。肥料代の高騰と一等に入るか入らぬか
五分五分という危うさ(馬鹿らしさ)からきた
窮余の一策だ。
「播かずに採る」の手もあるが、これを除けば
究極の手抜き作法だ!
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by agsanissi | 2009-09-25 22:19 | 小麦
2009年 09月 19日

小麦播種

12.8/21.0度、日照5時間、雲の多い一日。昨日通過すると予想した気圧の谷が、遅れて昨夕から
今日にかけて通過か。台風に押されて動きが遅いともいえるし、大陸の高気圧の張り出しに押されて
台風は関東沖から東海上に逸れる模様ともいえる。早くも10月頃の一般的経路(参照)を辿っている。

◆東6(220a)
・播種準備、通路&周辺部にロータリー(42分、B2-A4)、通路を残すことの得失
今回は通路にも播種
・播種準備(機械整備、調整、メモリ調整)、11~12キロ/反にする
播種完了、219.9a、1時間25分、メモリ42、11+αキロ
・肥料は10キロ/反、状況によって追肥で対応か?
・周辺部および通路に除草剤を使うかどうか?
年末播種はどうする??(面積、場所、西7&東8は?)
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by agsanissi | 2009-09-19 10:35 | 小麦
2009年 09月 12日

積算気温

気象庁のWEBサイト「過去の気象データ検索」(参照)で、
地点選択をし、次に年を選択する。仮に「2009年」を選択し、「2009年の月ごとの値を表示」を選択すると
09年の雨量、気温、日照時間などの月ごとのデータが表示される。そのページの上部「主な要素」の中の
「詳細(気温)」選択すると、各月の平均・最高・最低、積算、階級別日数が表示される。
例えば、「普代」の2009年の月ごとの気温データの詳細は、このように(参照)表示される。
同じ頁から、「前年」を選択すると、次々、遡ってその年の積算気温が表示される。

この方法で2000年から2009年までの4月-6月の三ヶ月の積算気温合計を計算すると、
以下の通り(4月、5月、6月、三ヶ月の合計の順番)。
2000年、77/374/500/951
2001年、116/303/472/891
2002年、168/315/462/945
2003年、134/327/477/938
2004年、80/383/521/984
2005年、113/201/473/787
2006年、71/349/464/884
2007年、26/377/524/927
2008年、70/309/454/833
2009年、97/396/486/979

小麦の播種面積が違っているから、単純な比較は出来ないが、いままでに収量及び等級が最良の年は
2000年及び2004年。次が2009年。等級割合では、全量一等になったのは2000年以降では今年が
初めて。それ以前とは検査基準も変わったし、選別方法も変えたので、単純に比較は出来ない。
一方、最悪の年は2005年で、新たに赤カビの検査基準が25倍に引き上げられ(等級内の合格基準が
混入率1%から0.4%になる)、この年は一袋も合格しなかったし、収量も最低だった。更に悪いことに
「経営所得安定対策」で、この年を含む三ヵ年平均(2005-07年)の所得が基準とされて、小麦収入の
約7割が規定されような制度設計が実施された。お陰で小麦収入は十分の一以下に激減してしまった。

政策設計の件は別として、積算気温が収量・等級に決定的に影響する要素だとはいえそうだ。
気温の上昇・下降の変化のパターンも微妙に影響するだろうが、何よりもまず積算気温、追肥や防除の
対策は、ある水準以下に落ちるのを「防ぐ」という防御的意味合いは強いが、より積極的に収量や等級を
向上させる手段として限定的役割しか果たせないのかもしれない。
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by agsanissi | 2009-09-12 04:33 | 小麦
2009年 09月 11日

小麦検査の結果

昨日の小麦検査結果は、全量1等になった。

今年1-2月頃の生育状況は悪く、また開花時期の6月前半は集中的な豪雨(5-7日の3日間で200ミリ
程度の雨が降った)があり、赤カビの殺菌防除も出来ず、ほとんど諦めかけ、肥料価格の高騰もあって、
これで「検査で格外」になれば(去年は、全量「格外」に格付けされ、二束三文で販売した)元も子もない
と追肥もやらなかった。そもそも、そんな意欲をすっかり失ってしまった。

素人目にも「今年は粒が小さいですな!」などと言われ、「やせ麦だ」などと去年の麦を酷評された苦い
記憶が蘇り、選別意欲はますます失われかける。そこを「色艶は抜群だし、粒は小さいが充実している」
と我を励まして、3トン強を検査に出してみた。

ところが蓋をあけてみれば、なんと全量1等、小麦生産を始めて以来(十四年になる)二度目の快挙!!
全く対照的な結果に終わった去年と比較してみれば(去年は追肥も赤カビ防除も抜かりなくやった)、
取り敢えず考えられることは、雨降り日数が少なく(集中的な豪雨はあったが、3-6月は雨天・曇天が
少なかった。
4-6月の三ヶ月間の積算気温を比較すると今年(09年)は978度、去年の同時期は833度と、145
度も違う。前年の10月から翌年6月までの小麦の生涯期間に相当する9ヶ月間を比較すると今年は
1411度、去年は1203度と、約17%も上回っている。

この期間の積算温度を経年的に比較してみたくなったが、取り敢えずは去年と今年の対照的結果は、
追肥でも赤カビ防除でもなく、天候的要素がかなり決定的な要因になっていそうだとは云えるだろうか?
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by agsanissi | 2009-09-11 19:44 | 小麦
2009年 09月 08日

小麦の最終選別

900キロほど追加選別して、3トンを検査にまわす。約1.3トンは種子及び自家販売用に保管。
小麦の流量と選別量は、かなり押さえ気味に流す。
この程度の流量・選別量(写真1)では、一袋の選別に40-50分かかるが、トラブルが殆ど発生しない
限界量か。

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収穫時に混入したナタネの一部は、風に飛ばされ、あるいはスロワの隙間から落ちこぼれるが、大部分は
すり抜けて選別網まで送られる。

c0048643_20135512.jpgc0048643_20143051.jpg2.4ミリの網を通して、ナタネはここでほぼ完璧に
排除される。
意図してナタネと小麦を混植したわけではないが、
相互の生育にとってプラス効果があるとすれば
播種・収穫は、一行程でできるうえ、管理の手間は
ほとんどいらず、屑麦とナタネの選別の工夫さえ
すれば、充分に検討の余地はある。
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by agsanissi | 2009-09-08 20:11 | 小麦
2009年 09月 06日

小麦選別・袋詰め


約半分2.1トンを選別袋詰め作業を完了、
ロータリー・ハラーを一回、選別機(網目2.4ミリ、種子用)を二回通す。
ロータリ・ハラーは当初、調子悪く、1袋/1hr。最終的には1袋/0.5hrまで向上、一般的にこの程度。
従って、最良条件ではロータリー・ハラーの選別は2トン/5hr程度、選別機は2.5hrと見てよい。

2.1トンに対して、一次選別による屑麦発生率は200-250キロ、二次選別で40-50キロ、2トンに対して
概ね300キロ、最大15%か。

9/07追記、A乾燥機から10袋約2.5トン排出、内1トン弱を検査にまわし、残りは種子用+販売用+自家用
とする。ナタネ及びソバの混入が多い(ソバは乾燥機内での混入)。ナタネは2.4ミリの網を通すことで、ほぼ
分別できる。ソバは当初、排除できなかったが、ロール間の隙間を狭めることで排除できる模様。再確認要す。
ほとんど目立たない程度には減少するが、完璧ではない、9/08追記)
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by agsanissi | 2009-09-06 12:05 | 小麦