農のある風景/作業日誌/ようこそ!!荒木農場へ

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カテゴリ:糖尿病( 38 )


2012年 03月 19日

作業再開

・5日ぶりに作業を再開した。
・先々週あたりから左太腿の付け根付近に軽い痛みがあった。14日に雪かきをした後、かなり疲労した。
10日のブログに、既に「腰やら左太ももにやや凝り感」と書いているから、この頃から兆候はあったわけだ。
14日に入浴中に、左大腿部に薄赤い発疹が出来ているのに気づいた。
・「水疱瘡」の類だなと思って、Wikiで「水痘(すいとう、varicella)」を調べてみた。大昔に、まだ幼児の時
に水疱瘡をやったことがあるように聞いている(自分では記憶にないほど、幼児の時に)。
・その意味では「治癒後も神経節などに水痘・帯状疱疹ウイルスは潜伏しており、免疫低下時や疲労・
ストレス時に再活性化し帯状疱疹を発症することがある」わけで、今度はメルクマニュアル「医学百科」で
帯状疱疹」(参照)を調べてみた。
・ほぼ間違いなく「帯状疱疹」だ。中に、こんなことが書いてある。「帯状疱疹後神経痛は主に高齢者に多く
起こります。50歳以上で帯状疱疹にかかった人の25〜50%に、ある程度の帯状疱疹後神経痛がみられ
ます

・一般的には、この程度で医者に行く事はまずないけれど、代謝機能・免疫機能の一般的低下と神経痛の
後遺症の可能性を考慮して、今回は翌日(15日)に直ぐ医者に行って「抗ウィルス薬」などをもらってきた。
「4~5日は安静にしてください」と注意されたけれど、この4~5日が最も忙しい時期で「そうも行かない」と
か強がりを行って戻ってきたけれど、実際には左太腿の痛みが強くなり、脚に力が入らず、長時間立って
いるのも辛くなって、まだまだ気温も低いことだしと覚悟を決めて、昨日まで寝たり起きたりブラブラして
いた。昨日は、午前中、久慈に行って体調が良ければ午後は裾脇のビニール張りと思って出掛けた。
まだ、ちょっとびっこが出る。午後は疲れて、作業はやめ。
・16、17日頃が最悪期か、その後は回復に向かう様子。14日と16日の状態写真を参考に載せておく。
c0048643_2205190.jpgc0048643_2254240.jpg












・今朝は、かなりユックリ寝た。6時半に起きる。ラジオ体操とヨガポーズは15日以来お休み。今朝も。
・体調はいつになく良い。太腿の痛みは、ほぼ解消。昨夜から、新たに数ミリの降雪。
・9時過ぎ作業場に、ユンボで雪かきから始める。午後は、裾脇のビニール張りを完了。大ハウスの外装の
準備は完了。後は、内部にシートを引いて、ジャガイモを展開する準備だけはできた。
・作業場内の保管庫を開いて、自家種芋を点検した。ネズミに食われた跡はあるが全般的に異常なし。
・今年は、異常に「寒くて」保管していた野菜類を凍みらかせてしまったとの話を頻繁に聞かされた。保管庫
内はジャガイモ自身の呼吸作用の影響も多少はあって、△2度以下に下がることはないから、まずは心配
ないと確信はしているけれど、余り周りで「凍みないか」と心配するものだから、一分の懸念もあったけれど
まずは問題なし。
・さて、明日からどの程度進展するか??




◆ 【2011年3月は何をやってた??】 ◆

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by agsanissi | 2012-03-19 20:06 | 糖尿病
2011年 12月 13日

世界糖尿病会議

・12/04~12/08の五日間、ドバイで「第21回世界糖尿病会議」が開かれた。その研究成果は「日経メディカルOnline」に紹介されている。
・興味深いもの&関心のあるもののみ、簡単に摘記をしておく。
地中海式食事法は介入終了後も長期にわたってアドヒアランスが持続(12/12、参照)、「豆類や果物、野菜や魚などの摂取を増やす
地中海式食事法に基づいた食事療法は、糖尿病患者の血糖管理にも有効とされる。そこで心臓リハビリ患者59人を対象として、リハビリ期間
中に地中海式食事法の導入およびトランス脂肪酸摂取の軽減などの介入を実施したところ、総エネルギー量の軽減などの効果がリハ終了時
に認められ、リハ終了後12カ月においても地中海式食事法のアドヒアランスが維持されることなどが明らかになった。
」云々
「アドヒアランス」(adherence)は、もとは「執着」「忠実」などの意味。「ステッドマン医学大辞典」には「指示順守度」(患者が、いったん了承
した治療法をほとんど監視なしで継続する度合い)と解説している。また「薬学用語解説」(参照)には「患者が積極的に治療方針の決定に参加
し、その決定に従って治療を受けることを意味する」とある。
・地中海式食事スタイルが糖尿病や心臓病のリスク低減や予後の療法として効果的だという研究は前々から報告されている。今回の報告の
積極的な意義は、「リハ終了後12カ月においても地中海式食事法のアドヒアランスが維持されること」、つまり患者自らが食事スタイルの転換に
取り組めるという点にあるのか。

参考:
1.地中海式の食事スタイルは糖尿病患者にも良い イタリアの研究(09/09/17、参照
ここでは地中海式食事スタイルを「新鮮な野菜や魚、全粒粉、ナッツ類、果物を多くとり、牛や豚などの赤肉をあまり食べずに、不飽和脂肪酸で
あるオレイン酸を含むオリーブオイルをふんだんに使うのが特徴
」と解説している。
2.Effects of a Mediterranean-Style Diet on Cardiovascular Risk Factors(06/07/04、参照
【Dr.Bernstein's Diabetes Solution】には、地中海式食事スタイルについての言及はない。一方、Dr.Dean Ornishは、やや限定的な
意見を述べている。

HbA1c自体ではなく、変動の大きさが2型糖尿病患者の死亡リスクと関連(12/09、参照)、「日内変動のような短期的な血糖変動が
2型糖尿病の重症者や高齢患者の死亡リスクを高めることはよく知られているが、長期的な血糖変動と死亡の関連についてはほとんど検討され
ていない。この点を追究した朝日生命成人病研究所の高尾淑子氏らは、HbA1cの変動が全死亡の独立した危険因子であることを見いだし

云々
HbA1cの水準自体よりも、変動係数の大きさと年齢とが死亡リスクを高めるという趣旨だが、長期的・慢性的な高血糖状態が血管に炎症を
引き起こし、様々な合併症の引き金になるという点と、どういう整合性があるのか?あるいは「高血糖の記憶」(legacy effect)との関係

高血圧合併の糖尿病患者、1日1時間のヨガで症状が改善(12/08、参照)「高血圧を合併している糖尿病患者が、1日1時間のヨガを行う
ことで、3カ月後には、収縮期血圧と拡張期血圧、空腹時血糖値のいずれもが有意に低下することが報告された。

Dr.Ornish は心臓病からの回復療法に、食事、ライフスタイルとともに「ヨガの効用」を力説している。副交感神経を活性化することで血圧や
血糖値の低下にプラス効果があることは予測できる。「食後血糖値(平均)については、240.31mg/dLから208.74 mg/dLに減少したもの
の、有意差は認められなかった」という点に関連して、どいうタイミングで「ヨガ」を取り入れるのがより効果的か?
・食後血糖値の上昇を抑えるには、食後0.5~1時間後の歩行など比較的軽い有酸素運動のほうが効果的。

血糖降下療法は加齢に伴う脳の萎縮速度を遅らせる(12/13、参照)「2型糖尿病患者は一般人口に比べて認知症を発症するリスクが高い
ことが知られているが、そのリスクは血糖降下療法によって多少は減らせるかもしれない。

・但し「厳格な血糖降下療法は通常の治療に比べて脳容積の減少を抑制することが示唆されたが、この現象に伴って認知機能の改善や認知機能
低下の抑制といった臨床的な効果は見られなかった。
」一方、「厳格血糖管理群では通常管理群より死亡率が有意に高率だった」云々
「厳格血糖管理群では通常管理群より死亡率が有意に高率」という結果は、あくまでも「HbA1c<6%を目標とする厳格な血糖降下療法」という
薬事療法の結果であって、薬の副作用という点を考慮しなければならない。すなわち薬に頼らない「食事及び運動」など生活スタイルの変化に
伴う血糖値の「自然の低下」は、この範疇には入らないと見なすべきか。

テロメアの短縮は1型より2型糖尿病患者で顕著(12/13、参照、「染色体末端部のテロメアの短縮は細胞老化に関わるとされるが、
糖代謝異常との関連も指摘されている。そこで、1型(T1DM群)と2型糖尿病患者(T2DM群)および非糖尿病患者(ND群)について、テロメア
長やテロメラーゼ活性を調べたところ、2型糖尿病患者におけるテロメアの短縮が顕著であることが示唆された。」
・テロメラ長はND群と比較してT2DM群で有意に短かったが、T1DM群については有意な差は見られなかった。
・テロメア長と年齢や血清コレステロールなどのさまざまな要因との関連を調べたところ、ND群ではテロメア長と年齢が逆相関を示した。
・一方T2DM群では、年齢、HbA1c、総コレステロール、LDLコレステロールがテロメア長と逆相関を示し、HDLコレステロールとテロメア長は
正の相関を示した。
・今回の研究では、テロメア長やテロメア活性の障害と糖尿病患者との関連を示唆する結果が得られた。テロメアの短縮は2型糖尿病患者でより
顕著であり、炎症や酸化ストレスなどがテロメアの短縮に関与している可能性が示された
。云々
細胞レベルの老化は、個々の臓器レベルの老化や個体の老化とどのように関わるのか?
・T1DM群及びT2DM群のどのような違いが「テロメアの短縮」に関わるのか?
・最後の指摘からみると、T1DM群とT2DM群との違いよりも、HbA1&コレステロールがテロメア長に関わる可能性を示唆していると思われる。

参考:テロメアについてはWikiを参照
血糖降下で細小血管合併症を抑制できるのはHbA1c6.5%が下限(12/12、参照)、HbA1c低下による血管合併症抑制効果が認め
られるのは、細小血管障害については到達HbA1cが6.5%、大血管障害と死亡については到達HbA1cが7.0%までであり、これらの値より
HbA1cを下げても血管合併症リスクがさらに低くなることはないという。

・(尤も、本文には次のように「逆の記述」がある。過去の知見から見出しが正しいようだ)大血管障害と総死亡のHRは、到達HbA1cが6.5%
以上では、到達HbA1cが低いほど低かった。また、細小血管障害のHRも同様に、到達HbA1cが7.0%以上であれば、到達HbA1cが低い
ほど低かった。到達HbA1cが1%上昇するごとに大血管障害と総死亡のリスクはそれぞれ38%、細小血管障害のリスクは40%上昇した。

一般論として、「下限」があるのは分かる。その「下限」値が、非糖尿病者の平均的レベルよりも高いのはなぜか?
・薬理効果による「人為的」血糖抑制の副作用?
・(食事&生活スタイルの変化に伴う)効果による平均的血糖値の低下の場合との違いは?

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by agsanissi | 2011-12-13 22:09 | 糖尿病
2011年 10月 17日

余談

・午前中は曇り空、風がやや強く、黒崎から和野山への山間の道はやっと紅葉が始まったばかりというに、早くも枯れ葉が舞い散り、
どんよりとした曇り空と相まって、どこか冬枯れを思わせる。
・一週間前から、約一年間自粛していた自転車通勤を再開する。
・自宅から和野山の作業場までの約2.5キロは、高低差がかなりあり、中でも黒崎の人家の外れから山間に入るまでの約400㍍の
急坂は、今となって反省すれば歩いて登るにもややきつい場所で、去年10月13日に自転車に乗って坂を登り切った付近で意識を
失ってしまい、気づいたときには、普段人気のない場所にちょっとした”人垣”ができる始末。第一発見者からは交通事故と間違われ、
救急車と警察が既に手配され、目を開けると取り囲んで僕の顔をのぞき込んでいる。
・救急車は断ったけれど、「折角来たんだから...」とかなんとか、空振りも失礼かと妥協して(連れて行くのは良いが、帰りはどうする
んだと聞いたら、「申し訳ありませんが帰りまでは考えておりません」との丁重な返答も気に入った)県立病院まで行った。いろいろ
検査をしたけれど、「失神」そのものについては、結局、これといった危険因子は見当たらず。しかし医者は、年齢、糖尿病、心筋梗塞
の既往症の三要素から一般的可能性として「心筋梗塞の再発」の危険性を考えたのだろう。「突然死の危険性がある」とまで脅して
「カテーテル検査」をやるべきだと薦める。「検査」の結果、何かが分かったにしても外科的手術はもち論、薬物療法も受けるつもりは
ないよと断った代わりに、以来、心拍計と携帯型血圧計は常に持ち歩いて、色々なタイプの運動や農作業による心拍数と血圧の変化
を観察してきた。
・これなら大丈夫と判断して(残念ながら、医者はこういうきめ細かい指導はできないのか、しないのか、何れないね!)自転車通勤を
再開した。但し、今のところ、去年失神を起こした400㍍の急坂付近だけは歩いて登っている。
・今年はじめて、この坂を速歩で登ったときには心拍数がいきなり145まで上がってしまい、去年失神を起こしたときには、多分、150
を超えていたはずで、坂を登り切った所で急に立ち止まって血液を心臓に送り返す足のポンプ機能が急停止したために脳が一時的な
酸欠状態に陥ったための失神だろうと推定できる。
・その後は、最大心拍数の80~85%を超えない程度に自粛して、乗ったり降りたりしながら凌いでいる。
参考:心拍数と運動強度の目安

****************
【日々雑纂】
日本政治の「原型」、池田信夫Blog(11/10/17、参照)に丸山真男の「日本文化論」が紹介されている。日本政治の特性を「納得」
するのに格好の片言隻句を幾つか引用。
・日本人の状況に依存した行動様式...その「原型」=「古層」を成り立たせるロジックは、ほとんど山本七平の「空気」を思わせる。
ただ、山本が「アニミズム」という荒っぽいくくり方をしたのに対して、丸山は日本の共同体の構造に起源を求める。
・日本文化の「原型」には一貫した論理が欠けている代わりに、「形」への強いこだわりがある。善悪も絶対的な対立ではなく、「けがれ」を
清めることによって相対化される。
・歴史の中で一貫しているのは、「なりゆき」の連続性を重視し、多くの人の共有する「いきほひ」に同調する行動様式である。そこでは
絶対的な理念や目的の合理性は問われず、「ここまで来たんだからやめられない」という理由で現状が維持され、過去と未来が
ずるずるとつながる。
・こうした伝統は、江戸時代も今もほとんど変わっていない。絶対的な理念や権力が不在の状況では、理念をめぐる争いも起こらず、
権力を倒す変革も起こりえない。
・TPPで「黒船」が来るのを恐れる政治家は、そうとは意識しないで日本人の「原型」を再現しているのだ。
・下線は僕のもの。もちろん、最後の一句は、丸山の「日本文化論」を元にした池田氏の評価。
日本の社会は下から上まで、「仲間」社会の重層構造だというのが僕の意見だが、仲間社会は「村」共同体と言い換えたほうが良いの
かも知れない。しかし村社会に住み始めて17年になるけれど、まだその実態は朧げにしか分からない。尤も、存在するのは事実だけれど
「住んでいる」と言えるかどうかも怪しい。

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by agsanissi | 2011-10-17 05:50 | 糖尿病
2011年 04月 19日

フラッシュ・バック/20

◆東14にロータリー(×)
c0048643_16403790.jpg・午後から明日日中にかけて雨(夜半は雪の予報)の予報。太平洋側と日本海側の
低気圧が並進する格好。ほぼ確実に天気は明日にかけて荒れ模様。
・17日以来「雷と突風及び降ひょうに関する全般気象情報」が相次いで出されている。
・昼前にロータリーの予定、朝6時18分頃から小雨、おジャン(鎮火の際、それまで
連打していた半鐘を二つ打っておしまいにしたことから」と新明解にはある)になる。
昼前後から霙風に、気温は4度以下に下がる、冬の寒さに逆戻り。
・夜半に雪かと思いつつ、半信半疑だったが、13時過ぎ本格的雪に変わる。去年
4/18の雪は、僕が普代に来て以来、最も遅い降雪の記録だったがそれを塗り替えた。
夕刻以降、気温はやや上がり気味で雨に変わる。明朝は再び雪か?
・昨日、久しぶりに太田名部方面に下ったが、墓地脇の指標桜が、ほぼ満開だった
(2~3日前に開花?)、とすれば15~16日ころ開花始め、例年になく早いということに
なる。黒崎公民館脇の桜は、ちょいと貧弱で墓地脇に比較すると、数日遅れで咲き始
めたはずだ。しかし今日は、(16時過ぎ)日中2度以下に下がる。
・ロータリー・種イモの袋詰め・播種と、昔は一人で一週間は連続しても大丈夫だったが、
最近は3~4日も続くと疲労困憊気味になる。


◆定期健診
・最初に「糖尿病」と診断されて以来のヘモグロビンA1cの推移を記しておくと(いわゆる正常値は4.3~5.8%)
9.4(08/10/30)、8.8(08/11/11)、6.1(09/03/04)、5.7(09/06/01)、5.7(09/09/10)、5.6(09/12/07)、
5.6(10/03/15)、5.7(10/06/21)、5.9(10/09/15)、5.5(11/12/13)、5.5(11/04/18)
・血糖降下剤を服用したのは、08/11から一ヶ月、その後は食事と運動療法だけの管理に変えた。
・二年前の夏から、概ね正常値の範囲内にある。去年の末から、再度やや低下。これは専ら食事内容の変化による。
・「正常値の範囲内」との見方からすれば、これで良いが11/02/02に立てた目標値(5.1~5.2)には達しなかった。
・「糖質制限の目標値」から見て、達成できない値とは思わなかったが、何故目標値に達しなかったか?
・考えられる要因は、1.糖質以外の要素、2.食事以外の要素、3.年齢的な要素(加齢に伴う膵臓の衰弱)、4.時間的
要素(より長期的な推移を見る)。最近は血糖値の日々の変動、又は一日の時間的変動は全く測っていないが、変動
パターンも再検討する必要があるかどうか。

************
【日々雑纂】
ローマの大火、塩野七生《ローマ人の物語》第7巻「悪名高き皇帝たち」は第4部でネロを扱っている。その「ローマの大火」
からの引用。僕はある種の感動を覚えて読んだ。(明らかに筆者も、感動を以て書いている)
・「出火当時、ネロは夏の暑さを避けて、ローマからは50キロ南にある...別荘に滞在中だった。ローマでの火災は、その翌日
に知った。知るやネロは、二頭の馬に引かせた戦車を駆って、アッピア街道を北上し首都に入った(別荘は無事だったが
...そこに落ち着くことなど考えもしなかった)。被災者対策の陣頭指揮をとったのである

その主な内容は、
・被災をまぬがれた地区で最も都心に近いマルス広場を埋める公共建築物の全てを被災者収容のために開放。
・それでも不足し、公共建築物脇の空地に、近衛軍団を使って大量の軍団用テントが張られた。
・港に移入・積み上げされ保管されている全ての小麦を、皇帝命令でローマに運搬し、小麦粉かパンとして配給させた。
・ローマ近郊の町・村にはチーズ・野菜・果実の供給が要請された。
・被災者には、全て無料で配給されたが、同時にローマでの小麦価格を値下げさせた。
再建計画、「ネロは、ローマの再建でも陣頭指揮をとる。皇帝からの命令は、それまでローマ人が聞いたこともない事柄ばかり
だった
」、その要点を摘記すると、
・帝国各地に、皇帝名で義援金を要請
・道路幅を拡張し、可能なかぎり直線にするよう務めること
・住宅用建物の高さを制限
・建物間の空間を可能なかぎり広げ、共有外壁を禁止し、必ず各戸毎に外壁を設けること
・建物の梁は、木材ではなく石材にする
・街路に面した住宅は、街路側に防火用のポーチを設けること。建造費は国庫負担とする
・住宅用家・借家用家を期限内に再建した場合、報奨金を与える
・住宅用建築の所有者は内庭に防火貯水槽を設け、水を常備する義務を負う
・瓦礫は全てテヴェレ河岸に運び出し、小麦を積んできた船は帰途に、瓦礫を積んで埋立地に運ぶ、等々。

復興計画の青写真、4/17に表題だけ引用したが、評論家屋山太郎は、関東大震災の際の後藤新平の「帝都復興計画」を
引き合いに、「菅直人首相は危機管理能力に欠けているといわざるを得ない。首相が心を砕いているのは野党の自民党を加えた
“大連立”構想なのだろう。だが、与野党とも統一地方選の終了を待って対応を決めようとしているようだ。20万人近くが避難、
仮住まいをしているのに、この先まだ時間を空費しようというのか。独断でもいいから、東日本大震災地帯はこうして復興するという
「菅直人の青写真」を示してみよ。真っ当なものなら、野党も反対はできない。
」と書いている。
「復興構想」のようなものはボチボチ見えている。しかし全体的な青写真が見えない。地震・津波・原発、一連の連鎖的災害に
対する救済・避難・救援・復興の全体的青写真=国家としての統一的指導方針が見えて来ない。それでも無秩序な混乱・パニック
が起きないか、限局された部分的なものに留まっているのは、住民の自制心と現場の市町村・支援組織・ボランティア組織・消防団・
自衛隊等の献身的な努力に負っているのだろう。
⇒「菅直人首相は危機管理能力に欠けている」と書いているが、菅首相に限らず、日本のトップリーダーの多くは「危機管理」という
政治的統治のもっとも重要な機能の一つとしての)意識そのものを欠如しているのではないかと感じている。


福島原発処理の裏にあるビジネスチャンス、4/16に「今後の原子力開発の国際的競争への懸念やら企業や政府・官僚など
メンツやらにこだわって国際協力を求めることをためらっているのか?」と書いた。
・4/19のExciteニュースは「中国網日本語版」の記事として「原発事故後、アメリカとフランスの原子力企業は日本に専門家を派遣
して支援を行った。企業から見れば、原発の修復作業だけでなく、ほかの原発の補修や強化なども含めて、これはひとつの大きな
ビジネスチャンスであり、甘い汁を吸う絶好の機会が待っているというわけだ」「当初、日米安保条約に従い、米国の無人偵察機だけ
が原発に近づくことが許され、米国の専門家だけが原発の視察を許可された。仏国の専門家は原発には近づいてはいけなかった
のだ。東京電力は17日から米国製ロボットを導入して、3号機建屋内部の放射線量、温度、酸素濃度などの測定を行い、作業員が
内部で作業できるかどうかの判断を行った
」と報じた。
・これは当然だ。リビア内戦への介入にしても、エジプト、イラク、アフガニスタン、グルジアなどの介入にしても、(表向きは人道支援
の看板を掲げているが)全て石油・天然ガスの配分をめぐるビジネスチャンスが主要な契機になっている。
・仮にそうだとしても、(米ソなどにビジネスチャンスを横取りされるのを躊躇うあまり)それを理由に国際的な緊急支援、または「国際
緊急対策本部」の設置をためらい事故収束の明確な見通しを一ヶ月以上も立てられずに、事態をここまで悪化させたとすれば、これ
は(現場担当者の決死の覚悟と努力にもかかわらず)政府及び東電の(半ば)意図的な人災の拡大と非難されても仕方ない。
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by agsanissi | 2011-04-19 06:19 | 糖尿病
2011年 02月 02日

血糖値の目標値

・血糖値の目標値をどの程度にするか?前々から決めかねていた。最近になって、やっと方針が見えてきた(固まった、とは言わない)。
去年の12月のヘモグロビンA1cは5.5だ。日本糖尿病学会の診断基準では空腹時血糖値126(mg/dl)以上、又は食後2時間の血糖値
200以上、更にヘモグロビンA1c6.1以上を糖尿病と診断している(参照)。僕の空腹時血糖値は、90前後、2時間値も通常は110-130
だから、いずれにも該当しない。HbA1cが5.6~6.0%の場合は,「糖尿病の疑いが否定できず」とされているが、この基準点もクリアして
いる。しかし食べ物によっては150-180に上がることもあるから、ただ管理されているだけで治ったとは考えていない(一般に、膵臓移植
でもやらなければ、生涯治ることはない)。
・それで、どの程度まで血糖値を低く押さえておけば良いのかということになるが、一般論としては将来「合併症を発症する危険」を健常者
の確率以下に抑えられる程度ということになる。ところが厄介なことに、かつては糖尿病の三大合併症というと網膜症、腎症、神経障害と
言われたが、糖尿病の研究が進むに連れて動脈硬化、歯周病も合併症と云われ始め、最近ではアルツハイマー症も糖尿病者の発症率
は「統計的に有意に高い」とされている。要するにバーンスタイン医師の言うように「糖尿病による高血糖の影響を逃れる身体の組織は
多分ひとつもない
」(「糖尿病の解決」47.p)と考えるべきなのだろうし、「”正常”の定義にも関わらず、頻繁に血糖値140を示す人は真正
二型糖尿病の候補である。私は連続的に平均血糖値120の人が糖尿病合併症を発症したのを見ている
」(同、53.p)という指摘に注目
すべきだろう。
・「糖尿病の解決」に引用されている米国のDiabate CareのヘモグロビンA1cの平均血糖値への換算式(*)を使うと、僕の平均血糖値は
118.5ということになる。当面の目標として4月の定期健診までにHbA1cを5.1-5.2程度に下げるには、どうすればよいか?
これを平均血糖値にすると104.2~107.8で、現在値より11~14下げれば良いということになる。極めて単純化して考えると、これは日々
の糖質量にすると2~3グラム減らせば良いということになる。そう考えた途端に、実現可能性が見えると同時に、これを実現した後に、その
時の食事内容、運動量、コレステロール値その他の検査値を考慮して次の段階の方針を決めれば良いということにした。
*換算式;平均血糖値=(35.6×HbA1c)-77.3
・最後に、何故こんなことをごちゃごちゃ自分で考えているかというと、担当の医者は血糖値の変化にも、食事内容・運動量にも、一切関心
を払ったことがないし、血液検査の結果に対して具体的な何かを指示したことは一度もないので、ただの無能か、無関心とみなしている
のが第一。第二に一般の内科医に「糖尿病の治療」を託して10~20年後に合併症に悩まされ、あるいは死に至った患者が大勢いるとの
統計的事実。要するに、糖尿病はいったん発症すれば、自分で自分の生活を厳密に管理する以外に合併症の発症を防ぐてだてはない。
そして僕は、深刻な合併症を抱えて生き長らえるつもりはない。


***************************
【日々雑纂】
・さいたま市では、10時過ぎにやや雲が広がってきた。38度付近と30度付近に高気圧の中心があって、関東地方は、浅めの気圧の谷が
通過するため雲が広がりやすい。埼玉に来て約40日になるが、この間に日照時間が6時間を下回った日が三日しかない。こんなところに
いると、天気に関心を払うことがついぞ失くなってしまって天気図など顧みなくなってしまい勝だ。ちょっと変わったところは、朝の冷え込み
が、埼玉にしてはややキツメ。一月の気温が氷点下5度を下回ることは滅多にないが、この数日マイナス6-7度付近まで下がった。過去の
記録を見ると06年、01年、96年と5年おきに氷点下5度を更に下回る記録が出ている。

・AllAboutに「不整脈の重症度とそれぞれの治療法」(参照)という記事が載っている。僕には不整脈の兆候はないけれど、トレッドミルの
検査で、一時血圧が下がって即検査中止、「心臓カテーテル検査」による精密検査の必要があると云われたことがある。トレッドミルの検査の
前に胸のレントゲン写真、脳のMRI検査、心エコー検査、ホルター心電図による24時間検査も受けたし、その結果、心筋梗塞の既往症の跡
は残っているが(これは、生涯消えないかも知れない)、他には一切異常の兆候は見つかっていない。医者は「今後の治療方針を決めるため」
心筋梗塞の部位と梗塞の程度を知るために精密検査が必要だというのだけれど、外科的手術(バイパス手術とかカテーテル手術とか)は勿論、
薬物治療も受けるつもりはないからと、精密検査は断った。断った手前、自分で直さなければならないから、以来、「心臓病は食生活で治す」、
「心臓病の病態生理―ハーバード大学テキスト」、「心臓病学」の三冊で俄勉強をしている。広い意味では「The China Study」と「Eat,
Drink, and Be Healthy」も心臓病の食事療法の一環に入るのかな。
・一番、関心を持っている点は、自分が何故一時的失神を起こしたのか(去年10月に自転車で急坂を登っているときに頂上付近で5~10分
程度意識を失い、救急車で県立病院に運ばれ、その機会にいろいろ検査を受けた)、トレッドミル検査の際に血圧が下がったのは何故なのか、
それは医者が言うように「突然死の危険」を高い確率で伴うような兆候なのか、等。必ずしも納得のいく記述がないけれど、今朝、AllAboutの
記事で「心室が毎分100~200回という速さで動いてしまい、送り出すべき血液が溜まる時間がないために、血液を十分送り出せず、血圧も
下がる
危険な状態です
」という記述にぶつかって、初めて納得がいった。
・精密検査を断って以来、運動時は筋トレもウォーキングも、いつも心拍計と携帯型の血圧計で変化を測っているけれど、それで分かったことは
運動強度を徐々にゆっくり上げていったときには、心拍数も血圧もともに上昇するけれど、運動強度を一挙に急激に上げた場合には血圧が
下がる場合がある
、ということ。要するに速歩のように徐々に心拍数が上がるとき、または重量物を持ち上げるときはかなり心拍数もあがる
けれど、一つ一つの動作をゆっくりやれば血圧もともに上昇する。しかし息せき切って急迫的にやると、逆に血圧が下がることがあるということ。
・心室に血液が灌流する血管のどこかに梗塞の後遺症があって、急迫的な運動をやると(通常は、心拍数で130までの運動しかしないけれど、
失神を起こしたときは一挙に140-150に達していた可能性がある)心房・心室間の血流のバランスが崩れて血圧が一時的に下がることがある
と考えてほぼ間違いないのじゃないか(失神は血圧低下に伴う脳の一時的酸欠状態)。
・失神は、急迫運動による血圧低下に加えて、坂の頂上で急に立ち止まったために足のポンプ機能(血液を心臓に送り返す)が急停車したこと、
年齢に伴う自律神経反射の衰えなどが複合して起こったと考えて良いのではないか。

カチンの森——ポーランド指導階級の抹殺、去年7月みすず書房から出版された。原書は『階級浄化-カチンの虐殺』と題して2006年
にイタリアで出版された。表題は、原著のほうが相応しいと思う。まだ半分しか読んでないけれど、嫌になるほどおぞましい歴史。スターリンの
伝記は、具体的事実が知られるほどに、また晩年に至るほどに、単なる犯罪者に過ぎないのではと思えてくる。しかし、それが国のトップに
居座るとともに、国家の官僚機構・法システムそのものが、あたかも自動機械のように作動し始め、一定の条件のもとでは、民主主義的な
国家間の関係に於いてさえも合法化され・見逃されてしまうことを、肝に銘じておくべきこと!
・程度の差はあれ、官僚機構にはこのような自動機械的要素が、常に内包されていることを忘れるな。アイヒマンの生涯に描かれているように、
彼らは狂気の極悪人ではなく、個人としては良き家庭人であり、教養も知性もある良き市民でさえありうるのだ。極めて矮小化された例示は
最近の検察官の証拠でっち上げにも見られる。
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by agsanissi | 2011-02-02 09:15 | 糖尿病
2010年 12月 31日

米飯摂取&運動量と糖尿病発症との関連

先月、国立がん研究センターは多目的コホート研究から「米飯摂取と糖尿病との関連について」の研究結果を公表した(参照)。
研究対象は、具体的には「。平成2年(1990年)と平成5年(1993年)に、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、
茨城県水戸、新潟県長岡、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古の9保健所(呼称は2010年現在)管内にお住まいだった
方々のうち、研究開始から5年後に行った調査時に糖尿病やがん、循環器疾患になっていなかった45~74歳の男女約6万人を、
5年間追跡した調査結果にもとづいて、米飯摂取と糖尿病発症との関連を調べた
」というもの。
その結果、
・女性では米飯摂取が多くなるほど糖尿病発症のリスクが上昇する傾向が認められました。摂取量が最も少ないグループに比べ
1日3杯および1日4杯以上のグループでは糖尿病のリスクがそれぞれ1.48倍、1.65倍に上昇していた。さらに、米飯にあわ・ひえ・
麦を混ぜない人に限って調べたところ、より強い関連がみられた。
・男性の場合は、統計的に有意のリスク上昇は見られなかった。
・パンやめん類では、糖尿病リスクの上昇は認められなかった。
・筋肉労働や激しいスポーツを1日1時間以上する人としない人に分けて調べたところ、米飯摂取により糖尿病のリスクが上昇する
傾向は男女ともにそのような活動をしない人において認められたが、1日1時間以上する人ではみられない。
このような調査結果について、研究班は
その理由を、次のように解析している。
「白米は精白の過程で糖尿病に予防的に働く食物繊維やマグネシウムが失われることや、食後の血糖上昇の指標であるグリセミック
インデックスが高いこと
が挙げられます。筋肉労働や激しいスポーツを1日1時間以上しない人でのみ米飯摂取により糖尿病のリスク
が上昇していたことから、身体活動量が高い人では米飯摂取が多くてもエネルギーの消費と摂取のバランス(*)が保たれていること
考えられます。また、女性においては、米飯に雑穀を混ぜない人で糖尿病のリスクがさらに上昇していたことから、糖尿病予防には、
日常の身体活動量を増やすとともに、雑穀を取り入れるなどの米飯摂取後の血糖上昇を抑えるような工夫も大切であると考えられます。」

⇒「コメを主食とする日本人」という言い方が慣用句になっているけれど、実際には「コメを主食」としなくなってからの糖尿病発症率が
激増している。コメと糖尿病との関連については「米と糖尿病」(参照)の「お米(穀物)をたくさん食べるひとに糖尿病は少ない。みずからの
糖尿病を克服するため、文献を読みあさり、実験を重ねた予防医学の研究者がたどり着いた真実。炭水化物の不足こそが糖尿病の
原因だった。」という意見から、「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(参照)の「肉類もアルコールもOKの豪華な食事なのに、血糖値が
安定し、画期的な治療効果。医学会の常識を覆す「新しい糖尿病治療食」を初公開した待望の書」まで両極端の意見があるけれど、
今回の研究調査のような多人数を対象とした実証的研究は数少ない。僕自身は、米の摂取量が減っているにもかかわらず、糖尿病
が激増しているのは、「急激に変化してしまって人間の生理的機能とのバランスを欠いてしまった先進諸国の生活様式と食習慣」(参照
そのものが糖尿病を含む様々な生活習慣病の真因と考えているから、あれこれに原因や治療法を矮小化するのではなく、食生活・
生活様式全体を見直す必要があると考えている(尤も、これでは余りに漠然としていて、治療法としては受け入れられませんね)。


*昔は、農民や肉体労働者は、俗に一升飯というほど米飯中心の食事だったけれど、この階層には
糖尿病者はほとんどいなかった。即エネルギーに転換できる糖質が相対的に不足するほどに肉体を
酷使したからだ。この時代、糖尿病は一般に「贅沢病」と思われていた。いまでもこの「誤解」は残って
いるけれど、国民総糖尿病というほどに、急増してくれば現代の生活様式と食生活のあり方そのもの
が根底にあると考えざるをえない。
「2004年の国民のエネルギー摂取量は1902Calで、これは餓死者が出た1946年の水準よりも低い
のです」(「時間栄養学」23.p、参照)という。これは、糖尿病の急増の背景には、広い意味では「エネル
ギーの消費と摂取のバランス」の問題があるにしても、それのみに留まらないことを示唆している。
この点、「ドクター江部の糖尿病徒然日記」の、この記事は大いに参考になる。(⇒参照

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by agsanissi | 2010-12-31 11:14 | 糖尿病
2010年 12月 20日

糖尿病と肥満/3

「治療方針」とは書いたけれど、糖尿病で内科医に診てもらったことは、08/10月から09/3月にかけて4回だけ。
前にも書いたことがあるけれど、村の診療所も県立病院も、血液検査の結果を診て、「入院」を薦めたことと「薬剤」を
処方したこと以外には(村の診療所は県立病院への紹介状を書いた、これはこれで良い)、実質的には何もしていない。
*この間の経緯に関心のある方は、08/12月の記事一覧(参照)を開いて、「まず、何から始めたか」の
一連の記事を見てもらうと良い。

県立病院の医者は、電子カルテの画面と自分の手元以外は、僕の顔も見ないし、日頃の様子、食事内容、体調、
家族の病歴等、何も聞かない(関心がないのかしら)。ただ「入院」を薦めて(「教育入院」といって、一週間程度入院
させて、その間に糖尿病とはどういう病気か、食事療法、運動療法の実際を指導する」のが一般的内容かな)、お断り
したところ、二種類の薬を処方しただけ。
糖尿病という病気は、まず薬ありきという治療方針は本質的に間違っている。だから僕は、この手の医者を全く信用
しないし、観てもらうだけの一分の価値も認めない。それで、心筋梗塞の既往症があったので(糖尿病に起因する
動脈硬化の結果ということになるが、この点に関しては未だに納得のいかない疑問を抱いている。*)循環器内科で
三ヶ月に一度の血液検査と定期検査だけ受けて、内科の糖尿病診察は受けないことにした。というわけで糖尿病に
関しては、三年前の最初の一ヶ月間だけ薬を飲んが、その後は食事と運動だけで血糖管理をしている。
*心エコー検査の結果、心筋に壊死の跡がはっきり出ているというし、心電図検査でも
Q波異常が出ているから、心筋梗塞を起こしたのは間違いないのだろうけれど、当時、
大事をとって三日間ほど寝ていただけで、他にはなにもしないで済んでしまった点が、
ちょっと腑に落ちない。その後、半年ほどは急な、または強めの労働(または運動)を
やると胸苦しさを感じたけれど、やがてそれも回復した。その後、先月、ひょっとしたら
心臓に関わるトラブル
を起こしたけれど、これについては、そのうちボチボチ書くつもり。

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by agsanissi | 2010-12-20 06:09 | 糖尿病
2010年 12月 18日

糖尿病と肥満/2

僕自身は、今はもちろん、「糖尿病を発症した」と自分で推定している5年前にも、肥満とも内臓脂肪の沈着とも無縁だ。
現在、体重は52キロ前後、BMI指数は20前後、腹囲は65-67センチで安定している。
5年前は体重62前後、BMI指数は24で正常域の境界付近でやや太り気味といったところ。

それでも、糖尿病を発症したのは「遺伝的素質」と言ってしまえばそれまでだが(両親+兄弟は、僕をのぞいて
全員糖尿病で、今では僕もその「仲間入り」をしてしまった)、肥満以外の糖尿病者について、明快に論じた論文は
「バーンスタイン博士の糖尿病の解決」(参照)という著書が(僕が読んだ20冊余の専門書の中では)初めてだ。
残り20%の内臓肥満のないいわゆる2型糖尿病の人たちは、実際にはインスリンを産生する膵臓のベータ細胞の
部分的脱落を来した中程度の1型糖尿病である可能性がおおいにある。これが事実と証明されれば、2型糖尿病の
人たちの本当に全員が肥満なのかも知れない
」50.p
尤も、これで肥満でない糖尿病者の発症素因が解明されたわけではないが、少なくとも「肥満に基づく糖尿病者」とは
治療方針が異なってくる可能性があることは分かる。
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by agsanissi | 2010-12-18 05:35 | 糖尿病
2010年 12月 16日

糖尿病と肥満

「糖尿病と肥満」というテーマは、糖尿病の管理に関わる本質的なテーマで気軽に話せる内容ではないけれど、
本質的なことは別の機会に譲るとして、ちょっとした感想程度のことを書いておく。

「僕は糖尿病です」というと、大方は「そんなに痩せているのに...」とか、「糖尿病のせいで痩せたんですか..」
とか言われる。(尤も、「痩せてる」とか言われたのは、生涯を通して、ここ数年のことだが。)
昔は、糖尿病は贅沢病とか言われ、飽食や肥満とイコールで結ばれ、因果関係があるかにみなされたこともある。
事実、糖尿病者の八割近くは、いわゆる「肥満者」で、肥満そのものがインスリンの働きを弱めて、インスリンを浪費
させることになる(「インスリン抵抗性」と言ってインスリンの効きにくい身体になる)ので、引き金には違いない。
同じく肥満と言っても、欧米の「肥満」と日本の「肥満」では程度が違う。
「糖尿病ネットワーク」の資料室の記事「日本の肥満率は米国の10分の1 経済協力開発機構が調査」(09/12/14、
参照
)に欧米との比較が、色々載っている。
それでも日本の糖尿病者(または「糖尿病の可能性を否定出来ない人」)は急増し、07年の調査では5人に1人
に達している。肥満の程度や基準は違うにしても、いずれ肥満や生活習慣、特に腹回りに沈着した内臓脂肪が
最大の原因であるかにみなされがちだ。(続く)
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by agsanissi | 2010-12-16 08:25 | 糖尿病
2010年 12月 14日

定期健診

前回6月の検診から、9月に県立病院の定期健診と村の特定健診の2回、昨日の検診と三回の血液検査を受けた。
最初に糖尿病との診断を受けた08/09/10以降の変化は
・HbA1c、9.4(08/09/10)、6.1(09/03/04)、5.7(09/06/01)、5.7(10/09/27)、5.5(10/12/13)
・昨日の随時血糖値は97(これは時々刻々変動するので一喜一憂する性質のものではないが、食後三時間値としては
かなり低い)
・HDLコレステロール、47(08/09/10)、62(09/09/21)、62(10/09/27)
・LDLコレステロール、153(08/09/10)、108(09/09/21)、109(10/09/27)
この場合、LDLcは計算値で、総コレステロールとHLDcと中性脂肪の値から計算したもので、中性脂肪値で大きく変動する。
コレステロール値は、比較的安定しているが中性脂肪値は食事内容及び測定時の食後経過時間で大きく変動するから
比較的安定した値を計るには12-16時間の絶食が必要。
とはいえ、この2年間で血糖値もコレステロール値も大幅に改善したのは明らかで、健常人ないし”健常人”以上に正常化した。
ちなみに体重は、08/09/10に55.5キロ(これ以前は定期的に計ったことはない)09/01月に54キロ台、5月に53キロ台、
それ以降、現在まで52-53キロ台で安定している。今朝は52.1キロ、体脂肪率19.3%(60歳代として低い部類かな)
血圧及び心拍数は、108/69、58

昔の記録と比較すると、1991/10/06の体力測定結果の記録があり、
体重56.4キロ、体脂肪率12.3%、血圧及び心拍数は133/79、66
当時は、父親が糖尿病で死去し、その姿にショックを受けて食事及び運動で節制を続けていた時期で体重を68キロ前後から
約一年かけて55キロ前後に落としていた時期に相当する。
その後、1994年に農業を始めてやや体力不足を感じて、体重も62キロ前後まで増やした。
それから14年間、2008年に村の特定健診を受けるまで健康診断及び体力測定のたぐいは受けたことがないので記録は皆無。

08年の心電図で、同時にQ波異常が検出されており、07年の冬、胸の強痛みで三日間寝ていたことがあったが、その時に
心筋梗塞を起こしていた(と、翌年の11月に診断された)。これから逆算して農業をはじめて数年後、境界型糖尿病の域に
達していた可能性がある(何しろジャガイモとカボチャばかり食べていたからな!!)。
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by agsanissi | 2010-12-14 05:31 | 糖尿病