農のある風景/作業日誌/ようこそ!!荒木農場へ

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カテゴリ:ジャガイモ( 257 )


2012年 04月 07日

春が遅い

・3、4日の低気圧通過後も、北日本には次々と低気圧が発生し、安定しない天気が続いている。
晴れたり曇ったり、いきなり吹雪に変わったかと思う間もなく、晴れ間が広がったり、めまぐるしく変化する。
・例年なら、3月第四週にはネコヤナギが芽吹き始めているが、今年はまだ。「ネコヤナギ」と当ブログ記事
を検索してみたところ、二件ヒットした。
・08/04/03の記事(参照)に「さて、温かいのかというと、ネコヤナギの芽吹きが、いつになく遅いようだ。
そういえば、31日前後には鳴き始めるヒバリの声を、まだ聞いていないなと思い出したところ今日は久しぶり
の晴天で、天高く舞っていた。」とある。
・今年は、ヒバリの初鳴きは昨日。午前中にほんのいっとき空高く舞っていた。3月一杯は、ほとんど白一色
の世界だったから(雪景色の中、空高く舞うヒバリはちょっと想像しにくい)、多分、昨日が初鳴きだろう。
・一方、ジャガ芋の芽の動きは遅い。最初に広げたのは、3/20だから18日目に入る。購入男爵の芽は
殆ど目立たない。自家タネのキタアカリや男爵の芽は、保管状態の差もあって、比較的動きが良い。
キタアカリは、畑の準備が出来れば直ぐにも蒔けないこともない。
・写真は、左がキタアカリ、右は自家男爵。
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・購入タネの芽の動きは遅い。特に右の十勝こがねは、殆ど芽が動いていない。
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・これはワセシロ。左は自家タネ、泥をかぶった跡。右は購入ワセシロ。ワセシロは、北海道産も岡山産も
去年の夏に予約を入れたったが、「不作」で入手できず。B級品なら入手できるといことで、最初から
二割程度は「捨てるつもり」で購入した。とはいえ、あまりの劣品に開けてびっくり。病気持ちでない物を
探せないくらい例外なしに悪い。「よくこれほどの粗悪品を集められたもんだ!」と感心するほど悪い。
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・これで「検査合格品」というから
驚きですね!一体、何のための
どんな検査をやってるのかしら??

・左側に添付した二本線の入った
証票が「種馬鈴しょ検査合格証票」、
二度と購入しないよう生産者名を
しっかりと確認するためだけに
役立つ「証票」に過ぎませんね。








◆ 【2011年4月は何をやってた??】 ◆

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by agsanissi | 2012-04-07 13:51 | ジャガイモ
2012年 03月 21日

種芋の浴光育芽開始

・まだ帯状疱疹の後遺症で、左脚に力が入らない。ほぼ九割方治ったと思うが、疲れやすい。
・近所の方に手伝って頂き、妻と三人で、昨日今日の2日間で男爵芋を、約四トン広げた。
・去年は、3/08に最初の種芋を広げているから、約二週遅れ。ジャガイモの芽の動きをみると、今年は寒い
ようだ。男爵とキタアカリを比較すると、キタアカリの芽は早めに動き出すが、それでも今年は去年に比べて
グッと遅れている。
・今朝は、8時半にハウスに行った。この時間、ハウスを閉めきった状態では通常ならムッと暑さを感じるが
ちょっと温いかなという程度。片側だけ開放。
・ともあれ、第一弾を広げてしまえば、まずは一安心!

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◆ 【2011年3月は何をやってた??】 ◆

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by agsanissi | 2012-03-21 21:30 | ジャガイモ
2011年 12月 20日

連作障害

・「理想的には....だ」と云っても、現実にはいろいろな制約条件の中で輪作を継続するとなると、必ずしも理論的最適条件jは達せられない。
達せられない場合にどうするか?最適条件を目指して試行錯誤を重ねていくか、逆に達せられない現実を合理化して「連作でも支障は
ない」とか、時に「連作のほうが却って良い」結果が出るとか、ヘンテコな議論が出てきたりする。
一般論として考えれば、特定の作物は土壌から特定の養分を吸収し、土壌環境にそれ特有の”偏り”(負荷)を与えるから、特定の肥料
成分の投入では補えないマイナス要素が残る。更に土壌環境には(肥料成分とは別の)特有の菌叢があり、肥料や作物に±の効果がある
だろうが、土壌病害という点から見れば集積効果があるから、「連作」が良いとは考えられない。
・ジャガイモを作り続ければ、やがてジャガイモ作りにあった「土壌環境」が出来る(或いは逆に土壌環境に適合したジャガイモが生き残る)
などという(時間と経営的要素を無視した)尤もらしい議論もあるが、いずれ噴飯物だ。
・以前紹介した【バレイショ増収1000問答】は、基本論、施肥、生育、種イモ、植え付け歩、浴光育芽法、管理、収穫以後、......と続くが、
「基本論」の1.は「前作について」、2と3は「輪作について」、「連作障害について」となっている。良質の美味しい芋を作るには、芋作りの
環境
をいかに整えていくか、畑作りをいかに重視していたかが分かる。
・「畑作り」というと、堆肥投入とか有機肥料とか有機栽培etc....に目が行きがちだが、僕はそれは多少違う(矮小化した見方じゃないか)
と思っている。作物、肥料、土壌環境が一体となって作物の生育場が作られているのだから、一連の作物作りは一体として考える必要が
あると思っている。その意味では福岡正信さんの自然農法というのは最も理に適っていると思っている。しかしそれが農業経営として一般的
に成立するかどうかは疑問だ。それはともかく、畑作りとか何とか云っても、連作障害や土壌病害を出していたのでは、本末転倒、論外も
いいところだ!
・【1000問答】には、「連作障害」についてこんなことが書いてある。「土壌病害というのも同義語であるが、厳密にいうと病害のほかに
ジャガイモシストセンチュウとキタネコブセンチュウが加わって連作障害という。」「細菌性病害としてそうか病、軟腐病、黒あし病、青枯病が
あり、菌類病として黒あざ病、粉状そうか病、乾腐病、菌核病、灰色かび病、半身萎ちょう病がある。これらは気象や土壌条件などで変遷
しながら、年々蔓延中である。そしてこれらによる減収、低デンプン価、規格歩留まり低下が深刻化しているにもかかわらず、一般にはそれ
ほど重要視されていない。」「道東と道南でそうか病と黒あざ病が最も多く、道東では無惨なほどにケロイド状のそうか病斑と黒あざ病に
よる変形芋が多いが、道南では早掘で病斑がひどくならないうちに収穫するから、勢い小収になるのを多肥で過剰に肥大させ、デンプン価
が異常に低い生食用が多い。国内のどの生食用も大なり小なりこの傾向があり、収益性が低くなるのを多肥にして、ますます悪循環して
いるとみている
」(下線は引用者)
これは24年前の記述だが、この傾向は変わったのかどうか、現状は知らない。少なくとも、7、8年前、生前僕が最後にお会いしたとき
には、こんな現状だから「ほんとうのジャガイモ作りは面白い」と話しておられたのを覚えている。また、農業に全くド素人の僕が、数年で
「岩手県にもこんなにうまい芋がある」というある程度の評判を頂き、普代村でほとんど唯一土地利用型農業者として生き残ってこられた
のも、こうした事情が幸いしていたと考えている。和野山でも、17,8年前は3、4人がジャガイモ生産をやっていたが「箱代にもならない」と
止めてしまったし、「なんで荒木は、大根を作らないで、芋なんか作ってんだ」とも云われた(春には、毎年、「生産者会議」をやって、全体
で何町歩と決めて、割り当て生産のような事をやっていた)。当時は、普代(和野山)は、大根の主産地の一つで、僕の入植する数年前は
60町歩ほとんど全部で大根が生産されていた。それから10年と経たず「連作障害」で大根生産は消えていった。


◆作業メモ
12/19、東5と西11にハローをかける(8反歩ほど)。プラウ跡の土塊が凍結して岩石のようにゴロゴロして、走行を妨げ、通常は7~8キロ
で作業できるところ、3キロ前後に落としてゆっくりユックリ走る。一度ではどうにもならず、二度目で小土塊に、三度目でやっとなんとか小麦
を播種できそうな粒度になる。1時間足らずでサッと終わると見込んでいたところ、5時かも掛かる。とんだ見当違い。
12/20,ハロー後に小麦播種。小規模に、二箇所に分けたのは炭素貯留実験に協力するため比較対象試験地としたこと、何よりタネが
不足したこと。反当18キロ(通常、9月後半播きでは11~12キロ)、冬播きと凍死の可能性を考慮する。
・冬播きが上手く行けば、去年は諦めたジャガイモ後作の麦まきも再度可能になる。
・以上で、今年の畑作業は全て完了。
「平成23年度炭素貯留関連基盤整備実験事業の公募について」というのが、以前は農水省のサイトに載っていたが、いまは廃止された
のか、googleのキャッシュでしか見られない(参照)。

残る作業
1.収穫機の整備・収納
2.ジャガイモの出荷(思わぬ低温のせいか、春の種イモに比較して水分が多いせいか、予想外に凍害を受ける。
袋詰めして保管した芋の口元付近の芋を中心に約5トンに対して数十キロ)
3.種イモの点検・保管

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<【2010年12月は何をやってた??







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by agsanissi | 2011-12-20 07:03 | ジャガイモ
2011年 12月 18日

実際の輪作体系

・最低最高気温は△6.8/4.5度、今年一番の冷え込み。開放したままのハウス内は△9度まで下がる。芭蕉菜やブロッコリーは、まだ
活き活きとしている。ブロッコリーは茎が凍っているように見えたので全部取った。軽く茹でて、塩をパラパラと振って食べる。仄かな甘み
がでて美味い。ちょっと時期遅れで播いた白菜が、機を逸してしまったが、この寒さのなか萎れもせずに健闘している。
・芭蕉菜、ブロッコリー、白菜の強さには驚くばかり。

和野山の開発農地は、地図で見る通り(Google地図で見る)、中心部を貫く道路を隔てて、大きく東西(実際には南北だが)に分かれて
いる。東は1~30、西は1~13まで、3反歩から2.6町歩まで大小43区画の畑がある。全体は粘土質の赤土の大地で、面積は約60町歩。
今でこそ、ほぼどこでも借りられるが、僕が入植した当時は(18年前)2町歩弱の畑しか空いていなかった(その三ヶ月後には約20町歩も
空いたけれど....)。ぼちぼち縮小したり、やめたりして、借りていた畑を返し始めたわけだけれど、当然、条件の悪い畑から返していく。
・水はけの良し悪し、耕土が浅く岩盤がある、形状が変形していて悪い、昔の沢跡がある、小石が多い等、様々な条件があって、一様に
ジャガイモ栽培が出来るわけではない。
・またジャガイモ収穫機は牽引用のトラクターを入れて13㍍あるので、最低でも5~6㍍の枕地を最初と最後に二箇所取らなければ旋回で
きない。当然作業効率を考えれば、縦長の長方形(長ければ長いほど良い)の畑がベストだ。例えば300㍍の長さを掘り取るのに約10分、
旋回と畝合わせ(収穫する畝に掘り取り刃をまっすぐに合わせる)に2~3分。畝の長さが100㍍なら掘り取りに3~4分、しかし旋回と畝合
わせの時間は変わらない。
・昨日書いたような前提条件のもとで、こういう事情をあれこれ考慮して実際の輪作体系を組み立てていくわけだから、「四年に一度の作付
けを原則とする」とはいえ、実際には中々困難だ。そんな中でも「これだけは固守する」という原則はある。連作は絶対にしない。野菜作の
後作にはしない。いままでに実際に輪作の相手作物にしてきたものは、小麦、ダイズ、そば、ナタネ、ヒマワリ、部分的にカボチャ、ニンジン
など。ジャガイモ-小麦-そば-ヒマワリ(またはニンジン・かぼちゃ、またはナタネ)-ダイズなどの組み合わせを基本に、その都度いろいろ
なバリエーションでしのいできた。最近はヒマワリは外れ、またニンジンは規模を1/5~1/6程度に縮小し、輪作体系からは外した。小麦や
そばも収穫期の天候の不安定さから規模を縮小している。全体に「縮小均衡」を目指す方向転換をはかり始めた矢先、ジャガイモの新たな
契約栽培の話が相次いで出てきた。
新たな輪作体系の模索、面積拡大は控えめにして反収増加と製品歩留まりの引き上げで需要増加に対応する工夫、これが来年度
以降の新たな課題(今年は面積を三割程度拡大して、製品出荷量は二倍強になったからまずまずか)。大まかな輪作方針は小麦(ある程度、
緑肥と割り切る)、ダイズ(スズカリは自家販売に限定、黒・青を大幅に拡張)、ヒマワリ、ナタネ。このうち実際に収益性のあるのはダイズだけ。
ジャガイモとダイズを中心にして、他は畑作りと割り切るのが現実的か。
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by agsanissi | 2011-12-18 19:03 | ジャガイモ
2011年 12月 17日

天地返し/続

・昨日の最低・最高気温は△5.6/1.7度、今日は△6/2.7度。最低気温は大差ないし、日中気温は今日のほうが高いけれど、今日は昨日
よりも寒く感じる。室内の気温は昨日よりも今日のほうが低い。累積効果なのか、それとも黒崎や和野山は普代のアメダス記録とは傾向が
違うのか。

東29は(Google地図で見る)、今年はじめて借りた土地で、去年・一昨年とデントコーンを作付け。今年は僕が青大豆を作付けした。
・無肥料でダイズを栽培、途中、開花時期に一回だけ肥料の葉面散布をしただけで、初期生育は全ての大豆畑の中で最も良かった。
しかし開花時期後半から、雑草が目立ち始め、黄変期に入っても茎葉が青々としたまま。
・12/08の日誌(参照)に書いたとおり、蔓ボケで、加えて紫斑病の被害粒が多く、売り物にならない。300キロ程度刈り取った所で放棄。
・前作までの肥培管理状況がわからぬための失敗だが、ダイズの出来から見れば、相当の窒素過多状況と想像できる。
・来季にどの程度窒素分が効いてくるか分からぬが、元肥を極力抑えて、茎葉の生育状況を見て必要があれば追肥でカヴァーする方針で
行くしかないか。
・昨日の東6、23と東29の三ヶ所が、来季のジャガイモ予定地だが、全てダイズの後作。これは様々な輪作体系の組み合わせの中では
ダイズの後作のジャガイモの収量が相対的に最も高いとの農事試験場の試験結果を参考にしている。
・この他、今日は西11の4反歩ほどにもプラウを掛ける。驚くのは、東29は比較的土が柔らかく、殆ど凍結していないのに、西11の一部は
固く凍結している。この畑は、今年一年間は休閑地にして放置してあった。一部は夏にプラウをかけたが(ここは比較的柔らかい)、去年
ジャガイモを掘り取った跡、プラウも掛けずに放置したままの部分が固く凍結している。

輪作について、「畑作の最も基本は輪作だが、現代ほどそれが疎かにされてるときはなかろう。また輪作しているといっても、ダイコン、
テンサイ、ニンジンなどの根菜が前作では、共通病害としてソウカ病、ナンプ病、カンプ病が蔓延する
」(【ジャガイモ百科】吉田稔、80.p)
どういう輪作体系が良いか、【バレイショ増収1000問答】(吉田稔)には「提唱中の輪作様式は北海道全域でコムギ、ポテト、スイート
コーン、テンサイ、マメ類の五年輪作である
」とある。
・実際に輪作体系を継続的に確立するには、いろいろな要素を考慮しなければならない。まず面積。仮にジャガイモを4町歩作付けする
として、五年輪作には、ほぼ同じ大きさの20町歩の畑が必要になる。次に作物の作業体系に応じた機械類(播種機、収穫機、選別機
など)、仮に播種や収穫作業等の一部を人力に頼るとすれば(例えばジャガイモ4町歩の播種・管理・収穫の必要労働時間とニンジンや
大根の播種・管理・収穫のための労働時間とでは何倍~何十倍も違う)そのための考慮(作物に応じた総労働時間の均等化、或いは
ほぼ均等な総労働時間に相当する作物の選定)。作物の販路。これらの全てを考慮すると、実際には妥協的な輪作体系で行くしかない。
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by agsanissi | 2011-12-17 20:54 | ジャガイモ
2011年 12月 16日

プラウ/天地返し

・午前中は曇、時々小雪が舞う。午後になってわずかに陽射しがあるが、最高気温は1.7度、15時過ぎには氷点下に下がる。
・東6&23にプラウをかける。

◆ジャガイモ畑準備/天地返し
・以前、僕の主要農作物の生産履歴や肥培管理状況を公開する【耕作者の部屋】というサイトを運用していた。現在、これがアクセス
できなくなってしまった。関心のある消費者がいつでも参照出来るよう、改めて生産履歴や肥培管理状況を公開する準備作業として
一連の生産工程を記録しておく。
・ジャガイモ生産は、前年の畑の準備や種芋の確保・選別・保管作業から始まる。

東6の天地返し(プラウ処理)、
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・三連の鋤で、約30センチの深さで畑の土の天地返しをする。
昔は、牛や馬で鋤を引かせるこんな光景も見られたし、今でも
所によってはやられている。
・天地返しの効用は
イ.作物残渣をすき込む
ロ.固くしまった土を掘り起こして空気を入れる
ハ.冬の間、霜に当てる(土塊が崩壊する、虫の卵が死ぬetc)
ニ.春の雪解けが早い

・ジャガイモの予定地には、必ず前年のうちにプラウをかけて
おく。粘土質土壌のため、、水分条件によっては、春に耕起を
したのでは、ゴロゴロの土塊になって播種には全く適さない。
この点、前年にプラウをかけて、霜に当てておけば春の雪解け
後、直ぐにロータリをかけても播種に最適の土壌条件になる。

東6は(Google地図で見る)、3年前にジャガイモを播種。
その後、小麦・ダイズときて、来年ジャガイモの予定。
・ジャガイモの作付けは4年に1度を原則としてきたが、この
数年、作付体系や作付面積を変更して、この原則がやや崩れ
ている。
・航空写真は2年前のもので土盛りのように見えるのは鴨糞。
鴨糞や鶏糞は、ジャガイモの肥培管理上の撹乱要因になるので、前作または前々作の前に投入している。
・この畑の面積は、約2.3Ha、30センチの深さで天地返しをすると、230×100×0.3=6900㎥、仮に10トンダンプカーに15㎥積めるとすれば
460台分の土を4時間足らずで返したことになる。

東23は(Google地図で見る)、6年前にジャガイモを播種。その後、そば、ダイズ、人参、そば、カボチャ&ダイズときて、来年は北側1/3程度
にジャガイモの予定。今年の大豆の作付けは西側半分、東側半分はカボチャで、カボチャの畝間に雑草対策と肥料効果を狙ってダイズを植えた。
(11/07/21、参照)、鴨糞を人参の前作とカボチャの前作に投入する。
・この畑は、東西の中間付近に昔の沢跡があり、北側は道路を隔てて深い谷で、今でも水が流れている。
・酷くぬかるむ場所が三カ所あり、そこを避ければ相対的に良い畑で、ジャガイモの反収も比較的良い。
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by agsanissi | 2011-12-16 17:57 | ジャガイモ
2011年 12月 09日

普代村プレミアムポテトサラダ

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・僕はジャガイモを17年間作り続けている。本格的に数十トン単位で作り始めたのは16年前。
・最初の1~2年は市場出荷をしていたが、その後は「岩手生協」との契約生産に変わり、殆ど市場出荷をしたことがない。
・岩手の青果業者が、生協の仕入れ担当者とともに見えた時の話は今でも覚えているが、「岩手にこんなにうまいジャガイモがあるとは
知らなかった」。自分たちは食べて美味いと思うけれど「田舎もんだから、都会の人がどう感じるか自信がなかったので東京の大田市場
の青果担当者と銀座のレストランのシェフに食べてもらいました」
・市場担当者は「9月に出廻るジャガイモの中ではトップクラスだ」、シェフは「おいしいですね。扱って間違い無いですよ」とお墨付きを
頂いた。カクカクシカジカ...是非契約栽培をして頂きたい。云々

・和野山の開発農地に入植した人たちが、入ってきては消えていき、土地利用型大規模生産者が一人消え、二人消え、とうとう最後の
一人になってしまい、それでも生き残ってこられたのは、専ら岩手生協との「契約生産」の御蔭。

・この数年、ボチボチと新たな契約生産の話が入ってくるようになった。僕のジャガイモの評判が定着してきたのか、市場や食品&流通
業界に何らかの変化が起きてきているのか(多分、後者の要素が大きいのかな)?
・写真のポテトサラダの原料ジャガイモは、去年、初めて試験的に出荷せて頂き、今年本格的に取り組んでみた。

・昨日、製品を送って頂いた。まろやかで上品な味付けに仕上がっている。甘さは控えめで、酸味もほどほど、飽きの来ない独特の
ネットリ感がジャガイモのホックリ感とうまくミックスしている。
・僕は、たとえ自分のことでも他人事のようにしか評価しなけれど(60年以上、そう努力を続けてきたけれど)、これはうまいね。
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by agsanissi | 2011-12-09 08:07 | ジャガイモ
2011年 12月 04日

ジャガイモの病害/画像

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・右側は、最初は単なる中心空洞かと思ったが、間もなく赤茶色に変色してきた。切断して空気に晒した場合の変色とは
違うような感触を受ける。病菌による病変とも違うようだが分からない。
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参考:ジャガイモ塊茎の症状、病徴の画像写真が、【ジャガイモ博物館】(参照)に載っています。
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by agsanissi | 2011-12-04 19:30 | ジャガイモ
2011年 11月 18日

ジャガイモ掘り

・今日は10時頃からジャガイモ掘りを予定していた。黒崎のボランティア・グループ(グループを作っているわけではないけれど)に
声をかけたところ、5~6人、忽ち「弁当を持って来る」という。ちょっとした芋掘り体験、またはピクニック気分。
・ところが今朝の冷え込みは今年一番、アメダスでは△3.1(4:50)、和野山のハウス内は△4度、畑はもっと下がっているようだ。
・畑は真っ白で、軽く凍っている。10時にはもちろん融けるけれど、まだ低温で(掘り取りの衝撃で)芋は傷つきやすい。昼からに
変更。
    参考:「地温が低すぎるとイモが打撲障害を受けやすいので、地温が10度以下のときは掘り取りをしないことが
         大切である」(【馬鈴薯概説】知識敬道、76.p)
・10:50~12:01、二往復
・12:05~12:40、三往復目
・12:47~13:17、四往復目(昼前に5人、午後から更に二人来て、掘取が追いつかなくなる)
・13:17~13:39、五往復目(掘取は順調になる、ほとんどトラブル無し)
・13:39~14:00、六往復目(掘り取りスピードをB-1からB-3に上げる)
・製品は概ね4㌧、タネ用として200キロ、掘り取りボランティアの持ち帰り400キロ、概数で4.5トン/12列
(収量は、やや少ないが、製品化率は高いか?)

・和野山、今朝7時40分と8時半
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************************
【日々雑纂】
ロシアの国民性、【アミエルの日記】1856/07/01から、「国民性は常に人を通して、特に女を通して、透いて見える。それでロシアの
女も、その国の湖や河のように、突然襲って来て間々永く続く峻厳な天候の影響を蒙っているように見える。波のようにうねうねとして
優しい動きのうちに、いつも思いがけない氷の破片の脅威が含まれている。」

発想の転換、行き詰まったときは発想の転換を図れというのが僕の生活信条だ。そうは言っても、実際に発想の転換を図るのは難しい。
外部的な条件の転換によって、今までの考え方の延長では二進も三進もいかない状況にでも追い詰められない限り、慣性の法則とでも
云おうか、惰性に流される。(社会的には、どんな悪弊も、それに伴う既得権益が発生し、それにしがみ付く社会的勢力が発生する)
・「米作りが日本の農業の基本だ」という幻想を元に、減反政策のような全く相反する農政を数十年にわたってダラダラと続けてきた政策
の根本的な発想の転換を図るには、一度、壊滅的打撃を蒙るような外部的ショックも(TPPに、それほどの破壊力があるかどうか?)
不可欠じゃないのかと思っている。
・そんな騒ぎとは別に、人は「農業は衰退産業だ」と思っているかも知れないが、僕は「農業はこれからの産業だ」と考えている。今までの
農業は、基本的に肥料化学と機械工学に支えられて大規模化・効率化を図ってきた。これからは微生物学・発酵学・遺伝子工学を基礎
にした農業への転換を図っていくという発想の転換が必要なのではないかと夢想している(僕の生きている間に実現するかな?)
・それには天災か、政治的人災かを問わず、(既得権益にしがみつく連中を吹き飛ばすくらいの)壊滅的打撃を蒙る外的ショックを一度は
経験してみる必要があるのじゃないか。
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by agsanissi | 2011-11-18 09:48 | ジャガイモ
2011年 11月 06日

作業能率

・4日現在で、男爵は18列残っている。出来れば5日中に掘取を完了してしまいたい。
・4日の午後、概ね実作業時間1時間半で三往復6列掘り取った。畝の長さが150㍍だろうと300㍍だろうと、この時間に大差は
ない。変な話だが、実際の走行時間よりも旋回と畝合わせ、掘り取った芋の排出(または袋入れ)にかかる時間などが、畝の長さに
かかわらず、ほぼ一定で総作業時間の中で占める割合が高いためにこうなる。
・トラクターは1.8~2.0キロで走っているから30㍍強/分、順調に走れば10分程度、旋回その他に10~15分、一往復25~30分。
・実作業時間とは、トラクターの運転時間で、土の湿気や雑草の絡みつき、その他のトラブルが多ければ労働時間は長くなるが、
実作業時間は相対的に短くなる。8時間労働とすれば、最も効率の良い時でもトラクターの作業時間は6時間強、悪ければ5時間
程度となる。
・芋の収量は、畝の長さやその年の出来によって違うが、東14の今年の収量は一往復で概ね700~800キロ、但し、台風15号の
大雨で数日水に浸かった部分があり、これによる減収が大雑把に1~2割。
・一方、畑での選別・袋詰め作業は、1人2時間で550~600キロだそうだ。対象となる芋は、総収量の8割強といったところか。

◆5日の芋掘り
・8時過ぎから始めて14時過ぎに終わる。6往復12列、昨日の掘り取り分とあわせて18列の掘り取りを終える。男爵は完了
・8:05~8:45、1往復目、比較的順調
・9:28~10:23、2往復目、掘り取り刃に草と土が固くこびりつき、それを除去するに一苦労
・10:56~11:37、3往復目、順調
・13:00~14:15、4往復目、掘り残し部分を含めて総浚い
・二日ほど前に、急遽、選別袋詰めの要員を集めようとしたが、何やらかんやらあって結局、午前中は一人、午後になって二人。
・これがボランティアだというと、4~5人はすぐに集まってくるけれど、何人と指定するわけに行かず、余りに長時間やるわけにも
行かず、痛し痒しといったところ。結局、午後の掘り取り分の選別・袋詰めは間に合わず(4時には暗くなり始め、4時半には手元が
見えず、4時40分には薄暗がりに)シートを被せて広げたまま。湿った土の中から掘り出すために、芋には泥がこびりつき、おまけに
収穫機上で肌寄せ合い、更に畑に広げたときに(あまり広範囲に広げるわけに行かない)泥などと折り重なって泥まみれで汚いこと!
雨に当てて洗いたいようだが、長時間雨に当てては(日・月と雨の予報)劣化するのではないか??(水に漬ければ、間違いなく
腐敗するが、また皮をむいた状態で水に晒せばデンプンが流出するが、皮付きで雨に当てた場合、どういう問題が起きる?どの程度
なら許容出来る?)

◆選別要員を乗せた場合と乗せない場合との比較
・主に土塊の排除ができない。但し欠株対策で大幅に改善される可能性
・今回の腐敗に伴う欠株や泥の混入は特殊な事例
小芋・屑芋の選別は、ある程度自動的に排除される
・泥落とし・旋回時・運行上のトラブル時の選別要員の遊びが排除される
・運転開始時の危険が回避される
・見えない部分のカヴァーができない(機械的トラブルは音で判断できるが、それ以外のトラブルは?)
・最大の利点は、掘り取り時の選択幅が広がること(要員の確保や作業時間を考慮する必要がない)。問題は掘りとった芋の展開
場所または展開方法

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【日々雑纂】
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by agsanissi | 2011-11-06 15:33 | ジャガイモ