農のある風景/作業日誌/ようこそ!!荒木農場へ

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2007年 10月 31日

生育比較

7.0/15.5度、日照5.4時間、このところの雨と温さの故か、いろいろ動き出した。

c0048643_225356.jpgc0048643_2255587.jpgc0048643_2210951.jpgナタネ、
まずは動き始め、
一安心、
やや鈍い?



c0048643_2216549.jpgc0048643_22194613.jpg西7の出芽遅れも、この一週間で
大いに改善した。
正直なもので、ハコベなど新たな
雑草も一斉に芽吹き始めた。
23日と30日の比較写真


c0048643_22313289.jpgc0048643_2232521.jpg6/30播種と7/9播種のスズカリ、
7/9播種は、葉が落ちて、老熟
と共に、ナタネが勢いづいて来た。
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by agsanissi | 2007-10-31 22:37 | 小麦
2007年 10月 31日

「管理社会」

惑星群が、段々高緯度に揚がって来た。これからは、ひょっとすると海岸に行けば水星を
見られるかもしれない。そうすれば東の地平線から南の天頂にかけての円弧上に水星、
金星、土星、火星とならんで見られる。

自分では「管理」の息苦しさを直接感ずる立場にはないし、学生時代から、もう半世紀以上
そういう世の中とは半ば縁切り状態で、「管理社会」を身を以て痛切に感じたことはないから、
それを正面きって批判するほど世間を知らぬ。それでも間接情報から垣間見ることは出来る
し、一を聞いて、三なり、五なり、十なり窺い知ることは出来る。

そんな面白い記事の一つが、NBonlineの10/26に載っている。殆ど全部引用、僕の操作
と云えば、下線引きだけ。昨日の記事「賞味期限なんかクソ喰らえ!」とも関係するし、官が
民の首を絞めているだけではなく、自分で自分の首を絞めるような、それでいて自分では
ちっとも気付いていないという独特の社会のあり様を窺わせる面白い記事だ。表題は「屁尾
下郎」氏のツッコミが世の中を詰まらせる
、糸井重里さんと編集部の対談、というか一問一答
参照、記事を読むには要登録)。

ネットといっしょに、超管理社会がやってきた

糸井 去年みたいに、手帳をこうして、みたいなことを具体的に言いづらいんです。

―― え、なぜですか?
糸井 回りくどくなるけど、いいですか? 昔々『日本国憲法』という本を作った、島本修二さん
という編集者が小学館にいて、当時、彼から聞いた笑い話があります。
島本さんは、会社に、自転車で通勤していた。ところがそれを見てた人がいたんですね。で、
この人があるとき廊下でまじめな顔で話しかけてきた。
「あの、自転車通勤は許可されているんでしょうか?」
このときは二人で大笑いしたんだけど……。
でも今、ぼくが、もしその話を島本さんにされたら、やっぱりその人みたいに「自転車通勤って、
小学館的にはどうなの」って聞き返すと思うんですよね。

―― 当時笑えたのは「いやしくも『公』たる会社が、通勤手段ごとき『私』のことなんか、
かまう必要はないじゃないか」と、みんななんとなく思っていたから、ですよね。
糸井 そう。それが今だと、自転車で通勤しているやつが事故を起こした場合、労災がおりるか
どうか、とか。「自転車の置き場が会社にないから、自転車通勤の野放しは放置自転車を会社
が許したということになりますよね」とか。
そんなつまらないことを、俺らがつい考えついちゃう。それ自体が……。

―― すでに管理社会。全身どっぷり。
糸井 そのとおりです。島本さんとぼくが矢沢永吉の『成りあがり』とかを作っていた70年代
80年代は、まだ「自転車通勤は会社的にはいかがなものか」とわざわざ言ってくる人の存在
自体が、笑い話だったのに。今やそういう人はあっちにもこっちにもいて、人さし指で、いちいち
指さし点呼して「管理」してる、お互いに


―― そういえばマンションの耐震偽装の問題が起きてから、「あまるいに規制が厳しく
なって、新しいビルが建てられない」って、建築士さんが困っているという話があります。
糸井 じゃあ、規制が厳しくなって、結局誰の仕事が増えているか。というと「これは大丈夫
です」「これはダメです」「これは耐震構造的に法的にオーケーです」「オッケーじゃありません」
といったことを調査して報告するひとたちですよね。それって結局、官僚の仕事であり、弁護士
の仕事じゃないですか。

―― まさに管理する人の仕事だけが増えたんですね。
糸井 そこで問題なのは、「仕事は増えているけれど、何も生んでいないし、消費されていない」
ということなんですよ。

―― ええっ? どういうことですか?
糸井 つまり、見回りみたいな「管理」の仕事を増やしても、何も生み出さないし、誰も消費を
しないじゃないですか。ただ、たしかにこうした官僚的な仕事、官僚的なコストを増やしていくと、
ノーアイデアでいろいろ回るんです。

―― 最近、弁護士の数を増やそう、法化社会にしよう、という話をよく聞きますが、「そう
なると訴訟だなんだで、ものすごく社会的コストがかかっちゃう社会」になっちゃうかなあ、
という気がしてたんですが、すでにそうなりつつあるんですね。
糸井 見回ったり、管理したり、何が正しくて何が間違っているのかって仕事は、役人と天下り
の元お役人たちとで回していたわけですよ。現役の官僚としてルールを決めたり摘発する側に
いた人が、今度は民間に場所を変えて、それが順法かどうかを調べる人になる。こうした仕事の
やりとりが、減るどころか、もはやあらゆる業界に存在している。
この仕事のやりとりの何がすごいって、そこから何も生まれてないのがすごいんですよ。
まず、「ルール」っていう、わけの分からない魔物がいて、その魔物のスケッチを描けると仕事
になる。「魔物と遊ぼう」でもなければ、「魔物から逃げよう」でもなければ、「魔物をとっつかまえ
よう」でもなければ、「新しい魔物をつくろう」でもない


―― 法律だのコーポレートガバナンスだのといった「ルール」という魔物の番をする仕事
だけが増えてるわけですね……。
糸井 で、インターネットの世界でも……。

―― そうか、この手の「管理」したがる人が勝手にどんどん増えている! インターネットが
「自由」どころか「管理」の象徴に……。糸井さんがなんだか憂鬱な理由がわかってきました。
糸井 (笑)

―― それで思い出しました。あるアニメに関する記事を書いたら、「この記事は『某アニメ制作会社』の許可を取った上で書いているんですか」とメールしてくる読者の方がいました。このひとはどうやら、記事の中に作品名が載るだけで著作権利者に許可を求めなければならない、と思い込んでるわけです。
糸井 その手のメールは「ほぼ日刊イトイ新聞」でも絶えずありますよ。たとえば、ぼくが「田んぼの真ん中の渋柿を取った」と書いたら、「それは、泥棒です」とお叱りがあったり(笑)。
 「あなたほど影響力のある人が、泥棒を肯定するようなことを公然と書いているのは、いったい
どういうことなんですか!」というわけです。でも、たしかにそういっちゃえば、正しいんですよ、
その指摘は。なんといってもぼくはその渋柿を干して甘く食べられるように変換して、実際に食べ
ちゃいましたから(笑)。

―― おお、渋柿から干し柿に変換したんですね。
糸井 渋柿は干せば干し柿として市場に流通できるから、渋柿を取る行為は泥棒だよね、と。
日本中の渋柿が次々と勝手にもがれるような事態が起きたら、ぼくのせいだ、とまあそういう話
になります。

―― へえ。
糸井 で、この読者の方からの見解、正か邪かでいえば、正しいんですよ。

―― 養老孟司先生のWeb連載で、標本を作る大変さに「ラオスで虫を捕り過ぎた!」という
文章があったんですが、これには「捕り過ぎとは何ごとだ、それは殺戮である」というご指摘が
来ましたね。これも、正か邪か、といえば、おそらく正しいご指摘ですねえ。
糸井 そのとおり。

―― このときは、「いやそういう意味じゃなくって」と説明しようかと思ったんですが、こっちの
気持ちが折れちゃいまして、結局ご指摘には答えないままでした……。
糸井 そうやって作り出す側が疲れちゃうと、「どう守るか」ということになりますよね。ちょっと
危なっかしくても、新しくって思い切りのいい発言をするよりは、「何がセーフか」を意識しちゃう。
「作る」ことよりも、「どこまでがセーフなのかを調べる」ことにばかりコストを掛けるようになる。
 こうした仕事の循環が「今」のありようだと思うんですよね
。そうした空気は、この連載が載って
いる日経ビジネスオンラインのコンテンツにも、何気なく表れていると思うんですよ。

―― ありますか。
糸井 ある会社の話をするとしましょう。その会社、ある程度の可能性はあるけれど、将来確実
に伸びるかどうかはわからない。そんな会社が「今」うまくいっている話を載せる場合、必ず
「でも、ここには問題がありそうですね」という情報を付け加えておく。こうした記事の着地点って、
常にそこにありますよね。

―― う(汗)。
糸井 マスコミの論理展開は、みんなそこに行きますよね

―― ……たしかに万が一、その会社がコケた場合の保険として書かざるを得ないです。
糸井 会社の先行きなんて、ほんとは誰もわからないなら、原稿の分量配分としては、成否
五分五分にしておかないと、あとで何かあったとき、突っ込まれるかもしれない。

―― うえーっ、そうか、公平に書こうとしてそんな記事の書き方を無意識にしていましたが、
あれはあとから後ろ指を指されないための保険だったのか。
糸井 本当に「うえーっ」ですよね(笑)

―― 嫌な時代ですねえ。
糸井 ええ。でも、これはこの先、ずっとひどくなると思いますよ。明らかにひどくなる。
 そういうビジネスがらみの話でいうと、たとえば最後の悪が「ホリエモン」であり「村上ファンド」だった、ということになったわけじゃないですか。たしかにどちらも悪いところはあった。それで、みんなが「ああいった悪いやつ」が大またで偉そうに歩くような時代はごめんだね、ということを思った。さらにいうと、二度とあの手の「悪」が現れないようにしたい、と思った。すると今度は、
ちょっとでも「悪」の気配があったら、そいつはつぶす!となっていくわけです。

―― 監視国家に向かって一直線な感じですね。
糸井 もはや、性欲みたいな個人の持ち物ですら、法律で縛られていくような気がする。その
うち「こんなことを考えてしまったんですけど」って仮に人前で言ったら、言った途端から捕まる
時代になるんです。

「屁尾下郎」が跋扈する
―― これってなんとなくみんながそうなってるって話で気持ち悪いですね。一般の人々が
そうやって「官僚化」する瞬間は、どんなときなんでしょう

糸井 それは、リスク回避をしたいときですよ。リスクを回避する、というのは、必ず「正義の側」につく、ってことなんです。
 前に何気なく書いた話なんですが、人ごみの中でおならをした人が、「誰か屁をしたな!」って、でかい声を出す。それをやられちゃうと、「ぼくはしてないですよ」、あるいは「お前じゃないか?」という発言しか、周りは言えなくなっちゃう
昔、NHKのドキュメンタリーで、文革のときの中国の紅衛兵のときの話を取り上げていました。これがもう笑っちゃうぐらいみんな、この「誰が屁をしたな!」の論理で動く。それぞれが「あいつは悪い」って告げ口しあうことで、自分だけが生き延びようとしたんです。

―― とにかく先に「あいつが悪い」と言ったやつのほうが生き延びる。
糸井 そうなんです、「俺は悪くない」と言うとその時点ですでに犯人扱いになっちゃう。ましてや、「え、あいつって本当に悪いのかい?」なんて言ったら、もうその人はおしまいなんです。
そういうやりとりを横で見ている連中は、「結局、一番うまくやったのは誰だろう」って勉強をし
ちゃう。だからみんな、自分のリスクを避けるために「屁をしたろう」「屁をしたろう」と、みんなで
指を差し合っているわけ。そこでうっかり「したよっ」て言ったら一発でお縄ですよね。
でも、本当は今の世の中、大声で言ってみたい感じ。「俺は屁をするぞー!」って

(後略)

何が面白いといって、僕は屁の話が一番面白い。守屋氏が、倫理規定監視委員会の委員長
だったなんて話は、そのまま人ごみの中の屁じゃないか!!
今や、追及する側に立った人らはどうなんだ、というのが太田氏の指摘だ。
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by agsanissi | 2007-10-31 06:15 | 参考記事
2007年 10月 30日

ソバの一次選別

昨日今日と二日間で、トオミを使ってソバの一次選別。
刈り取り時には、茎はまだかなり湿気を含んでおり、刈り取った実の中には相当量の茎が
混入してくる。乾燥機にいれ、5-6時間、送風循環をかけるだけで、茎は乾いてかなり吹き
飛ばされる。刈り取り直後に、ここまでやっておかないと、蒸れて発熱し、風味が失われて
しまう。
一次選別で、わらくず(茎)をある程度飛ばして、再度、送風循環にかけて後、最終選別に
かける。一次選別後の収量は、
東23は500キロ(反収は概ね30キロ、コスト割れの限界値は20キロかな?)
東7は900キロ(同じく70キロ)、
さてこの違いは何か?
東23はナタネ跡、東7はダイズ跡、東23はナタネと競合したのに対して、東7はダイズ跡が
プラスした。熟期との関係で東23は台風の影響を強く受けたが、東7は免れた。また東23
の後半部の刈り取りを東7の終了後にした為に、刈り取り期が大幅に遅れ、落実が多かった
などの事情が考えられる。
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by agsanissi | 2007-10-30 22:11 | ソバ/ナタネ
2007年 10月 30日

守屋氏の証人喚問

大事の前の小事なのか、小事の前の大事なのか、この時点での降って湧いたような守屋氏の
不祥事は「身から出た錆」とはいえ、与党にとってはテロ防止・イラク支援特別措置法案の人質
に取られたようなもの。与党自身としても、この人質、ここは切って捨てねばなるまい。
しかしこの不祥事、小池前防衛大臣が守屋氏の辞職を迫った際には、半ば公然の事実。
今更、取引業者とのゴルフ遊興の回数をあげつらって倫理規定違反を激しく追及したところで
守屋氏個人の「不徳」を暴き立てるだけで、かかる人材をトップに戴く組織としての資質は、どの
ように理解すればよいのか?

内情を知らぬ者の眼から、のほほんと聞いていれば中々厳しい証人喚問のようにも窺えるが
防衛庁の内情を知り尽くした、守屋氏と同期入庁の太田述正氏から見ると、全く的外れの茶番
というのが真相
のようだ。
太田氏、このところそのブログ(参照)で、防衛施設庁談合事件について16回、防衛省事務次
官人事問題について21回、防衛省不祥事に思うを9回、書いておられる。
その全体を読んでの感想は、軍事組織としての本質的役割を憲法上で制約され、半ば否定さ
れた組織は、半ば無用の不労所得の集団に過ぎず、従って巨大な利権に巣食う無為徒食の
組織に堕さざるを得ないという意見のようだ。

そのような視点から、昨日の証人喚問を見ると
◆守屋喚問は、私が予想したように、自民党と民主党の裏取引が行われた模様であり、守屋
倫理規程違反だけで決着させるというシナリオの下でのうわべだけの質疑で終わりました。
自民党議員が、山田洋行への天下りの話と小沢さんが政治資金をもらった話をしたけれど、
民主党議員は、この自民党の小沢疑惑ちらつかせ戦術のせいで萎縮しきった感じであり、
(東氏の件もこれあり?)天下りの話について完全パスしていましたね。
また、遺憾なことに、社民党も共産党も、小沢さんが「友党」たる民主党の党首であるためか、
小沢さんの疑惑を追及しようとはしませんでした。
私の率直な印象としては、(公明党など言及するのもアホらしいので止めときますが、)この4党
は全部つるんでいるな
、というものです。
◆いずれにせよ、最大の問題は天下りなのです。
◆何度も繰り返して恐縮ですが、守屋のゴルフ等接待という形で山田洋行が防衛省にキック
バックした金額に比べ、荒っぽい計算ではあるものの、実にその100倍もの金額を山田洋行
は、天下った防衛省OBの給与の形で防衛省にキックバックしています。
◆何度も申し上げているように、接待費用などたかがしれているからであり、山田洋行に天下り
している防衛省OBの給与経費にこそ焦点があてられるべきだからです。
つまり防衛省は、あくまでも天下りの見返りとして山田洋行に「発注や契約などで便宜を図」っているのであり、山田洋行の守屋等に対する接待など、防衛省にとっても守屋にとってもゴミのような話だということです。


参考:守屋氏の証人喚問の実況中継は、
衆議院TV(参照)のサイトから、会議名「テロ防止・イラク支援特別委員会」を選択して、
検索をクリックして、10/29の委員会を選べば、見ることが出来ます。
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by agsanissi | 2007-10-30 21:47 | 参考記事
2007年 10月 30日

賞味期限なんかクソ喰らえ!

10.0/15.4度、日照ゼロ、朝の気温が温い割りに日中の気温が上らぬ。朝は身を切る
ような清冽な冷たさが好きだが、この温さは何なんだ?!

自慢じゃないが、店先でも、自宅でも、賞味期限なんか気にしたことはない。気に留めると
すれば期限切れ直前の見切り品を安値で買うときくらい。料理するときには自分の鼻と舌
を頼りにするだけで、たまには間違えて下すこともあるけれど、それはそれで正規反応だ
から気に止むことはない。それで一向に不都合はない。ブランド物や世間の評判には目も
呉れない貧乏人の生活はそんなものだと割り切っている。

食品の不当表示をめぐる事件が相次いでいる。四ヵ月前に「食の安全・安心」(参照)の中で、
一連の事件を取り上げて、「食の安全・安心」は脅かされている、農水省はいったい仕事を
やっているのか、こんなことで国民の健康・安全を守る仕事を任せられるか等と騒ぎ立てる
のは、止めにしておくが良い。結果としてそれは、彼らの官尊民卑の心を肥やし、煩雑で・
小煩い規制の網を一段と複雑にするだけだから。

と書いたことがある。

その後も、規制や管理を一段と強化させるような事件が相次いでいる。誤解を恐れずに云えば、
僕はこの種の「事件」は、そういう概念が刑法学にあるのかどうか知らないが、実質犯では
なく形式犯だと考えている。殺人や窃盗は、明白な実害を伴っている。一方、賞味期限や製造
年月日を偽ったとか、偽物を高値で売りつけたとか、確かに詐欺行為には違いないが、果たし
て「食品の安全・安心」を脅かすような本質的な実害行為なのか?
というよりも本質的実害を伴わないからこそ(要するに騙された人は、摘発されるまではそれと
分からずに自己満足しているのだ)産地を偽ったり、賞味期限や製造年月日を付け替えたり、
次から次へと摘発の暇もないほど横行しているのではないのか。内部告発で摘発されるのは、
ほんの氷山の一角。こんなさもしい連中の詐欺行為を機会に、ますます「きめ細かい規制」
を課せられるのは甚だ迷惑だし、社会的浪費を肥大させるだけだ。そんなことで「食の安全・
安心」が担保されると考えるとすれば見当違いも良いところ。

29日付の「萬晩報」に「結局、賞味期限って何なの!!」という記事が載っている(参照)。
加工食品の「表示」が「製造年月日」から「賞味期限(消費期限)」に変わってから12年に
なる。よく聞かれる質問は「賞味期限って誰が決めるの?」というものである。....

という書き出しで始まっている。

消費期限なんてものはせいぜいスーパーの店舗での話で、いったん消費者が購入してしま
えば、あとは「野となれ山となれ」。自己責任の世界なのだ。
実は食品衛生法にもJAS法にも「賞味期限の」規定はない。食品衛生法施行規則の「食品
の表示」という項目に「表示しなければならない」項目のひとつとして、添加物や原産地などと
並んでいるにすぎない。つまり“一定”の加工食品には「賞味期限を表示しなければならず、
期限の短いものは消費期限として表示する」ことになっている。
細かいことで申し訳ないが。賞味期限は製造者が決めることになっている。「この加工食品の
味について表示している期限内なら我社は品質を保証する」といった程度の話なのである。
スーパーやコンビニでぜひ食品の表示を見比べると非常におもしろい。


この曖昧模糊とした「賞味期限」の制約(単なる目安に過ぎないものが、明示されれば限界
値に代わってしまう)で、かなりの量の食品が廃棄されているはずだ。日本の食品廃棄物は
年間1900万トンに及ぶそうだ。これは世界の食糧援助量の三倍に相当し、これを供給熱量
に換算すると総供給量の四分の一を廃棄している。出所では家庭からの廃棄量が1000万
トン、外食産業など事業系から530万トンにあたるという(第二回食料の未来を描く戦略会議
の議事録、11、13、14頁、参照)。この内、どの程度が「賞味期限」に係わるのか不明だが、
一方ではこの大量の食品廃棄を問題にしながら、他方では「賞味期限」の機械的な適用を
そのままにしていて良いのか?

そもそも「食の安全・安心」は、本質的にはどのような形式で担保されるのか、法的規制や
行政の介入はどの程度まで要請され、企業の社会的責任はどのような形式で担保され、
消費者の自己責任はどの程度まで要請されるのか?
消費者が自己責任を放擲し、公的「お墨付き」に依存する割合に応じて管理・規制の煩わしさ
は幾何級数的に肥大する。
結局、こんなことでやいのやいのと大騒ぎしているのは、消費大国の贅沢ではないのかという
思いを拭いきれない。
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by agsanissi | 2007-10-30 20:28 | ミミズの寝言
2007年 10月 27日

台風20号

c0048643_21574689.jpgc0048643_2158724.jpg突然、降って湧いたように台風が
発生し、関東沖を駆け抜け、明日
早朝には遥か三陸沖で衰退する
ようだ。疾駆短命。
台風から吹き込む生暖かな空気
のせいか、気温差が殆どない、
12.0/14.1度。雨は、昼前後に
一時的に止む。風は比較的穏や
か。


c0048643_2220323.jpgc0048643_22202696.jpg昼前に山に行ってみた。紅葉は一段と進む。
既に、かなり落葉し始めている、あと一週間
ほどが盛りか。(22日と27日)
15時過ぎから再び雨、実に40日ぶりの本格
的な雨になった。乾燥のせいか、低温のせい
か、いずれ両方の影響だろうが、播種日から
既に二週は経っているが、依然としてナタネは出芽の兆候が見えない。いささか心配になって
きた、あと二三日の辛抱か。22時過ぎ、やや風が出る。
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by agsanissi | 2007-10-27 22:36 | 気象/季節メモ
2007年 10月 26日

生活習慣病/覚書

5.4/21.2度、午前中は昨日までの秋晴れの延長で、5時前には金星は明るく輝き、土星も
火星もはっきりと見えた。11時頃から黒雲広がり、15時半過ぎから小雨になる。通常なら、
21時過ぎには10度を下回るが、今日は依然として15度、やや蒸し暑さを感ずる。

**********************************
昨日から、沖縄で「日本高血圧学会総会」が開かれている。会長の琉球大学医学部瀧下
修一教授は、開会の挨拶で、
全体のプログラムでは、特に食生活の面に着目した点を強調。長寿県として有名であった
沖縄が危機に直面している現状を引き合いに出しながら、「生活習慣の欧米化とそれに伴
なって肥満、恐らくはメタボリックシンドロームが著増している」との見解を示した。この問題
意識のもとに「栄養」をテーマにしたシンポジウムを設けたとし、「栄養学の専門家らとの連
携を図るとともに、食生活という側面からのアプローチで高血圧や肥満を含めた生活習慣
病の予防への攻略
を考えたい」とした。

とのこと(「日経メディカルオンライン」から、参照

ここにいう「沖縄の危機」とは肥満度で連続全国第一になったことだ。
昨年3/8付けの沖縄タイムス「社説」(参照)は
沖縄の肥満の割合が男女とも二〇〇〇年度から五年連続で全国一位であることが分かっ
た。
社会保険庁が三十代以上の「生活習慣病予防健診」で、肥満度を測る体格指数(BMI)を
比較した。体格指数は体重(キロ)÷身長(メートル)÷身長(メートル)が25以上を肥満と
する。男性は五年間で45―47%、女性は25―26%で推移しているという。

(注:「25を超える肥満者の割合が」という意味かな)

県医師会などは二〇〇〇年に男性の平均寿命が全国二十六位に急落した「26ショック」
以降、肥満解消を訴えてきたが、依然として改善されていないことが証明された格好だ。
沖縄は百歳を超える人口はなお多い。長寿者が若い世代をカバーしきれなくなったのである。

と訴えている。

この話題を取り上げたのは、10/22の「食と農を考える/覚書」及び10/24の「食料の未来
を描く戦略会議」との関連だ。

人間及び動物は、無機元素から栄養分を取り出すことは出来ない。植物及び他の動物を
摂取して自己の身体を作る(同化)と共にエネルギーを取り出している(異化)。同化・異化を
まとめて代謝という。代謝を司る器官と代謝の機能は、数百万年というタイムスケールの所産
である。その結果、人間の身体は「飢餓」状態に対しては幾重もの防禦システムが作動する
が、この僅か数十年の社会システムの変容によって生み出された「飽食」には対処するシス
テムの備えがない。この意味では、生活習慣病とは風土と歴史的伝統によって培われた
人間の身体のシステムと社会システムの変容によって突然現出した食生活習慣とが本質的に
相容れなくなった現象だ
、と僕は理解している。

4年前、僕は、現代の都会生活は病的だ=「社会的な糖尿病」だと書いた。それを切に感じた
のは、更にその十年前、まだバブル景気の崩壊直後のことだ。糖尿病の治療にはエネルギー
摂取の制限が必要だ。同様に、地球環境のみならず人間自身の健康のためにも、現代の
先進諸国は様々な分野のエネルギー消費レベルを二三割引き下げる必要があると考えて
いる。先進諸国がエネルギー消費を二三割引き下げれば、京都議定書なんか軽くクリアー
出来るし、個人レベルでは栄養摂取量を二三割引き下げて「一汁三菜」を基本にした簡素な
食事を心掛ければ、食料自給率はたちまち三四割は上るし、生活習慣病なんかその言葉さえ
なくなってしまう。
でも、社会レベルでも、個人レベルでも、そんな暴論を受け入れるものは一握りの異端派に
過ぎない。だからこそ、如何にも問題は深刻で、様々な分野の知恵を総動員して絞っている
のだろうけれど、問題そのものの所在は明快だ。
地球環境の悪化は、現代のエネルギー消費レベルは地球生態系の浄化機能にとっては過大
すぎることを示している。生活習慣病の急増は、自分の身体と生活条件にそぐわぬ食事内容と
過大なエネルギー摂取を示しており(免疫機能を高めるには粗食が良いそうだ)、日本の社会
的条件の下では、結果としてそれは食料自給率の低下をもたらしている。

まあ、簡略に過ぎる暴論だけれど、これからぼちぼち展開する積り。
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by agsanissi | 2007-10-26 22:33 | 考える&学ぶ
2007年 10月 25日

小麦の生育比較

3.3/17.9度、日照8.4時間、今日も快晴、三日前から西7の小麦畑に転がるヨモギの根っこ
を拾い集めて歩く、やや汗ばむ陽気。

c0048643_20191260.jpg16時52分、海上に輝く月を仰ぐ。今日は旧暦の9月15日、実際の
満月は明日の13時52分、21時間早い。ちなみに明日は月が地球
に最接近し(今年の)、南中時(23時43分)の視直径(視角で計った
直径)が今年最大に見えるそうだ。尤も、明日は曇または雨か



c0048643_20285435.jpgc0048643_2029413.jpgc0048643_20301744.jpg






西7の二列目南西側の生育ムラが酷い。生育ムラと云うより、出芽ムラがそのまま生育の
遅れになっている。この部分は、例年悪いし、ダイズを播いても出芽率は悪い。但し、小麦
の場合は、春までにはかなり遅れを取り戻し、収穫時にはほとんど差を感じない。

c0048643_20403755.jpgc0048643_20411971.jpg一方、西1は南側から見ても、北側から
見ても、問題はないようだ。但し、北側
から見ると、4-5列おきにやや色が薄い
ような気がする。北側は入り口付近の
出芽が遅れていたが、今は問題ない
ようだ。

******************************
今晩、Kさんから「5月初めに播いた黒ダイズが、まだ青々している。盆過ぎのような
具合でなんす」との電話を貰った。
「思い当たることはありますか?」と聞いたら、「鶏糞がちょっと多かったか」と。
反歩180キロの鶏糞を入れたとのこと。発酵鶏糞かどうか分からぬが、三分の一以下
で良かったのではないか、倒伏やツル化しなかったのが、せめてもの幸い。
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by agsanissi | 2007-10-25 20:48 | 小麦
2007年 10月 24日

「食料の未来を描く戦略会議」

1.4/16.0度、日照8.4時間、今日も快晴、野田の平地では霜が降りたとか。

10/9、農水大臣主催の第二回の「食料の未来を描く戦略会議」が開かれた。「食料の未来」
を描くための戦略という命名は、何を戦略目標にするのかいま一つ曖昧だが、その趣旨説明
によれば(参照)、
・食料をめぐる世界情勢に変化の兆しが見られる。それ故
・国民に対する食料の安定供給の確保を図るための方向性について議論し、
・食料問題に関する認識を国民全体で共有すること
が、目標だそうだ。

どのような「変化の兆し」が表れているかは、
第二回会議の配布資料「今、世界の食料に何が起きているのか」(参照)が語っている。
その要点は、
・国際的な穀物需給が逼迫し、30余年ぶりに世界の全穀物の在庫量は安全水準を下回り、
穀物価格は上昇している
・供給面では、異常気象や砂漠化による生産条件の悪化(単位面積あたり収量増の鈍化)、
家畜伝染病の発生による供給制限
・需要面では、人口増加や所得上昇による需要の質と量の変化(特に、中国の経済成長に
伴う需要の急増)、バイオ燃料作物需要との競合
要するに、長期的に食糧需給は逼迫し、食料輸入は不安定化する。
一方、我国の食料供給の現状は、
第一回会議(7/17)の配布資料「今、我が国の食料事情はどうなっているか」(参照)で、
その概要を示している。
要点は、
・所得上昇に伴い、食生活の内容は大きく変化した。米の消費が減少し、畜産物・油脂類の
消費が増加した
・供給面では、農業生産者と耕地面積の減少、生産者の高齢化と耕作放棄地の拡大に
よって国内生産力は低下した
・食料輸入が増加し、自給率は大幅に低下し、先進国の中で最低水準に陥る
・百%食料を自給するには、現在の耕地面積の3.5倍の農地が必要

以上のような現状を踏まえて、「安定供給の確保を図るための方向性」について、どのような
戦略が掲げられるのか、まだ会議は始まったばかりで実質的討議には入っていない。まずは
今後のお手並み拝見。
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by agsanissi | 2007-10-24 20:30 | 参考記事
2007年 10月 23日

ダイズの生育比較

6.6/17.2度、日照8.2時間、ほぼ快晴で、この時期の最長日照時間

c0048643_1816114.jpgc0048643_18164470.jpgダイズが順調に枯れ始めた。
6/20播種と7/9播種の写真、
特に7/9播種は、10/18の
写真と較べると加速が付いた
印象を受ける。

5月播種のものは、あと一週間程度で刈り取り期か。ここはやや雑草が多く、ダイズが判然と
しない。で、写真は撮らなかった。
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by agsanissi | 2007-10-23 18:30 | ダイズ