農のある風景/作業日誌/ようこそ!!荒木農場へ

sanissi.exblog.jp
ブログトップ

<   2012年 01月 ( 31 )   > この月の画像一覧


2012年 01月 31日

日々雑纂

c0048643_655974.jpg・寒気は、一段と南下する。上空5千㍍△30度の寒気が四国・九州と近畿地方の
一部を除いて、日本列島の大部分をすっぽり覆い尽くしている。
・31日4時47分発表の「大雪に関する全般気象情報 第3号」は、
「日本付近は冬型の気圧配置となっています。31日朝には、北日本の上空
約5000メートルに氷点下42度以下の寒気が流れ込み、冬型の気圧配置
が強まる見込みです。
 2月1日は低気圧が発達しながら日本海を進むでしょう。低気圧の通過後
は、西から再び冬型の気圧配置が強まり、2月3日頃にかけて強い冬型の気
圧配置が続くでしょう。」

としている。
・岩手県沿岸北部には低温・乾燥・強風・波浪の注意報が、埼玉南部には
乾燥注意報が出ている。

・図書館から予約した本の到着案内くる。九条兼実の日記【玉葉】の第二&
第三分冊、【網野善彦著作集・第7巻】、【トマス・マン日記(1940-43)】、
ウォーラーステインの【転移する時代】、【ひとはどこまで記憶できるのか】
の六冊を借りてくる。玉葉と網野は【白い道】を読んだ機縁で読みたくなった。
【玉葉】は手軽に通読というわけには行かないけれど、何十年か前に通読した
ことがあり、今回はポイントだけ拾っておけば良い、網野は「中世の非農耕民」
がテーマ。トーマス・マン日記は米国側から見た戦争。

ポピュリズムへの警鐘、ダイアモンドOnline(12/01/31、参照)に
「今の民主主義では経済危機を止められない?ユーロ不安は金融市場によるポピュリズムへの警鐘か」と題する真壁昭夫氏のコラムが
載っている。問題のポイントは、ギリシャ、ポルトガルなどは過去の借金返済のためにどの程度の窮乏政策に耐えられるのか、一方、ドイツ
など相対的に豊かな諸国はユーロシステムを維持するために、どの程度まで他国の借金を肩代わりする覚悟があるのかという問題に帰着
する。真壁氏の論点は
今ここに、1つの政策があるとする。その政策は国の将来にとって必要不可欠で、しかも長い間に国民に多くのメリットをもたらす。その一方、
短期で見ると多くの国民にとって痛みを伴うものだとする。果たして国民は、その政策に賛成するだろうか?
・政治がポピュリズムに走ると、国が危機的な状況になるまで、本当に必要な政策の実行が遅れることが考えられる。問題が深刻であれば
あるほど、国民は痛みを伴う解決策の実行を嫌う。結果として、ポピュリズムに走ったときの民主主義の政治体制では、経済的な危機の
発生を止めることが難しくなる。」
というにある。
・昨日も書いたように、日本も一度は苦薬を飲み干さなければ、次のステップに進めない。しかし民主党は、口先だけの「一体改革」を掲げる
だけで国民的合意形成のための真剣な努力を怠っている。そもそも自分の党内もまとめられずに、国民的合意を得られると思ってるのか。


増加するカルト教団、日経ビジネス(12/01/30、参照)にカルト教団の根絶のために戦う「滝本太郎弁護士の告白」が載っている。
・その一節から
・オウムは信者数を減らしましたが、カルト教団の数は増え続けています。最近の特徴は、「ミニカルト」。既成宗教の1つのお寺や教会が、
異常な教団に変貌することもある。宗教に限らず、占い師や劇団、ボランティア団体、家庭教師、学習塾などでカルト化している所もあり
ます。指導者が人を動かし支配する喜びに溺れて、金銭を収奪し、家庭を壊していく。
・不況が長く深刻で、企業にとって解決策が見えづらい社会になってきました。しかも世界の経済構造は複雑になっているので、答えが
見えない。そんな時に、カルト教団は即効薬に見えるんです。
・問題は、カルト教団では、勧誘する人には「悪いことをしている」という意識が全くないことです。それどころか「良いこと」として勧誘して
います。だから限度がない。ですが、「人の為」と書いて「偽り」です。「信者」と書いて「儲け」です。これを忘れてはいけない。
(下線は引用者)


------------------------------------------------------

2011年1月は何をやってた??
[PR]

by agsanissi | 2012-01-31 06:18 | 日々雑纂
2012年 01月 30日

日々雑纂

・快晴、やや風あるも、昨日ほどではない。今朝5時の最低気温は△4.8度、多分明日も氷点下を記録するだろうから、これで今月の氷点下は
26回目となる。”第一級の”というほどではないが、「さいたま」市としては、かなり寒い部類に入るだろうか。尤も、僕はまだ一度も暖房を入れた
ことがないから(「さいたま」では)、「耐えられない」ほどの寒さではない。

・昨日、久々に兄を訪問し、語り合ううちに(20歳も違う上に、僕がものごごろついて以降は、まったくすれ違いの人生を歩んできたために語り
合う機会は、最近まで殆ど皆無に近かった。それでも隔意なく話せる「血」の不思議さよ!)、人生の変転を歴史的変遷と併せて考えてみた。
昭和元年生まれの彼は、(僕の考える「40年周期説」:11/01/20、参照、では日露戦争を頂点とする敗戦期までの下り坂の、丁度、中間点)
まず誕生直後の金融恐慌と金解禁政策に伴う厳しい緊縮財政によるデフレ経済&それに踵を接する1929-30年の世界大恐慌と不景気の
真っ只中に生を受けた。規模の違いはあるにしても、バブル崩壊からリーマンショックに至る過程、とりわけリーマンショック以降の世界的規模
のデフレ経済と相似形の時期と見なせるだろうか。昭和10年以降、半ば偶然に本格的な大陸進出に乗り出し、或いは関東軍主導下に引き
ずり込まれ、明確な政治的リーダーシップを欠如したまま、「大日本主義」路線に踏み込んでいった。大規模な借金政策を梃子にした戦争経済
への傾斜は、あたかもバブルの絶頂期に向かってひた走る1985-90年の日本経済と同様、内部的腐食を覆い隠して、表面的・退廃的繁栄を
謳歌した。
・デフレ経済からインフレ景気への契機となった大陸進出政策・大日本主義・戦争経済、それらの政策をリードした軍部は、無能をさらけ出し、
けち臭い政治的抗争にうつつを抜かす政党勢力に代わって、あたかも「時代の寵児」かのように見えただろうか。このような歯車がうまく噛み合い
フル回転に向かったのは昭和11年から16年辺りまでか。兄が、11歳から16歳の頃に相当する。
・日米戦争開始と共に、歯車は軋み始め、猛烈な摩擦音と共にフル回転を続けた。それは破局への準備であったが、多くの国民には華々しい
戦果の凱歌と聞こえていた可能性が強い。これは17-18~19歳頃ではないかと想像する。彼は、20歳になると間もなく、16歳の弟とともに
特攻隊に志願する。彼は、17-18歳頃に聞かされてきた大日本帝國の華々しい戦果=輝かしい勝利と「特攻攻撃」という絶望的な消耗戦との
甚だしい乖離に矛盾を感じなかったのか(感じたにしても如何ともなし難かったが)。志願したはいいけれど、飛ぶ飛行機もなく、飛ばすガソリン
もなく、ただ虚しく「待機」するだけの軍隊生活に不信を抱かなかったのか(それを彼に問いただしたことはない。下の兄貴に「特攻志願」の気持ち
を聞いた時、彼は「こんな世の中、生きていても面白くないから、どうせならパッと死んでやろうと思った」と応えた)。
・戦後、東京電力に勤めた彼の生活は、日本の経済成長と共に向上し、多分、その絶頂期に定年退職の時期を迎え、一級電気技師の資格を
持っていた彼は退職後の生活に何らの不安をも持っていなかったのではないか。彼の退職後、20余年間は社会的には絶頂期から後退期、
または下り坂に向かう転換点に立っていたけれど、彼個人の生活は身につけた技術とそれまでの蓄えによって余裕もあり、充分満足できるもの
で、社会的関心よりも個人的関心に埋没していったのではないかと想像する。
・さて、彼の幼年期と最近の経済情勢とは、80余年を隔ててある程度の相似形をなしている。金解禁に備えた意図的な円高政策と緊縮財政、
意図せざる円高と結果的な・余儀なくされた緊縮財政、世界恐慌とヨーロッパの信用不安を契機とする金融収縮。このようなデフレ経済を転換
させたのは、80余年前は、ある程度まで軍事的強制力に押し付けられた戦争経済への突入・野放しの軍事費の拡大だった。
・現在は果たしてどうか。相次ぐ公共投資にもかかわらずデフレ脱却の見通しは立たず、しかも借金財政は過去の金融資産の蓄えに依って
辛うじて賄われてはいるものの、既に限界点に達している。軍事費の拡大に代わる強制的財政膨張要因は社会保障費・保険費・医療費など、
現状では膨張する一方で縮小する見通しはない。
・単純に考えれば、過去の借金を棒引きにしてチャラにするか、税金を大幅に引き上げるか、社会保障費などの支出を大胆に切り捨てるか、この
夫々を適当な割合で組み合わせて乗り切るか、誰が政権を担当しようがそれ以外のいかなる妙案もあり得ない。問題は、如何にオブラートを被せ
てこの苦薬を飲ませるか、また一度はこの苦薬を飲み干さなければ、次のステップに踏み出せないのではないか、という点にある。


------------------------------------------------------

2011年1月は何をやってた??
[PR]

by agsanissi | 2012-01-30 09:36 | 日々雑纂
2012年 01月 29日

日々雑纂

・大雪の目安とされる上空5千㍍△36度の寒気に仙台付近まですっぽり覆われる。久しぶりに普代の気温変化を見るに、14日に真冬日
の後、26日以降連続して真冬日を記録。但し降雪量は岩手県全般で少なく、過去一ヶ月間の降雪量は平年の30-40%にとどまっている
模様。沿岸部の積雪は何れもほぼゼロ。
二年ぶりに兄を訪問;10時過ぎにスタート、何故か16号バイパスはガラガラと云っても良いほどの空きよう。浦和付近からやや混雑し
始め埼大付近の合流点及び所沢航空公園付近の二車線が一車線に合流する付近は相変わらずの混雑だが、概ね順調と言うべし。
兄弟とはいえ、僕とは20歳年長の86歳で、今年初めて両親の年齢を越え、兄弟姉妹7人の中では今のところ唯一両親の年齢を越えて
健在だ。生き残っているのは長男と僕だけになってしまった。僕と同じく糖尿病、43歳で糖尿病と診断されたそうだから(当時の血糖値は
600を超えたとのこと)既に半生以上を糖尿病患者として過ごしているわけだ。当初は、内科医にかかり、単に血糖降下剤を処方される
のみで、当然のごとく加齢と共に薬の効果は次第に衰え、血糖値は徐々に上昇、血糖降下剤を増量する他、為す所なく、やがて糖尿病
網膜症を発症し、今でも目は見えてはいるものの、三回のレーザー光凝固手術を受けたとのこと。これを機会に糖尿病専門医に初めて
診てもらい、当の専門医は内科医の「お決まりの(というより無能な)治療」に呆れ返ったとのこと。
・以来(それから何年経つかは聞き忘れた)糖尿病専門医に月一度通い、食事及び運動療法・栄養指導を受けると共に、血糖降下剤を
インスリン投与に切り替え、今日に至っているとのこと。(僕の見る所、一応、糖尿病専門医としての平均的基準は満たしているが、いま
一歩踏み込んだ「治療」を追究しようとする熱意は待っていないようだ)
・現状は、ヘモグロビンA1cは6.5%で、血糖管理の状態は一般的に「良」と「可」の中間。食事内容と血糖値の測定記録を見せてもらった
が(かなり几帳面に記録しており、これだけでも一般的にはかなり優良な「患者」とは言えそうだ)、空腹時及び食後の血糖値の変動幅が
大きく、かつ朝食前の空腹時血糖値が150~180を度々超えており、食事内容のより正確な掌握(僕の推測では、主な食事は記録して
いるが、間食の類・調味料的なもの・いわゆる健康食品の類に含まれる炭水化物・単糖類が省略されている)と血糖管理の必要を感じる
けれど、現在の年齢と健康度(下脚部の慢性的な痺れがあるだけで、多少の神経障害があるか、他には特に心臓にも血圧にも異常はない
とのこと)を考慮して、ほどほどにということであれば、こんなもので仕方ないのか(妥協するしかないかな)とも感じる。



クラウドサービスの可能性、富士通は「携帯電話による糖尿病患者様向け支援サービスを拡充」と公表(12/01/26,参照)。
 「からだライフ 糖尿病サポート」では、昨年より、富士通製携帯電話と血糖測定器を連携させ自動で血糖値を記録し、データ管理などを
行う、クラウドサービスを有料で提供してまいりました。今回、対応機種を大幅に拡大し、お手持ちの各種携帯電話やスマートフォンで、
患者様がWebアプリケーションを活用して「食事」「運動」「血糖値」などを管理し、糖尿病の療養に欠かせない食事節制や運動の習慣化を
支援する機能を無料でご利用いただけるクラウドサービスを提供します。
」と云うもの。尤も、管理機能がいくら充実しても、実際に管理する
のは本人だからな。機能の客観的充実は主体的能力の向上に、どの程度資するのか??
・「池田信夫Blog」で初めて知って(1/12/31、参照)、ふと読んでみたくなった【啓蒙の思想】を昨日、図書館から借りてきた。【白い道】と
併せて借りてきた【野蛮と希望の世紀を読む】(【啓蒙の弁証法】と、ほぼ同様のテーマを扱った本の書評集のようだ)ばかり読んで、まだ
【啓蒙の...】のほうは読んでないけれど、1942年に書かれた序文に、次のような一節がある。
「近代科学の営みのうちでは、偉大な発明は、理論的教養のいや増す崩壊という代価を払って購われる、ということに何年も前から気づいて
はいた」「市民的文明の崩壊という)現代の状況においては」、ただ単に学問に従事することばかりではなく、学問そのものの意義が、疑わし
いものになってしまっている
」云々
・携帯電話の機能充実と、これがどういう関係があるかと思うかも知れないけれど、本質的問題提起という点では同じ事だ、と僕は思う。
・科学的・技術的進歩と人間的能力(倫理的能力を含めて、あるいは「とりわけ倫理的能力」といっても良い)は、並行しては進まない。この
点をはっきり見極めておくことが肝要だ。
・例えば、「科学技術の進歩」ということは、ある程度、安心して言えるけれど、「倫理観の歴史的進歩」とか「思想的進歩」とかは、極めて
狭い限定的な意味では云えないこともないけれど、それでさえ「科学技術」のような普遍性はあり得ない。

・多少、違った面があるけれど、池田氏は次のように書いている(【啓蒙の弁証法】の延長上の思想かどうかはまだ分からない)。
啓蒙は世界を「脱神話化」することによってその意味を剥奪し、爆発的な富の増大を実現したが、それはかえって人々の意味への渇望を
生み出し、啓蒙を清算して科学を否定しようとする大衆運動を生み出す。いま起こっている反原発運動がファシズムと共通するのは、科学的
データを「御用学者」と否定して「正義か悪か」を判断基準にしようとする呪術的思考である。
(下線は引用者)
・ある程度の「保留」をつければ、基本的に僕はこの考えに同意する。核分裂反応は、基本的に制御可能な技術かどうかという点は、
「制御」の意味合いによる。いかなる人間的行為にも、偶然的要素を排除した絶対的「制御」可能性はありえない(自然界ではどうかは、
取り敢えず考えない)。その限りで、核分裂反応を爆弾にも電力にも、そのエネルギーを抽出し、利用可能にしたという点では明らかに「制御」
可能な技術である。「原子力は人間のコントロールできない凶悪なエネルギーだ」などという議論は、技術そのものを罪悪視するお伽噺だ。
・ところが、実際に核分裂反応を武器や電力発電に利用するかどうかの政治的・経営的判断には、その基礎になる「科学的データ」を含めて
無数の恣意的要素が入り込んでくる。すべての恣意的要素を排除したにしても、「科学的認識」そのものの相対的限界は免れない。
・さて、どうしたら良いのか。どんなに画期的な・革命的思想も、それが思想信条として絶対化されると共に、やがてその最も醜悪な側面を
さらけ出し、人間にとっての災厄以外の何ものでもないものへと転化してしまう事実を見据えるとき、何らかの思想ではなく、「思想」そのもの
への懐疑と諦観は始まる。

------------------------------------------------------

2011年1月は何をやってた??
[PR]

by agsanissi | 2012-01-29 05:39 | 日々雑纂
2012年 01月 28日

日々雑纂

・引き続き【白い道】(中巻)を読む。第9章「親鸞の出家」が良い。「往生要集」冒頭の地獄編が、単なる想像上の絵空事ではなく、
まさに生身の現実として、日常的有り様として迫ってくるような様相を活き活きと描いている。「末法」の意味、末法思想が歴史的
現実として活き活きと浮かび上がってくるような社会的現実をイメージして見ること。このような操作を抜きにしては法然や親鸞の
思想を理解することは不可能だ。この場合、「理解」するとは同化することでないのは勿論、同意することでもない。
・吉川英治「親鸞」は親鸞が9歳で出家した際の神童ぶりを描いているが、【白い道】では、山門をくぐるに際して親鸞の眼に映じた
路々の地獄絵図、そのような現実社会と一種隔離された仏門とを隔離する山門の扉...などを通して描いている。小説的描写として
は、後者のほうが良いな。
・第8章「東国決起」では頼朝の挙兵を扱っている。前々から不思議に思っている、というか考えているのは頼朝が蛭ヶ島に流刑に
されてから挙兵するまでの20年間の人格形成・思想遍歴とはどんなものだったか、ということ。この時期の史料は皆無に近いの
だから想像するしかないのだが、1147年に13歳で流刑にされ、1180年に33歳で挙兵する。この後の頼朝の治世を「吾妻鑑」から
読み取る限り冷徹な現実的政治家(僕は大久保利通タイプの政治家を想像する)である。果たして、このような人格が流刑生活の
ような閉じ込められた生活環境で形成されうるのか、というのが最大の疑問点だ。最も安易な考え方は北条時政の単なる傀儡では
なかったかと見なすこと。本書では、頼朝・時政・政子の関係をサラっと面白く触れているが、核心には深入りしていない、無難な所。
独立独歩の機運にあふれた東国政権は、平家の支配する京洛の政権を認めず、京で治承五年七月に年号を養和と改め、翌年には
寿永と改元してもこれを用いず、依然として治承五年、六年、七年としていた。東国独立の気概に満ちていた頼朝であったが、三善
康信の神の意志を体した天皇の犯すべからざる権威と権力の強い諫言をを受けた後、次第にその態度を軟化させていった。頼朝は
将門のように自らが天皇となって君臨することよりも、天皇信仰の不可解なまでの権威と権力を最大限に利用する、その一点に
戦略が絞られていった
」200p、⇒ここは151pからの「頼朝と康信の対話」(第9章)の一節とともに極めて面白い。
・東国武士の独立不羈の精神を貴族政治に対立する武家政権を確立するエネルギーとして吸収する一方、自己の権力に対立する
エネルギーとして切り捨てていく過程(あたかも民族独立のエネルギーを革命に利用する一方、権力獲得と共にそれを抑圧する
ソヴィエト権力を見るかの如し)⇒第10章の「東国政権樹立」の一節;上総介広常と三善康信の論争
・【白い道】(下巻)、次第に朝廷政治にのめり込み、依って東国御家人勢力の反発を買い、遂には彼らに依って謀殺されたものと
描いている(第13章のうち「朝廷に接近図る頼朝」の節)⇒なおWiki【源頼朝】では「各史料では、相模川橋供養の帰路に病を患った
事までは一致しているが、その原因は定まっていない。吾妻鏡は「落馬」、猪隈関白記は「飲水の病」、承久記は「水神に領せられ」、
保暦間記は「源義経や安徳天皇らの亡霊を見て気を失い病に倒れた」と記している。これらを元に、頼朝の死因は現在でも多くの説が
論じられており、確定するのはもはや不可能である
」としている。
・この後、直ぐにひたすら北条家の繁栄を政子及び頼朝の転覆を図る北条一族の姿を描いている(第14章)。

・たまたま「MediEigo」というサイトの「ソーダ課税で医療費が激減?」記事に行き会う(参照)。
砂糖の入った飲料への課税で,医療費を大幅に削減できるとの試算結果が発表された。炭酸飲料,甘くしたお茶,スポーツドリンク
など砂糖を多く含む飲み物は,2型糖尿病や肥満の原因とされ,米国の一部の州や市でこれらの摂取を減らすための課税が検討
されている。今回の試算では,米国全体での1オンス(約30 cc)当たり1セントの課税により,向こう10年間に10万例の心臓病,
8,000例の脳卒中,24万例の糖尿病,2万6,000例の死亡を防げるとの結果が出た。
」というもの。
・記事もさることながら、「医療関係者向けの英語学習サイトです」と銘打ったこのサイト、医学関係英単語を勉強するには持って来い
だな。

------------------------------------------------------

2011年1月は何をやってた??
[PR]

by agsanissi | 2012-01-28 05:21 | 日々雑纂
2012年 01月 27日

日々雑纂

・【白い道】を読んでいて、頭をガツンとやられた印象を持ったのは、次の一文。
当時の農耕で見逃せないのは、水田耕作が実は差別の元凶になったことである。種籾のことをスヂと言った。スヂがあるとかスヂが
良いというのは、そういた種籾を所有する、いわゆる筋目のある家のことであった。種籾の所有者は土地に定着して、田植え期になると
人を集めて種籾を貸し出して水田を作る。集められた人々は、水田も種籾も所有しない、いわばスヂのない人間として低く見られ、
そこに差別観念が生じたものと考えられる。家筋とか血筋という言葉は、非常に差別的な意味合いを持って、この水田耕作重視の律令
制から発したものである。
それ故、水田耕作にまったく携わることのない山間や河辺、海浜に住んでいる狩猟師や金掘り師、炭焼き人、木地師、渡りといった人々
や関守の長吏や土師、鉢叩きと云われる聖、商人や永袖といわれた医師、そして遊興者としての傀儡などは、ことごとく卑賤の対象
にされることになる
。」118p
網野善彦の史観と通底するものかどうか、後者から学んだものか、独立した考えか、その辺は分からない。「現在の日本人は、.....
稲作農耕民の伝統の上に立っているという思い込み」とか「稲作文化は専ら支配階級の関心事であり、一般の百姓は畑作農耕によって
生き延びてきた」とか書いたことはあるけれど(土を考える/日本人は稲作農耕民か/8、「環境」と云う殺し文句、07/07/22、参照
ここで云うほど明確に定式化しては考えてはいなかったな。

・ちなみに「すじ」で、日本国語大辞典に「稲の種とする籾(もみ)。もみ種。」と載っている。一方、「字通」には「筋」として「筋肉が骨に
連なるところの腱の部分の象形。」としか載っていない。日本国語大辞典の「筋・条(スジ・スヂ)には「植物などに含まれる繊維質のもの」
との意味はあるが、直接、種籾の意味は載っていない。両者は共通する所があると見なしてよいかどうか。
・ところで、昨日の【白い道】からの引用に「貧賎、愚痴、少聞、破戒といったこれまでの仏教が歯牙にもかけなかった人々」云々とある
下線部は、一連の熟語として、どこかに載っているのか、それとも三国さんのもの?「少聞」は、日本国語大辞典には載っておらず、
「字通」に「寡聞」と同義として載っている。「卑賤にして寡聞なりとも、戒智あらば勝れたる人なるべしと」と【沙石集】に載っているそうだが
この本は、法然の死後のもの。

・【海の都の物語】は、ヴェネチア共和国一千年の歴史を扱った塩野七生さんの名著。その中に、こんな一節がある。
ヴェネチアはその一千年を超える歴史の中で、一度たりとて、古代ローマが享受したパクス・ロマーナのような、彼らにとっての平和は
味わったことがなかった。....法の公正と国家への愛情から、しばしば中世のローマと云われるけれど、なんといっても海洋都市国家で
ある。天然資源は塩しかなく、人的資源も、....この時期、十万を超えたかどうかという状態であった。1338年には13.3万人に達した
けれど、10年後のペストでは、三分の二に減ったと云われる。

・以前(12/01/10、「人口減少時代のパラダイム転換」、参照)で、内村鑑三の【デンマルク国の話】、または少日本主義・大日本主義
の中で触れたけれど、海洋国家でありながら、鎖国主義で内に閉じこもったり、大陸国家の真似をして大日本主義の尻馬に乗ったりして
痛い目にあったりしたけれど、様々な面での(根本的な)条件変化が予想される時代(ニューノーマルな時代)、いまだ問題点そのものが
見えてこない政治的混乱、または停滞が続いているのは、余りにも近視眼のせいだろうか。


------------------------------------------------------

2011年1月は何をやってた??
[PR]

by agsanissi | 2012-01-27 08:22 | 日々雑纂
2012年 01月 26日

日々雑纂

・20日から今日までの一週間、前半4日間は雨又は雪の日が続いた。先月4日以来殆ど降っていないのだから、野菜にとってもインフルエンザに
対しても「恵みの雨」。一方、僕自身の「活動量」は、20、21日の二日間の一日の総エネルギー消費が1449(ほんとかね?)、1546;活動エネ
ルギーが226、323Calだそうだ。その後の四日間で挽回すべく、80~100分程度歩く。
・そのせいかどうか、昨日は歩いていてやや足が重い感じ。今日は散歩を止める。
・三國連太郎の【白い道】(第一部上)と中里介山全集第十五巻から【法然行伝】を読む。後者は解説によれば【法然上人行状絵図】を忠実に
わかりやすく、読者の前に提供したものとのことだ。
・法然その人の思想を理解する上では、【白い道】の
法然は弥陀如来の慈悲が貧賎、愚痴、少聞、破戒といったこれまでの仏教が歯牙にもかけなかった人々にも注がれ、称名念仏によって救われ
ることを高らかに宣言したのであった。観念的な教義の展開の範囲としても、仏教の光明さえ閉ざされていた人々にも仏の救いの手を差し伸べら
れ、仏の前では平等であるとした法然の思想は、それ故、日本仏教の一大転換をもたらした画期的なものであった
」(毎日新聞社板、231p)
というのがわかりやすい。
・昔々、法然の思想を「称名念仏」(「ただ念仏さえ申せば往生する」)と聞いた時、ルターの宗教改革の第一歩となった免罪符の販売行為、
「贖宥状を買うことで、煉獄の霊魂の罪の償いが行える」(更に通俗化して「贖宥状を購入してコインが箱にチャリンと音を立てて入ると霊魂が
天国へ飛び上がる」という言葉として伝えられた)と一緒じゃないかと思ったものだが、専ら支配階級のに奉仕するものに過ぎなかった仏教を
民衆宗教に転換したという点に本質的な違いがあるだろうな。
・宗教改革を同じような観点、国家宗教を民衆宗教に転換する契機になったかと考えると、多少違うな。ミュンツァーの思想にはそういう側面が
あったけれど、本流は観念的な世界国家、ないし世界宗教を、実質的に領邦国家の宗教に転換させた点に意義がある。それまでは各君主の上に
立っていたローマ法王の権威を否定し、領邦国家を法王への精神的従属から独立させた点に意義がある。仮にそうだとすると「民衆宗教」としての
転換点はいつのことか?


2月上旬にかけて記録的寒波の恐れ参照
c0048643_1715783.jpg
今後1月23日(月)以降も第一級の寒気が日本付近に
停滞し、2月上旬にかけて冬型の気圧配置が続く見込み
です。日本付近の気温は平年に比べて2~3度以上低い
状態が続き、北陸や西日本の日本海側を中心に、大雪の
恐れがあります。これまでの冬の天候の経過や、今後
2週間以上にも及ぶ長い寒波は、豪雪によって災害史に
名を残す『三八豪雪(昭和38年1月豪雪)』や『五六豪雪
(昭和56年)』、『平成18年豪雪』に匹敵する規模になる
可能性があり、.
..」云々



お粗末、議事録作成を徹底=公文書管理法の周知指示へ-藤村官房長官
・藤村修官房長官は25日の記者会見で、政府の原子力災害対策本部の議事録が作成されていなかった問題について「公文書管理法の周知が
行き届いておらず、(議事録作成の)意識が薄かった」と述べ、政府内の各会議の議事録作成を徹底する方針を示した。 同法では、省庁職員に
政策決定の過程での会議の文書づくりを義務付けている。藤村長官は、政治家による政務三役会議や閣僚会議についても「決定、了解した事実
があるなら記録すべきだ」と表明。(jiji.com、12/01/25から)⇒意識の問題とは違うだろう

貿易赤字は一時的現象か?
・野口悠紀雄氏によれば、2011年の2.5兆円の貿易赤字は、一時的なものではなく、構造的なものであり、日本経済が「ニューノーマル」な時代に
入った現れである(ダイアモンドOnline、12/01/26、参照)。
貿易収支が回復しない理由は、4つある。(1)アメリカの消費ブームの終焉、(2)円高、(3)電力制約、(4)生産拠点海外移転である。
 これらの要因は、一時的なものでなく、構造的なものだと考えられる。つまり、日本経済は「ニューノーマル」の時代に入ったのであり、貿易赤字の
定着は、そうした条件変化の表れだと考えることができるのである
。」云々

------------------------------------------------------

2011年1月は何をやってた??
[PR]

by agsanissi | 2012-01-26 08:18 | 日々雑纂
2012年 01月 25日

日々雑纂

首都圏で4年以内に大地震の可能性70%(12/01/24、WSJから、参照
ネオン瞬く都心も含めた南関東地域で4年以内に大地震が発生する可能性が70%というのだ。これは、マグニチュード(M)9という日本史上
最大の地震が昨年発生したことの影響によるという。
「地震活動を研究する政府の地震調査研究推進本部はこれまで、30年以内にM7以上の大地震が首都圏で発生する確率が70%と述べて
きた。だが、東京大学地震研究所によれば、3月11日以来絶え間なく地震が発生していることから、今まで予想していた以上に早く大地震が
発生する確率が高まったという。地震研では、首都圏で大地震が30年以内に発生する確率は今では98%と計算している。
地震研によれば、1つの地域における大地震の起きる確率と小規模地震(M3~6)の発生回数は比例する。つまり、小規模地震の頻度が
高いほど、壊滅的な大地震が発生する確率が増すことになる。
「3月11日から11年末までに日本で発生したM5以上の地震は合計577回で、気象庁が観測した1996年~ 2011年末までの年平均回数の
約4倍だ
。云々⇒「予測精度」は高まったとは云えるかも知れない。では、その結果として実践的に何が出来るか視点で考えると、確率予測の
意味は何だろうか?専門家の”逃げ”ではないかとの



------------------------------------------------------

2011年1月は何をやってた??
[PR]

by agsanissi | 2012-01-25 08:12 | 日々雑纂
2012年 01月 24日

日々雑纂

・昨夜は一時的にやや強い雨、その後雪に変わるが、日替わり前には既に止む模様。
薄っすらと道路は白く積もっている。新聞配達のバイクが凍った雪を踏む音が時折聞こえる。
積雪は3~4センチだろうか。都心は4センチで6年ぶりの積雪だそうだ。朝から強い陽射し、5日ぶり。
「冬型」だとは云うものの、日本海には次の低気圧が接近しており、午後には早くも、低く・厚い雲に覆われる。

------------------------------------------------------

2011年1月は何をやってた??
[PR]

by agsanissi | 2012-01-24 04:50 | 日々雑纂
2012年 01月 23日

日々雑纂

・朝から重苦しい曇り空、いつ雨になってもおかしくない風情。昨日の予報では、さいたま市は終日晴れマークになっていたが、豈図らんや。
・普段は、専ら文化公園・城址公園と緑の多い区域を散歩しているが、今日は郵便局に用事があったこともあって久しぶりに街中方面に向かう。
郵便局・ダイソー(ここでコピー&クレヨン購入)を経て真福寺方面(参照)、ここからは再び緑地指定地域に指定され、1~2町歩程度の畑も散在
している。帰ってから俯瞰図を見て納得がいったけれど、歩いている最中は、途中からどこをどう歩いているか分からなくなってしまい、城南小
学校の脇を、本来は正門前から北側に曲がるべきところ、東側に通りすぎてから曲がったお陰で混乱して、元きた道に戻ってしまった。どうも
空間認識が、少し怪しくなったのかしら。お陰で一万歩程度/1時間40分ほど歩き回った。
・16号バイパスの北側には、中々良い田園地帯が、未だに残っており、特に柏陽中から正蔵院・浮谷地区などは散歩するに良さ気な処だ。
・18時過ぎには、とうとう雨が降り出す。

・高脂肪食ないし低炭水化物食に対する反対意見⇒「日本人は肥満に弱い その5主食を食べない糖尿病治療」(参照
・「糖尿病治療に低炭水化物食は是か?非か?」⇒ドクター江部さんのディベートセッションの報告(参照)、
「糖質制限食批判の根拠として引用されているDiabetesの論文について」(参照
参考:1.脂肪肝に関連して、「非アルコール性脂肪性肝疾患における炎症の進展」(参照
2.「脂質異常症の食事療法」(参照
------------------------------------------------------

2011年1月は何をやってた??
[PR]

by agsanissi | 2012-01-23 10:18 | 日々雑纂
2012年 01月 22日

日々雑纂

・昨日は終日小雨、18㍉前後、気温は3~4度、一昨日から同じような空模様。今日もまた同じか。過去30日間の降水量で見ると、太平洋側の
渇水状態は、北東北の沿岸部を除いて、ほぼ解消しつつあるか。
・午後雨の予報、午前中、3日ぶりの散歩に出る。予報に反し薄っすらと晴れ間、レーダーアメダスでは雨域は抜ける、次の低気圧が接近して
いるが、北側にそれるか早くとも夜遅く。今週の運動不足を取り戻すべく再び散歩に出る。次いでに図書館から借りた【異所性脂肪】のコピーを
取る。120頁で3800円、全部のコピーをとっても300円だからね、到底、買う気にはなれないな、しかもこの手の研究論文集は結構、繰り返し
が多い。

◆異所性脂肪
・ちょっと気になっていることがある。別段、「気に病む」という意味ではなく、「ちょっと注意して調べている」という意味だ。食物から摂取する脂肪
と身体の脂肪の関係だ。脂肪の摂取量が多ければ、肥満になるわけではないし、体脂肪率が高くなるわけでもない。あくまでもエネルギーの
収支バランスがポイントで、支出より収入が多ければ(身体の預金は)、その収入源がなんであれ脂肪として蓄えられる。こんなことは常識じゃ
ないかと思っていたが、「必ずしもそうじゃない」ということは、この問題をめぐって未だに論文やら著作物が沢山出ていることを見ても伺われる。
・バーンスタイン医師は、(前にも引用したことがあるが)「脂肪を摂ることがあなたをあなたを脂肪太りにするという誤った議論は、〈トマトを食べ
れば赤くなる〉と云っているのと同じ程度の科学的論拠である」と喝破している。
・しかし「栄養バランス」の観点から脂肪摂取量は総カロリー摂取量の20~25%以下に抑えるよう推奨されている。日本糖尿病学会の推奨
する「食事療法」では炭水化物60%、タンパク質15~20、脂肪20~25となっている。僕は、いろいろ試行錯誤のすえ、血糖値管理を最重視
すれば炭水化物は20~30%に抑えるほかないと考え、実際そうしている。最近は、いちいち計量してないが脂肪の摂取量は結果的に30~40
程度になっている。血糖値管理の視点からは、それで良しとして、果たしてこれで他のリスクはないのかどうか、それを考えている。
・一つは「高脂肪食は食後高血糖を抑制する点では動脈硬化を抑えることが考えられますが,食後脂質代謝異常によって,トータルで動脈硬化
を進展させている可能性があ
ると言えます
」(参照)という指摘。同じことは「食後高血糖のみを危惧する余り低炭水化物食を奨励することで食後
高TG血症を引き起す
ことが、実際には動脈硬化をより促進させてしまう可能性がある
」(12/01/11「低炭水化物食への一つの懸念ないしは
忠告」参照
)とも指摘されている。
・二つ目は、最近新たに注目されている「異所性脂肪」に関連して、骨格筋細胞内脂質の増加及び肝脂肪の蓄積とそれに伴うインスリン抵抗性
の問題。「異所性」脂肪というのは、皮下脂肪や内臓脂肪のような脂肪組織以外の「本来あるべきでない場所」に過剰に溢れ出した脂肪という
意味(と、僕は理解している)で、肝臓や骨格筋、心臓その他の臓器の周囲等々至るところに付着しているようだ。
・で、問題は日本人(ないしアジア系住民)は、遺伝的に皮下脂肪や内臓脂肪の収容能力が低いのか、肥満でないにもかかわらず「脂肪肝」の
割合が(欧米人に比べて)高いことがひとつ。次に骨格筋細胞内脂質に関して「2 型糖尿病では,非肥満の状態でも骨格筋細胞内脂質は健常
者の約 2 倍と筋細胞内は“肥満”状態となっており,インスリン感受性も健常者の約50%しかないこと
」「長距離ランナーにおいて,たった3 日間
の高脂肪食は骨格筋の細胞内脂質を倍増
させ,その変化量は,極めて個人差が強いこと
」(参照)という指摘があること。
・但し、「異所性脂肪」が、皮下脂肪や内臓脂肪の過剰蓄積に先立って蓄積されることはなく、その意味ではあくまでも脂肪の過剰蓄積が大前提
としてある。
関連する余談
・Googleで「異所性脂肪」と検索すると約57万件ヒットする。NHKでの放送が話題になっているらしいが(参照)、この紹介にある
「肥満=病気」という従来の常識が大きく変わりつつあります。
肥満の原因として皮下脂肪や内臓脂肪が挙げられますが、「太っている」「やせている」
に関係なく、誰でも蓄積する第3の脂肪「異所性(いしょせい)脂肪」の存在です。

との解説、また《NHK追跡!AtoZ3月6日放送【「肥満は悪くない!?」太らずたまる悪玉脂肪》との表題は、多分、曲解か誤解に因るものだろう。
・ちなみに「異所性脂肪」でGoogleSchlarの検索にかけると、わずか14件しかヒットしない。しかも内容も読める論文はたった1件だけで、ほかは
表題だけ、要約(Abstract)もついていない。一方、「ectopic fat」でWeb全体で検索すると約3150件ヒットし、その全部は見てないけれど、
ほぼ必ずAbstractがついており、相当量の論文はWeb上に全文公開されている。はっきり云って、日本語で検索される57万件は屑ばかりで
読むに値しないと見なしている。

------------------------------------------------------

2011年1月は何をやってた??
[PR]

by agsanissi | 2012-01-22 10:36 | 日々雑纂