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農のある風景/作業日誌/ようこそ!!荒木農場へ

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2013年 09月 11日

二週ぶりに芋掘り

先月29日以来、約二週ぶりにジャガイモ掘り。
30日以降、断続的に雨続き。トータルで60ミリ程度の雨だが、
しっかり土に浸透し、表面は乾いたものの、内部はじっとり重い
土に変わっている。
おまけに二日連続の晴天は9日・10日の一回きりで、太陽は
既に真夏の強烈な陽射しには程遠く、早秋の気配。

作業には快適とはいえ、乾いていれば何のことはない雑草も、
ゴテゴテと粘りつく泥とともに、芋にも・収穫機に土とともに絡み
付き、収穫作業は難航する。

それでも何とか、4時間程度で約4トン強のジャガイモを掘り取る。
キタアカリは、今日一日で掘りとり完了。

明日は、圃場を替えてワセシロ掘りを予定するが、朝から雨の
予報に変わる。毎日、コロコロ変わる週間予報だが、いずれ気圧
の谷が通過するため晴天は望めそうにない。

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# by agsanissi | 2013-09-11 21:21 | ジャガイモ
2013年 09月 10日

ダイズの殺菌防除

先月30日以来、雨がちの天候が続いている。
今日も、ほんのいっときだが、昼前後に黒雲が急激に広がり俄雨が降ってきた。
その後は急速に晴れ間が広がり、雨の影響はほとんどない。
とはいえ、この12日間に雨が全く降らなかったのは4、6、9日の三日きり。
しかも、もう真夏の太陽のような陽射しは望めず、畑は中々乾かない。
そんなわけで、ジャガイモ掘りは29日を最後に中断したまま。

そんな合間に、今日はダイズの紫斑病防除に殺菌剤を散布した。
一般に開花後20~30日の若鞘期の防除が勧められている。
今年の開花は、概ね8/15日前後。今日で25日前後で鞘は付いているが
実(豆)は未だ入っていない状況。

ちょうど、防除適期かとみた。
草丈は、僕の腰高よりはやや高め。
今年は、気象条件がダイズに適していたのか、かつてないほど揃いがよく、
元肥ゼロにもかかわらず、生育は極めて旺盛とみた。

ダイズの殺菌防除_c0048643_22182598.jpgダイズの殺菌防除_c0048643_2219256.jpg











とはいえ、実際に畑の中に入って(トラクターで)”個別”に見ていくと、いくらか
不揃いも目立つし、処々、動物の獣道のような曲折した”通路”のような跡さえ
見られる。
昨日は、東6の畑をトラクターで走っていると、畑内で寝ていたのか、物音に
びっくりした日本鹿(腰高がちょうどダイズの高さで、そこから頭ひとつ飛び出し、
更にその頭の上に1メートルほどの立派な角を生やした雄鹿)が、急旋回して
逃げ出していった。
今日はまた、どんな動物だか、姿はほとんど確認出来なかったが、狸のような、
狐のような、アライグマのような、そんなものが大慌てで逃げ出していった。
こうしてみると、姿を隠すに絶好のダイズ畑は、各種動物にとって食糧宝庫の
理想郷なのかもしれない。
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# by agsanissi | 2013-09-10 22:32 | ダイズ
2013年 09月 01日

機械整備/続

30日以来、量は少ないものの雨が続いて、日照もゼロ。
畑の土はサッパリ乾かず、すっかり様変わり。
今日も、昼前から濃い霧が入り、やがて霧雨に。
アメダス記録では、雨量ゼロが続いているが、黒崎はすっかり雨模様。
和野山は、幾分、乾いており、普代まで下ると道路は乾いている。

◆JD6300
・ファンベルトの交換だが、取り付けようと色々やってる内に、
ベルトの位置とテンションプーリーの位置が微妙にずれているのに
気づく。ベルトの切れた原因はこれだなと思って、あれこれ操作している
うちに、プーリー部分がポロッと外れて抜け出てしまった。
結局、アッセンブリ交換。
なんで、こんな複雑な構造にする必要があるのか(微妙な振動吸収のため?)
これ一個で6万円とビックリするような値段。
機械整備/続_c0048643_2041383.jpg


トラクター本体には、こんな具合に取り付けられて
ファンベルトを張っている。

機械整備/続_c0048643_2050469.jpg



◆ユニック
・以上でトラクターは見通しがついたので、
今度はユニック。
 特にどこと言って悪いところはないが、
言ってみれば生活習慣病のようなもので
日頃の不摂生が溜まって、至るところに
軋みがでている。
「こんなボロでも、無くなったら、とんでもない苦労をするな」と
「親孝行、したいときには親はなし」なんてことにならないようにと反省して
セルモーターを始め・ファンベルト・フィルター類など総点検。
 一通り点検を終えて、エンジンをかけてギアを入れようとしたらギアが入らない!
エンジン停止の状態では軽くギアが入るのに、エンジンを掛けた状態では
バックにしかギアが入らない。クラッチ系統は何も触ってないのにおかしいなと
思いつつも、ユニックはひとまず置いて、今度はユンボの修理。

◆ユンボ
・「よく次々と整備や修理があるな」と思いつつも、僕の農作業の半分近くは
機械いじりをやったり、機械操作をやったり、機械屋みたいなもんだと割りきって
いる。
・ユンボは、ラジエーター系統の不具合が続いている。血管がボロボロになって
いつどこが破けるか心配という状態で、抜本的対策はラジエターを交換するしか
ないが、最も損傷の酷い処を切り取って塞いで使っている。
・オイルを抜き取って、塞いでみたりもしてみたが、滲みだすようなオイル漏れを
完全には防げず、補修を繰り返している。
・オイル系統の修繕をしている内に、今度は水系統のほうまで傷つけてしまって
ラジエター液が全部抜けてしまった。数ヶ月放置した後、再度、水系統のほうを
試してみたところ、不思議な事に漏水は収まっていた。
・狐につままれたような気分だが、取り敢えず結果オーライトばかり用心に
ラジエター漏れ防止剤を混入して試運転。さてどうなることか??

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# by agsanissi | 2013-09-01 21:43 | 機械類
2013年 08月 31日

機械整備

昨日は、多少まとまった雨が降って、しかも日照時間はゼロ。
畑は乾かず、一方、当面の出荷予定は来週分まで掘りとってしまった
ので、やや一息、安堵。

一昔前(10年前となると”一昔”だな)だと、一週間くらい連日芋掘りを
やっても何ともなかったけれど、最近は、たとえ細切れ作業でも三日も
連続すると、多少、息切れがしてくる。
こんな時は、初めて自分の年齢を実感する。
人それぞれにしても、歳相応の働きを(いい意味で)考えなければだな。

そんなわけで、今日はのんびり構えて溜まっていた「機械整備」に切り替え。
◆JD6300
・まずはトラクター、23日に突然エンジンの警告ランプがつく。畝の途中で
掘りとり中止というわけにも行かず、取り敢えず一畝堀り終える。
発電関係のランプも付いているので、ファンかダイナモとあたりを付けて
エンジンルームを開けてみる。
この部分のファンべルトが、千々に乱れて巻き付いている。
ちょうど一年前に交換したばかりなのに「おかしいな」と思いつつ、
取り敢えず注文。あいにく金曜日夕刻。早くとも火曜日、27日の午後までは
諦め。芋掘りは、トラクターを交換して対処。
機械整備_c0048643_5401261.jpg機械整備_c0048643_5413058.jpg











初めて交換した時には、どこからファンベルトを入れたものか分からず往生した。
最近は手慣れたもので、丸印のボルトを4本外してファンをフリーにして、
その隙間から挿入する。
分かってみれば、「当然」のようにも思えるが、分からぬ時は、いろいろ迷いが
でて、まさに暗中模索、迷って、とんでもない部分のボルトを外したりする。
「人生も同じかな」とも思ったりする。
ところが、このボルトの位置が悪くて通常の工具ではボルトの頭にレンチが
入らない。ちょっと安物の工具を余分に買って、切ったり貼ったりして”専用工具”を
手作りして対処している。

機械整備_c0048643_5513958.jpg

# by agsanissi | 2013-08-31 05:43 | 機械類
2013年 08月 30日

作業状況

16日以降、殆ど連日のように雨が降っている。
終日、全く雨の気配がなかったのは21,28日の二日間だけかな。
昨日も15時頃から芋掘りをやろうと、トラクターを収穫機に取り付ける際に
ちょっとトラブルが合って、半時間ほどゴタゴタやっている間に、
やっと取り付けて「さて開始しよう」という時に、パラパラときて「おや!?駄目か」
とおもいきや、雨雲は静かに通り過ぎました。
本格的な雨降りになったのは19、20、22、24日と今朝。
特に24日は、僅か10分ほどに8-9ミリのたたきつけるような雨。

そんな中でも、カラカラの乾燥状態が解消されて掘りとりには
支障になるどころか、かえって好条件とも云えそう。
短時間の細切れ作業ながら16、17、22、23、25、26、28、29日と
掘りとりをやって、西11の畑の、ほぼ8割程度は掘り終わったかしら。
大事なポイントは、細切れ作業が出来たという点ですね。

以前は、こういう細切れ作業が出来なかったのは
収穫機上の作業に4人の作業員が必要で、掘りとり作業だけを専業で
やっている場合には1時間、2時間だけの作業というわけには行かず、作業員も
1人か、2人だけというわけにも行かず、結局、作業条件の最良の時に
一挙に掘り取るという「形式に縛られていた」ために細切れ作業ができなかった。
一昨年、収穫機上に作業員を載せずに試験的に運行して以降、
掘りとり作業と粗選別作業を分離して(時間的にも空間的にも)、要するに
一旦掘りとったのち、粗選別作業(泥や腐れ、その他の製品外との選別)は畑か
室内で「別に」やるようにしてから、作業幅に余裕ができ、それとともに僕自身の
考え方にも幅ができて、いわば従来の軽い”呪縛”が解けて、考え方にも
柔軟性が持てるようになったお陰ですね。
特に、今年の気象条件が良かったというより、気象条件に柔軟に対応出来る
だけの主体的な柔軟性が、やっと持てるようになったということかしら。

結局、「何々はこういうもんだ」という決め付け(は、僕はしないけれど、
それでも時に、無意識の思い込みに囚われているもんですね)が、自分の
行動を縛ってしまう制約条件に成りますね。”無意識”というところが、意識的
でないだけに、気づきにくい分だけ、いっそう厄介ですね。

岩手生協さんには、この数年、思うような掘りとり作業が出来ず、
特に去年は、史上最低の出来作で大迷惑をお掛けしてしまったけれど、
今年は、多少はその挽回は出来たかしらと、いまのところ、やや安堵状況。

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# by agsanissi | 2013-08-30 08:54 | ジャガイモ