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農のある風景/作業日誌/ようこそ!!荒木農場へ

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2009年 05月 16日

サブソイラー

2.7度/14.1度、日照11.2時間、この時期としてはやや冷え込みがきつく、霜注意報が出される。
終日曇の予報が出されていたが、広く高気圧に覆われ、やや雲は多めで、霞に覆われたごとく陽射しは
弱めながら日照時間はたっぷりあった。

短根ゴボウの播種準備で東8にサブソイラーをかける。
トレンチャー耕には心理的な負担があって、この10年以上使ったことがなかった。
心理的負担の中身を解析すると
1.1メートル以上の深さを支障なしに掘り返せる圃場が少ない上、土目が悪いことが第一の絶対的条件
2.トレンチャー耕の「亀の歩み」(時速600メートル以下)が退屈で、耐えられないこと
3.このスピードで、まっすぐに走行するのが至難の技なこと
ということになるか。

短根ゴボウでは、深耕の深さがせいぜい50-60センチで、第一の悪条件は大幅に改善される。
最初はサブソイラーで土を切るだけでゴボウを播種できないかと考えてみたが、これは到底無理のようだ。
しかしあらかじめサブソイラーをかけて、その跡にトレンチャーをかけるという発想で2と3の心理的負担が
解消された。
いままでに東6と5のジャガイモ播種後の空いた部分に16本ほど(総延長2.5キロ余)トレンチャー耕を
かけてみたが、やや退屈するものの、心理的負担は消えた。実際に掘ったうち(短根ゴボウの播種に)使え
そうな部分は半分程度しかないが、長い目で見れば土壌改良にはつながると考え、積極的にトレンチャー
耕をかけることにした。

サブソイラー_c0048643_22522667.jpgサブソイラー_c0048643_22531153.jpg
そんなわけで、まずはサブソイラー幅(150)を
トレンチャー幅(130)に合わせ、60センチ程度
の深さでサブソイラーを引っ張る。これは時速
2-3キロ程度。

by agsanissi | 2009-05-16 22:56 | 作業メモ


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