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農のある風景/作業日誌/ようこそ!!荒木農場へ

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2009年 09月 19日

現代版「焚書」?!

時事ドットコムのForesightコンテンツにどこへ行った農政「民主党の理念」参照)が載っている。
表題とどういう関係があるのか分からないが、こんなことが書いてある。
・「組合員には出来るだけ読ませないように」
今年の早春、農協(JA)のヘッド・クオーターである全国農業協同組合中央会(全中)が、ある本を「禁書」に
指定した。一月に出版された『農協の大罪』(宝島社新書)である。
・民主党のマニフェストにはこうある。「官僚丸投げの政治から政権党が責任を持つ政治家主導の政治へ」
「各省の縦割り省益から官邸主導の国益へ」...
・著者の山下一仁・経済産業研究所定石研究員は、二〇〇八年に農林水産省を退官したばかり。農政の
裏側を知り尽くしているだけに、同書で農水官僚、JA、自民党農林族のもたれあい、すなわち「農政トライアン
グル」の内実を鋭く批判し、とりわけその矛先は、農家に割高な肥料・農薬・資材を売りつけるなど、農業の
強化につながらない組織の利益を最優先するJAにむけられた。


最近は、こうした協同組合ならぬ、ギルド的囲い込みは急速に掘り崩されている。(ギルド的囲い込みに
ついては、08/02/27に「閉鎖的ギルド社会」で、簡単に触れたことがある。参照
ネット販売を通して、割安製品を比較できるし、従来は農協販売には無利子の付払いが出来るという利点が
あったが、最近は数ヶ月で収穫期に関係なく容赦なく利子をつけてくる。一方、コメリなどはアグリ・カード(参照
を発行し、会員には年一回の収穫期払い(無利子)などのサービスを導入している。
自民党と同様、過去の利権構造の上に胡坐をかいていれば、足元から 掘り崩され、覆されていく。
このような社会的変化が、自民党政治の敗北をもたらす底流となったと見てよい。

by agsanissi | 2009-09-19 07:27 | 参考記事


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