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農のある風景/作業日誌/ようこそ!!荒木農場へ

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2011年 02月 01日

日々雑纂

歴史人口動態学:幼児死亡率、ルイ14世治下のフランスはたて続けに襲ってくる食糧危機で、「偉大な世紀」の幼児死亡率は耐え難い
ほどである。この時期のフランスの赤ん坊千人のうち、約250人は満一歳未満で死んでいる。反対にイギリスは、...その率は全体的に
云って千人中二百人以下と、フランスよりはるかに低くなっている。従って、工業化以前の時代から英仏の人口システムは、死について
も、また風俗習慣についても、大変対照的なものだったのである。イギリスでは、かなり少ない人口、比較的低い死亡率、既に広まって
いる避妊、より自由な慣習、より遅い結婚(フランスは全てその反対)。アナール派のラデュりの「新しい歴史」96.pから。
・本書の解説に東大史料編纂所の黒田教授は、ラデュりの歴史叙述に比べて日本史叙述は、いろいろ新機軸も打ち出され、工夫も
積み重ねられてきてはいるが、依然としてその基本的枠組みは旧態依然としており、「(日本の)歴史家たちは、そのことに慄然とすべき
なのではあるまいか」同322.pと書いている。⇒この知的保守性は、果たして歴史家だけのものなのか??

インスリン拮抗ホルモン、またアドレナリン:短時間の激しい運動は血糖値を上昇させるかも知れないが、長時間の運動は血糖値を
低下させる。E・P・ジョスリンの名言「バスに乗ろうと100メートル走るな、一マイル(1.6キロメートル)走れ」、「糖尿病の解決」160.pから
⇒実際には、かなり個人差があると見るべき(参照、「運動と血糖値と暁現象」、ドクター江部の糖尿病徒然日記」)。従って、運動の程度
と時間帯を変えて、1時間ごとの血糖値の推移を測って、食事・インスリン反応・運動量・血糖値の推移を推定してみる必要がある。
・「短」時間と「長」時間の相対的長さの比較を正確に理解するには、運動と糖代謝の関係を正確に理解する事が前提。
プラス、自分の「インスリン反応」のパターン

鉄火味噌、普代の年輩の方に聞いてみるが「鉄火味噌」は知らないようだ。もともと、どこの地方の郷土料理なのか、味噌と大豆があれば
作るもんだと思っていたが、そうでもないようだ。「聞き書き・ふるさとの家庭料理」第16巻「味噌・豆腐・納豆」には、東京と山梨の鉄火味噌
を紹介してある。
・東京は、味噌・砂糖・醤油を練りあげて、これに茹でたゴボウと固めに煮た大豆を加えて油炒りして混ぜあわせるとか。一方、山梨のは
ゴボウ、人参、ネギを炒め、味噌と砂糖で味をつけたものだとか。これだとイメージとしては野菜炒めを味噌で味付けした感じ。僕自身の
鉄火味噌のイメージは、東京の豆味噌か千葉や長野の油味噌として紹介してあるものが近い。東京の豆味噌と千葉の油味噌は殆ど
同じつくり方で、大豆を油で炒ってから、水を少し加えて、軟らかめに煮てから砂糖と味噌を加えて焦げ付かないように練り上げる。
・「日本国語大辞典」には「きざんだ牛蒡(ごぼう)・唐辛子・大豆などをまぜ、胡麻油でいためてから味噌を加えて練り合わせたなめ味噌
とある。人情本・春色恵の花〔1836〕からの引用が載っているから、江戸時代からのもののようだ。随筆・皇都午睡〔1850〕からの引用
には「東都にて味噌の中へ種々の加薬の入しを鉄火味噌と云は京摂にて諸味の中へ大根など切込しを泥坊漬と号るに同じ」とあるから
関東以西の料理のようだ。砂糖を加えるのは、余程、後の時代のことで、最初は「味噌と唐辛子」の味付けが中心だったか。
・「泥坊漬」というのが、いかにも面白い命名なのでGoogleで検索してみると、飛騨高山・めしどろぼう漬というのが出てくるが、飯泥坊
したくなるほど美味しい付け合せという意味のようだ。「赤かぶら、大根、のざわ菜、きゅうり、しそ、しょうが」を刻み塩漬けした漬け物」という
から、現在の鉄火味噌とはいかにも縁遠いようだが、諸味漬けから派生したものかも知れない。
・それにしても「鉄火」は、どういう意味か?鉄鍋で炒め、唐辛子のピリっとした辛味を「鉄火」と表現したのだろうか。

日本の食文化の骨格をなしてきた食材はなんだろうか?米と味噌・納豆・豆腐と云いたいところだが、一万年というスパンで見るとなに?

仮想現実、「ロケットニュース24」(参照)に「Twitter、Facebook、 mixi。現在これらのソーシャル・ネットワーキング・サービス(以下、
SNS)を利用する人は多く、今や私たちの生活に欠かせない重要なコミュニケーションツールのひとつだ。
しかし、そういったSNSが私たちの人間らしさを奪っているとすれば、あなたはどうするだろうか? そう警告するのはマサチューセッツ工科
大学のシェリー・タークル教授。先日、SNSの危険性などを記した『Alone Together(一緒だけど、一人)』という彼女の本が出版され、
現在注目を浴びている。彼女はその本の中で、SNSが私たちを現実世界から遠ざけ、現代の精神異常を生み出していると訴える。
」という
記事が載っている。この逆説的事実を象徴するに『Alone Together』という題名が、いかにも秀逸だ!!

今日のウォーク、69分/370Cal(5.36Cal/分)、HR109/130、心拍数を120まで上げるには、かなり速歩、気持ちとしては殆ど飛ぶよう
に歩かないといけない。一昨年の冬は、とてもこの速さでは歩けなかった。120までは何とか、僕の心臓も耐えているが、これを超えてくると
現状では、ちょっと喘ぎ気味になる。朝の下半身の筋トレと併せて91分/457Cal。

by agsanissi | 2011-02-01 08:55 | 日々雑纂


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