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農のある風景/作業日誌/ようこそ!!荒木農場へ

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2012年 02月 23日

日々雑纂

・明け方から雨、前線を伴った低気圧の中心は今夜三陸沖40度線付近迄北上の見込み、日中いっぱいは雨か
・前線は、予想より東寄りに進んだのか、昼過ぎには晴れ間も現れる。
・新たに逆立ちと竹踏みを入れる。逆立ちは、何年ぶりか。昔は、時々やっていたが、いつしかやらなくなった。数日前、眠気がして横になる
代わりに、ふと思い立って逆立ちをやってみた。ちょっとスッキリ。起きがけのヨガポーズに取り入れることに。今はユックリ百数えるまで。
・今は日々雑纂に何でも突っ込んでいる。「雑纂」だからそれで良い。ちょっと困ることもある。最近は、自分が前に書いたことも忘れてしまう
ことがある。一々検索して確認するのも煩わしい。「雑纂」とカテゴリー分けの両方に書いておけば良い。昔々、所謂「京大カード」なんぞを
使っていたときは、分類に困ったときはすサブカードを作ってメインカードを参照できるようにしておいた。その方式だ。今ならコピペで簡単に
何枚でもカードを作れるようなもんだ。
・雨で、散歩はなし。いろいろ思案し、思案しながら書く(というより書きながら思案する)時間が、雨で誘われる。
◆以下は、そんな事で書き始めた。
・当面、農作業関係、糖尿病・心臓病(もう少し広く医学関連かな)、これが二大テーマだな。新たに政治的問題・これは「ミミズの寝言」の
中に一括して入れるつもりだが、ちょっと真面目にというか真剣に考えてみようかと思案している。所詮は「ミミズの寝言」だけれどな。
・語学;今年は漢文・漢詩を本格的にやることにした。中国語とも考えたが、中国語より漢文のほうが、当面の僕にとっては実用的。漢詩は
まるでやったことがない。唐詩選、杜甫くらいは通読したことがあるけれど、それくらい。片言隻句は頭に浮かぶが、この歳になって初めて
漢詩がしみじみと分かるようになったかな。加えて【史記】、特に列伝を読み込む。これは武田泰淳の【司馬遷伝】を改めて読み返してみて
司馬遷が心血を注いだ”歴史”ないし記録から、何を汲み取れるか、一度は真剣に対してみる必要があるかなと思った次第。尤も、そういう
意味では、歴史に残る傑作は多かれ少なかれ、その一面がある。
・この歳になると、残る生涯に読んでおくべき本は何かが一番の問題。「速読」なんぞは以ての外!そんなものに使っている時間はない!
・歴史は、ギボンとモムゼンのローマ史、史記、それにブローデルとウォーラーステイン、少なくとも今年一杯、これと真剣に格闘する。
・マルクスのいわゆる「発展段階論」=スターリンの云うところの史的唯物論は、四十年近く前に”卒業”した。卒業した後、それに代わる
何らかの史観を持ったかというと、史観よりも諦観のほうが先にたってしまって、人間に向きあうより自然と向き合う道を選んでしまった。
今になって、それを些かも悔いてはいないけれど、改めて考えることは自然観を根底に持たない歴史観なり・人間観なりは危うい、という
こと。その意味では、この歳になって【華厳経】は初めて読んだけれど、これは凄い!!
・いままで僕は、経典なんぞ読んだことはなかったけれど、三國連太郎の【白い道】をキッカケに歎異抄、教行信条、華厳経と正法眼蔵の
所々を拾い読みしたけれど、余計な夾雑物を取り去ってみれば、これはライプニッツ、ヘーゲル、カント、ロックなどの西洋哲学に匹敵する
世界観だと認識した。そんなことから歴史を、乃至歴史を通して自然と人間を見直し、自分なりの世界観を改めて見直す気になった。
・「世界観」という言葉を、僕が初めて聞いたのは、今でもはっきり覚えているが十歳の時だ。トルストイの【人生論】を読んでいたら、六歳
上の兄貴が「人生観なんて狭い了見じゃ駄目だ。世界観をもって生きなきゃ駄目だ」と決め付けるように言い放った、それが最初だ。
・以来、いつもこの言葉が頭のどこかにあって、折に触れて考えてきた。「世界観をもって生きる」とはどういうことか、ほんとうの意味で
腑に落ちたのが何歳の時かは覚えてないけれど、12歳から30歳頃までの約20年間は明確な世界観を以て生きていたことだけは確かだ。
その「世界観」がガラガラと音を立てて崩れてしまって(その時は、何かの啓示を受けたような夢を見た。残念ながら、それに代わる世界観
の啓示は受けなかった)、諦観だけがあとに残った。
・諦観を諦観のままに放置し、安易に自然と向き合うことで済ましてきたところが、凡の凡たる由縁だろうな。
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2011年2月は何をやってた??

by agsanissi | 2012-02-23 06:23 | 日々雑纂


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