2006年 05月 14日
湿害のことを書いたけれど、逆に土壌が乾きすぎていても、また播種深さが 深すぎても出芽率は悪くなる。 ダイズは、含水率が50%を超えないと発芽しないから、畑が乾き気味の時 には含水率を高める予措をしておくことが有効だ。水洗いする程度の水に 浸して、余分な水を捨てて自然乾燥させれば、15%前後になるし、これを 2度ほど繰り返せば20%前後になる。 機械播種の場合は、水分が高すぎるとダイズの損傷率が高くなるが、15% 程度であれば、ほとんど問題はないと思う。 いずれにせよ、過乾燥に対しても、あるいは急激な降雨による湿害に対して も、どっちの場合にも備える意味で15-20%程度まで含水率を高めておく ことが、出芽率を高めるには有効だ。 一方、播種の深さは7.5センチ以上になると出芽不能の割合が急激に増加 することが分かっており、また深さ3センチ、9センチの出芽率は各々88、33 %というデータもある。(「作物の生態生理」から、養賢堂)
by agsanissi
| 2006-05-14 21:34
| ダイズ
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