2006年 06月 22日
たまたま、同じ4/29に別々の人が播種した三通りの男爵芋がある。 左の施肥量は分からないが、この畑は雑草の出方や履歴から考えて、かなりの肥料分が ある。ここに堆肥と化成肥料を散布してから播種している(メークかも知れない)。 茎葉の伸び方から見ると、右の写真と同量かやや大目ではないか。この人は、去年も同じ 場所にジャガイモを植えたが(なぜ広い余地があるのに同じ場所に植えるか理解できないが) 収量が上がらなかったため、増肥したのではないかと推察する。 茎葉が繁茂しすぎで、下葉まで光が通っていない。 右の写真も茎葉の繁茂のし過ぎで、光が通っていない。また茎葉が茂りすぎて培土が間に 合わず、浅いままだ。二日前に「培土をしたほうが良いかどうか」相談を受けたけれど、管理 機ならまだ出来ないことはないし、茎葉を傷めるけれど、茂りすぎだからある程度殺したほう が良いし、培土による障害より、培土しないことによる害のほうが大きいと応えた。 施肥量は、窒素分で20キロ/反。これは、僕の使っている播種機を使って施肥だけ行って、 その後管理機を使って溝をつけ、芋を手播きした。使っている肥料が違うので施肥メモリを 調整しないと窒素分が「僕の二倍以上になるよ」と注意したけれど、調整が面倒だとそのまま 施肥した。そんなわけで施肥量は正確に計算できる。 最後に、これは僕のジャガイモ畑。 草丈は、前二者に比べ10センチほど低く、 光はスッキリ下葉まで通っている。 施肥量は、窒素分で10キロ弱/反。 どれも花蕾ができるかできないかという時期で、今週後半から来週初めに花が咲き始める。 これから10日から二週間で茎葉の最大期を迎えるが、気温の上昇とともに窒素分はさらに 効き目を発揮し、前二者は倒伏の危険も出てくる。 ご存知の方も多いと思うが、ジャガイモは茎葉が茂りすぎになれば、小芋がゴロゴロつくだけ で、決して収量は上がらない。肥料を増やせば茎葉の茂りは良くなるが、程よい生育を図らな ければ芋の育成にはつながらない。
by agsanissi
| 2006-06-22 00:49
| ジャガイモ
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