2006年 07月 06日
今日は、明け方のほうが気温が高く、その後下がってきた。最高気温は17.8度で朝の 8時台に記録し、その後は15度まで下がる。結局、今日も終日雨で21時現在12ミリ。 ソバは、播種時期によって春ソバ、夏ソバといったり、収穫時期によって夏ソバ、秋ソバ と呼んだりする。生育適温は20度以上で、遅霜、初霜を避ければ、いつ播いても良いと も云われるが、概ね年二回が標準的。 鹿児島では、同じ種子で一年に三度播くことが出来るので「サンドソマ」といわれるとか。 さて、北緯40度の北東北ではどうか? 収量を問題にしないのであれば、5月初から7月末まで、いつ播いても良い。 しかしソバの旬ということで云えば、一般に云う「夏の土用入り」が最も良い。 僕の経験では、7月20日を挟む前後10日間が、この地域のソバ播種の最適期だ。 仮にM君と云っておこう。M君は、畑を効率的に利用し、小面積で最大収量を上げたいと ソバの二度取りに挑戦し、去年は数畝、今年は1町歩程度、春からソバを播いた。 これは4月22日播き。すでに70日以上経って いるが、丈は60センチ程度。6月中頃から花を 着け始め、今でも伸びている。 ソバは栄養成長と生殖成長を同時に進め、丈が 小さいうちから花をつけ、その後も伸び続ける。 しかしソバの結実率は低く、夏ソバの結実率は 一段と低い。要するに見た目ほどには穫れない。 処によっては「夏ソバ二十日」という俚諺もあるそうだが(実際にはそれほど早いの 喩えで、幾ら早くとも70日前後はかかる)、普代では6月-7月の平均気温が低い ため、夏ソバは90日、あるいはそれ以上かかる。しかもダラダラと長期にわたって 花が咲くため、早く結実したものは落ちてしまい、遅いものは未熟という状態が混在 し、完熟したものから集めるならいざ知らず、刈り取り時期がきわめて難しい。 そんなわけで夏ソバの収量は、秋ソバの5-6割もあれば良いほうではないか。 M君の去年の実績は、鳥害などもあって、播種量の1倍程度。要するに1キロ播いて 1キロ収穫したわけだが、そこから何を学んだのか、今年は1町歩にも拡大した意図 が僕には掴めないが、さて結果はいかに??
by agsanissi
| 2006-07-06 21:47
| ソバ/ナタネ
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