2006年 07月 14日
20.7/29.5度、日照11.5時間、週間天気予報では今日も曇りで傘マークが出ていたが、 そんなことはどうでも良い。朝からジリジリ照り付ける太陽で背中は本当にジリジリ音が 出そう。しかし麦畑を渡る風は爽やかで、こんな陽射しこそ麦刈りには相応しいと一向に 気にならない。 小麦には、まだ青みがかかっている。やはり 刈り取り最適期には一両日早いのか。黒カビ の付いたものが数粒見えるが、これは殆ど 問題にならない。 今日のこの陽射しで、水分は3-4%下がった はずだけれど、乾燥機にかけると29.9%と 出た。 今日のこの陽気では、慌てて刈り取って乾燥機に かけるより自然乾燥を待ったほうが能率的かも知れ ぬと、今日は二トンだけでお仕舞いにした。 麦殻にも黒カビはほとんど付いていない。例年では この時期、殻には点々と黒い斑点が付着して、時に は麦粒にも付着している。 陽気が、特に良かったわけではない。木酢液の効果 なのか、多少、半信半疑の面もある。 これは刈り跡だ。この後ストローチョッパーを かけてハローで処理するか、ディスクプラウ で処理してハローをかけるか、まだ決めてい ないが、いずれ直後にソバを播種する。 有機栽培、有機栽培と聞くと、俺は無機栽培 か?? と、ふと自問してみたくなる。 本来の畑作農業では、並みの有機栽培など足元にも及ばぬほど大量の有機物が投入 されている。有機農業・現代農業などとお手軽に二元的対立を云々する人等(参照)は、 この事実を多少とも認識しているのだろうか。 以前、ナタネすきこみ(参照)で計量したのと同様の 方法で、1平方メートル当りの小麦を根ごと全部抜き 取って、泥を落として計量してみた。 約5.5キロ、ナタネは1.83キロだったから、約3倍。 反当りにして5.5トン、麦粒を除いて(反当り収量は 300-350キロ程度か)、その全部がすきこまれるか ら、概ね5トン以上の有機物が投入されることになる。 C/N比は、ナタネに較べて当然高くなる。 この後、ソバを播種して、ソバの残カンを含めて年末にはプラウですき込むから、実際の 有機物量は年間で反当り6-7トンに達するだろうか。
by agsanissi
| 2006-07-14 19:33
| 小麦
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